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2026年01月30日18:55

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2026年K-POPシリーズ 第1回 IZONEからIVEへ。星団の再編を超えて ―― 6人のミューズがSYNKする「伝説の夜」2部作 前編  

<IZONEからIVEへ。星団の再編を超えて ―― 6人のミューズがSYNKする「伝説の夜」>

 2026年、極寒の冬を切り裂くような熱狂が、東京・渋谷のNHK放送センターから解き放たれようとしている。1月31日、音楽番組『Venue101』がそのステージを捧げるのは、K-POPシーンの至宝、そして現代の美学を牽引する6人組ガールズグループ・IVE(アイヴ)だ。

 「IVE LIVE SPECIAL」と銘打たれたこのスピンオフ特番は、プロモーションの枠を遥かに超えている。テレビカメラが映し出すのは、彼女たちが歩んできたデビュー4年間の軌跡である。人々が就寝を意識する土曜23時、失敗がきかない生放送において、自らの美をアップデートし、視聴者の網膜にその光芒を焼き付けるのか。今、全世界の視線が、この「伝説の夜」にSYNK(同期)しようとしている。

 目次
��. IVE:アイコニックな誕生と「完成型」への系譜
第1章 彗星の如きデビューと日本への上陸 IZONEからIVEへ
 (1)IZ*ONE出身の二人を軸とした結成秘話。
(2)IVE結成
第2章 音楽的革新とグローバルへの飛躍
第3章 日韓頂上決戦――証明されたストイシズム



��. IVE:アイコニックな誕生と「完成型」への系譜

 

 IVEは、スターシップ・エンターテインメントから2021年12月1日に1st ALBUM「ELEVEN」でデビューした。グループ名は「I HAVE」の略。コンセプトは「私たちが持っているものを、IVEらしく堂々と見せる」である。今回は彼女たちの歩んできた道程を、日本での活動を中心に振り返る。

TOP写真 Venue101 IVE LIVE SPECIALの宣伝
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     第1章:彗星の如きデビューと日本への上陸 IZONEからIVEへ

(1)IZ*ONE出身の二人を軸とした結成秘話。

結成時にはフレッシュな顔ぶれに、既に実績済みのメンバーが加わった。期間限定で結成されたIZONE(アイズワン)として一世を風靡したユジンとウォニョンを軸に、「既に完成されたアイコン」として堂々と振舞う。スターシップが秘蔵していたガウル、レイ、リズ、イソの「新しい個性の欠片」を SYNK(同期)させた。 既に日本でも馴染みのメンバーの存在から大ブレイクの最有力候補となる新人グループとしても太鼓判を押されたのである。

 IZONEとは、日韓合同の12人組アイドルグループだった。2018年10月29日から2021年4月29日まで2年半の期限付きで活動した。当初の予定から半年延びたとはいえ、ファンからは活動の終了を惜しむ声が耐えなかった。振り返ると同グループは、オーディション番組「PRODUCE48」によって結成された。100日間の練習期間を経て勝ち残った96人の練習生から、12人のメンバーが国民投票によって選ばれた。そのうち3名が日本人、既にHKT48で名を上げていた宮脇咲良と矢吹奈子、AKB48の本田仁美が、満を持して参加して、合格を勝ち取ったのである。

写真� �IZONEのメンバー 2019年1月13日ソウルより
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IZONEというグループ名は、「世界中のファンを中心に輝く12色(IZ)の星がひとつ(ONE)になる瞬間」という意味が込められていた。大編成グループにおいて、難しさが一つある。個々のパートが減り、ダンスの振りにおいてもメンバー同士の動きが重さって、判別がつきずらい。日本のアイドルグループのAKB48やHKT48は、センターのポジションを採用し、メンバーをランク付けることで、アピールをする。対してK-POPはメンバーの公平性を重要視する。12人のIZONEは、それぞれ流動的にポジションを入れ替えて、ダンスをハーモナイズをした。2007年にデビューした9人組「少女時代」が見せたように一糸乱れずシンクロナイズしたダンス(韓国語で「カル群舞」と呼ばれる)を再現したのである。

 日韓の音楽の架け橋と称されたIZONEは、活動終了後12人のメンバーはそれぞれの一歩を踏み出す。同グループに所属したウォニョンとユジンは、2021年12月にIVEのメンバーとして再スタートを切る。日本人の宮脇咲良は、一度HKT48に戻り、卒業を宣言して、ファンにお別れをした。2022年3月、キム・チェウォンと共に5人組ガールズグループ「LESSERAFIM」の一員に加わる。5月2日に1stアルバム「FEARLESS」でデビューした。日本人の矢吹奈子は、一度HKT48に復帰したものの、翌2022年10月16日の幕張メッセで行われた公演を持って卒業する。2023年初頭には所属事務所を退所し、フリーランスでの活動を公言した。一方で本田仁美は、AKB48に復帰後の2024年1月26日、パシフィコ横浜国立大ホール公演を持って、グループを卒業する。同年10月16日にK-POP界の新ガールズグループSAY MY NAMEのメンバー・ヒトミとして再デビューした。そのほかIZONEの元メンバーは、ソロ・シンガーや女優として引き続き韓国の芸能界に籍を置く。

写真�◆�2021年1月31日 音楽授賞式「第30回ソウル歌謡大賞」に出席。ウォニョン, ユジン, 宮脇咲良の3ショット
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IZONE時代のコンセプトを振り返ると、メンバーを一つ一つの星にたとえて、集合していく様を描いていた。実際宇宙に存在する星も当初は、近隣の星と重力によって一つの束になる。いわゆる「星団」である。短命の大質量星から寿命を終えると、星々は重力から解き放たれ、それぞれが固有の軌道へと動き出す。つまり解体していくのである。同じようにIZONEのメンバーも、一時的に一つにまとまっていたものの、2年半に渡った役目を終えて、それぞれ一歩を踏み出した。ペアとなった例は、IVEの一員として活動するユジンとウォニョン、LESSERAFIMのメンバーとなった宮脇咲良とキム・チェウォンである。新たな星系(ステラシステム)の中に溶け込み、それぞれの道で比類なき存在感を放つ。かつて一つの星団として夜空を彩った彼女たちは、今や別々の座標から眩い閃光を放ち続けている。

 


       (2)IVE結成



 写真��=2025年9月20日に撮影
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 メンバー表(写真左より上から順に記載)

・レイ     2004年2月3日生まれ   身長170cm
・ガウル    2002年9月24日生まれ   身長164cm
・ウォニョン  2004年8月31日生まれ   身長173cm
・ユジン    2003年9月1日生まれ   身長173cm
・イソ     2007年2月21日生まれ   身長165cm
・リズ     2004年11月21日生まれ  身長172cm


 注:日本国籍のレイを除き、他のメンバー5人は韓国籍。
 
IVEの結成に向けて、数年前から事務所スターシップ・エンターテインメント社による綿密な計画があった。事務所の関係者が、メンバー合流の経緯をオンライン芸能専門メディア「Dispatch」に明かしている。

2022年1月1日に公開された記事によると、メンバーがチームに加わった順番は「ユジン」→「ウォニョン」→「ガウル」→「レイ」→「リズ」→「イソ」とのこと。

最初にスターシップ入りしたのは、IZONE出身でグループのリーダー「アン・ユジン」である。

スターシップ新人開発チームの関係者は「ユジンは2016年に直接志願書を送ってきた。一目でよいフィーリングを持った」と打ち明けた。翌2017年に「チャン・ウォニョン」がスカウトされ入社する。

新人開発チームの関係者は「実姉の卒業式の会場で見た。すぐにラブコールをした。高い身長と可愛いマスクに惚れた」と12歳ならではの初々しい輝きに満ちていた当時の印象を語った。

2004年8月31日生まれのウォニョンは、3歳年上の姉が存在する。妹の人気にあやかり、姉であるチャン・ダアも女優として2024年に同社からデビューを果たした。

スターシップは、ユジンとウォニョンを軸にグループを構想し、ダンススキルや歌唱力のあるメンバーを加えた。



3番目に声がかかったのは、グループ最年長メンバーの「ガウル」。2017年4月「仁川青少年ダンス大会」予選会場でスカウトされた後、すぐにカメラテストをして、練習生として合流する。



次は日本人メンバーの「レイ」である。2018年4月に母国日本で行われた「LOENフレンズ・グローバル・オーディション」に参加。LOENは現「カカオM」。アニメの声優に負けない高くてハスキーな声を持ち味である。オーディションの審査員は個性的な声からグループの顔になると判断した。同年2018年5月に韓国に渡り、練習生生活をスタートする。



5番目の「リズ」は、2019年のスターシップ公開オーディションで採用された。新人開発チームの関係者は「リズは恥ずかしがりながらも自分を熱心に紹介する姿が印象的だった」と語った。



最後に、チームに合流することになったのは、2007年2月21日に生まれたマンネの「イソ」。2019年に、当時12歳だった彼女をデパートで目撃したと明かしている。

新人開発チームの関係者は「両親とショッピングをしていた。話しかけざるを得なかった。イソの目の輝きを忘れられない」と率直に述べた。自己紹介映像においてイソは、意気込みを示した。「私は15歳(韓国では数え年が一般的)、IVEのマンネ。MBTIはENFP」「休むことなく、あちこち歩き回るのが好き。私が一番好きな格好は、制服。楽なのが一番」-

自分の性格についても触れた。「よくふざけているけど、歌う時だけはそれなりに真剣。誰が聞いても『イソだ』という声が欲しい」「一番よく使う言葉は『いいですね』。イソのポジティブなバイブを感じてみて。いいよ」

スターシップに所属する前は、SMエンターテインメントの第1期キッズモデルとしてテレビに慣れていた。あどけなさが残る少女は、お姉さんメンバーに引っ張られ、世界を見据えるグローバルグループの一員として飛躍を遂げていった。

 写真��2021年時当時14歳のイソ 自己紹介映像の第3弾より
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 韓国の芸能界の特徴として、オーディションの主催や路上スカウトの二方向からダイヤの原石を探す。日本のようにデビューへ向けてすぐにGOサインを出すことはなく、あくまでも練習生としての採用にとどまる。プロのヴォイストレーナーやスタイリスト、ダンス講師の下で、鍛え上げられ、選び抜かれた逸材だけが、プロの大台へとのぼりつめる。実に競争が激しい世界だった。

コロナ禍を経て、ジャパンデビューは2022年10月19日、期待のグループとして大々的に注目される。その成果として、デビューシングル『ELEVEN -Japanese ver.-』は、2022年10月22日付オリコンデイリーランキング1位を獲得する。彗星のごとく現れたグループの成長を見込み、各種音楽番組からオファーがかかる。その成果として同2022年末「第73回NHK紅白歌合戦」に初出場した。日本のポップシーンにおける「不可欠なアイコン」へと昇華した瞬間でもあった。

 翌2023年2月に開催された日本初の単独ファンコンサートでは、5万7,000枚のチケットが即日完売。軒並み高身長のメンバーをそろえたグループは、長い手足を駆使して、柔軟な動きを披露した。彼女たちの快進撃は一過性のものではない。グループの骨格を担うユジンとウォニョンの後を追うように、マンネ(最年少)のイソが鮮烈さを増す。円らな瞳に、頬に刻まれる笑窪(えくぼ)を作る少女特有の無垢な輝きだった。硬質なダイヤモンドの中に宿る「プリズムの揺らぎ」のように、グループに柔らかな血通いを与えていた。今では、お姉さん達に負けずに凜とした佇まいでステージに立つ。あどけない少女から大人への階段を着実に踏み出していた。

  
 第2章:音楽的革新とグローバルへの飛躍

 2024年から2025年にかけて、IVEは初のワールドツアー「SHOW WHAT I HAVE」を刊行し、グローバルグループとして不動の地位を確立した。文化が異なる欧米からも支持された背景は革新性にある。

IVEのメロディーは、過剰なエレクトロニカとは一線を画す。その根底に流れるのは、70年代ディスコ・ファンクを現代的に再構築した都会的なベースラインと、緻密なビートの応酬だ。

この「モダン・ヴィンテージ」なサウンドが、本場の耳の肥えた聴衆を理屈抜きで揺らしたのである。洗練されたリズムに乗せて届けられたのが、彼女たちの通奏低音である「自愛」のメッセージだった。他者と比較し、疲弊しがちな欧米の若者たちの心を刺激した。「私自身を愛する」と自己肯定的な彼女たちは、新たな時代の「エンパワーメント(勇気付け)」として響いたのである。

 2025年は、4月に愛知、福岡、神戸、横浜の4都市2days、計10公演に渡る「JAPAN ARENA TOURE」を実施した。

写真�� IVE JAPAN ARENA TOUR 2025の日程
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動員数は述べ11万人、程よくMCを挟み、韓国人メンバーによる日本語での質問を受け答えする。進行役は唯一の日本人メンバーのレイだった。本公演のコンセプトは、会場内のDIVE{ダイブ(IVEのファンの愛称)}がスカウト隊員となってメンバーとお出かけすることにある。リュックを担ぎ探検に出る際、食事や就寝の確保は必須である。そこでレイは、「寝る時布団の中に足を入れて寝る?出して寝る?」とたずねた。進行役のレイを除き、布団に足を入れて寝ると答えた。夏場を除き、野外では陽が落ちると冷え込む。足を守ることにより、健康につながる。自分だけが浮いていると感じたのか、レイは「みんな寝方が違うから、お互い認め合おうね」とつぶやくように言い、その場を収めた。もちろんDIVEとのコミュニケーションをとる。客席から「アイスクリームの中で何が好き?」との質問が飛ぶ。メンバー一人ずつ答え、場をなごませた。世界を見据えて活動する中、地理的に近い日本のDIVEが支えになる。冒険心溢れる彼女たちは、躍動感あるステージと、フレンドリーなトークコーナーを上手く使い分けた。

 写真�Α�2025年4月29日のパシフィッコ横浜公演の一幕(撮影権利者:田中聖太郎写真事務所)
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 2025年9月15日(日)には、千葉県蘇我市で開催された日本最大級のロックフェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025」に初出演した。披露した10曲のうち、8月に韓国で先行リリースした「XOXZ」をバンド体制で熱唱する。同年7月にオリコン1位を獲得したJAPAN 3rd EP『Be Alright』の成功を引っさげ、次のステージへ旅立つ。

 2度目のワールドツアーへ向けて、助走をつけるべく最初の舞台は、本場となる韓国の首都ソウルだった。10月31日、11月1日・2日にKSPOドームで、地元のDIVEからエールをもらい、力強く漕ぎ出して行った。アジア大陸を越えて、北米、オセアニア、欧州へと上陸する。K-POPのワールドツアーを後押しした要因は、SNSによる世界共通の情報網の発達が大きい。無料で配信するYouTubeの動画配信実績により、おおよそ観客数を掴み、公演日程を調整した。

 ステージを重ねるごとに、IVEというパレットには世界の色彩が混ざり合い、深みを増していった。完成型という定義に、世界各地の熱狂が「経験」という名の陰影を加え、2026年の今、彼女たちは唯一無二の気品を纏うに至ったのである。

   

第3章 日韓頂上決戦――証明されたストイシズム

 アイコンとしての存在感は、音楽番組の枠を超え、バラエティのフィールドにも至る。白眉だったのは、2025年9月26日(金)放送の『それSnow Manにやらせて下さい』で繰り広げたダンスである。

 STARTO ENTERTAINMENTが誇る二大実力派グループSnow ManとTravis Japanとともに、ダンススキルを競った。プレゼンターから与えられた曲のダンスを、短い時間で体に叩き込み、ステージに立つ。ソロ、または二人組みになり、およそ30秒から40秒の時間内で元のダンスを再現する。いわゆる「ダンスノ完コピレボリューション」は、もはやバラエティの枠を超えた「日韓パフォーマンスの頂上決戦」であった。

 Travis Japanの正確無比なシンクロダンス、Snow Manの圧倒的な身体能力。その猛者たちが揃う中で、IVEが見せたのは「適応」だった。一度見ただけの高難度な振り付けを、彼女たちは瞬時に「美学」へとレンダリングした。わずか数分の間、VTR映像から曲の振り付けを覚え、長い手足を駆使したエレガントなムーブへと昇華させたのである。

ガウルとレイが見せたデュエットダンスは、視聴者にあどけない少女の一面を感じさせた。その装いは、鮮やかな赤のクロップドパーカやエスニックなキャミソールに、重厚なワイドパンツを合わせた洗練された「Y2Kストリートスタイル」だ。ダンスの激しい動きを計算しつつも、IVEらしい気品を損なわないラグジュアリー・スポーツの佇まいで、彼女たちは一歩目からステージを支配した。

 二人が挑んだのは、嵐の「Turning Up」。イントロと共にターンテーブルが止まると、ガウルは右の手のひらを顎に添え、レイは腰に手を当てる完璧なポージングで「静」から「動」へと切り替わる。  クロールのように腕をかくダイナミックな動きから、サビでの一転してタイトな「アイソレーション(体の各部を独立させて動かす技法)」へ。拳を握り、直角に曲げた腕をリズムにSYNK(同期)させるカクカクとしたデジタルなムーブは、彼女たちが持つアスリート的な体幹の強さを物語っていた。

 写真�Д�ウルとレイ
フォト

 弓を引くような鮮やかなフィニッシュを決めると、二人は互いを讃えるように親指と人差し指で「C(完コピのC)」を作り、寄り添って微笑む。その瞬間、スタジオはライバルであるはずのSnow ManやTravis Japanからの惜しみない喝采に包まれた。

 一方、ウォニョンはソロパフォーマンスに挑む。課題曲はTWICEの「The Feels」である。ヘルシーな色香が漂う「クロップド・タイトトップス」に、ヴィンテージ加工が施された「ローライズ・スリムデニム」を合わせた、洗練されたY2Kデニムスタイルを着用する。10等身のスタイルが描く曲線美は、背泳ぎのように腕を伸ばす動作一つでスタジオをランウェイへと変えた。指先で水平線をなぞるような繊細な動きを披露する。曲のリズムに合わせてステップを踏み、スタイルの良さを惜しげもなくアピールした。

写真�─.Ε�ニョンのソロパフォーマンス
フォト

ライバルの2組もランウェイとダンスを融合したパフォーマンスに固唾をのんで見守った。スタジオの空気が最高潮に達する中、アクシデントが起こった。振りを忘れてしまい、動作をとめてしまったのである。中断せずにBGMが鳴り響く中、思わず頭を抱えて座り込んだ。その「完璧なミューズ」が見せた人間味溢れるリアクションは、彼女の真摯なプロフェッショナリズムを浮き彫りにした。

 一方番組の序盤でソロパフォーマンスを繰り広げたユジンは、グループのリーダーとしての矜持を示していた。課題曲は持ち歌の「After Like」である。繊細な「ホワイト・シアートップス」から覗くストイックな体幹と、潔い「ホワイト・トラックパンツ」を組み合わせたクリーンなアスレジャースタイルが引き立つ。

 彼女の真骨頂である「股関節の柔軟性」からくるしなやかな動きで、腕や足を器用に振る。ウォニョンが見せたしなやかな曲線美と呼応するように、ユジンは腕を垂直に、かつ力強く伸ばす。全身を小刻みに震わせるアイソレーションを完璧にコントロールする。自らの楽曲とはいえ、ソロパフォーマンスにおいてはよりミスは大きな減点対象になる。一音一音を確実に「完コピ」以上の芸術へと昇華させた。その一寸の狂いもないムーブは、彼女が歩んできたIZONE時代からくる過去の研鑽が、新たな「IVEの血肉」となっていることを明らかにした。


 番組は、3組が切磋琢磨しながらスキルを磨いていた。韓国籍5人のメンバーが所属するIVEの中で、レイが積極的にライバルとの間に入り、架け橋になる。レイとライバルの2組とダンスを通じて言葉なき対話を交わす姿は、エンターテインメントに国境がないことを証明する象徴的なシーンとなった。暑い夏が過ぎて、秋の気配が漂う9月26日の夜間、視聴者の心はいつになく涼しい風が吹き込んだ。お茶の間に刻まれたのは、彼女たちが「可愛いアイドル」である以上に、世界基準の「アスリート的なストイシズム」を持つプロフェッショナルであるという事実だ。この瞬発力とプライドが、直後のワールドツアーを成功に導く強固な礎となったのである。
 
写真��ユジン IVE THE 2ND ALBUM <REVIVE+> ジャケットの一幕
フォト

特にウォニョンが提唱する「ウォニョン・ニズム(自己愛の哲学)」や、レイが体現する「独創的なクリエイティビティ」は、SNSを通じてボーダーレスに拡散。現代を生きる若者達は、IVEはもはや憧れの対象を超え、「自分らしく輝くためのバイブル」となったのである。

 そして2026年1月、満を持して『Venue101』のステージに降り立つ。デビューから4年余り、常にアップデートし続けてきた彼女たちが、今この瞬間にしか放てない輝きを純粋な生ライブで証明する。

 参考ページ

第1章

(1)IZONE

IZONEのコンセプト

・エンタメクロス 【まとめ】IZ*ONE(アイズワン)のメンバー12人のプロフィール・魅力を解説! 2025年6月11日付
https://www.ticket.co.jp/entx/music/izone_member/


IZONEのパフォーマンス

・週刊現代 「IZ*ONE」とは一体何だったのか…2年半で見えた日韓アイドルの「決定的な差」2021年5月8日付け 著者:松谷創一郎氏
https://gendai.media/articles/-/82745


 (2)IVE結成

IVEのメンバーのスカウトの経緯 デバク 2022年1月1日18時14分
https://daebak.tokyo/2022/01/01/ive-making/



写真出展先

トップ写真 NHK Venue101 IVE LIVE SPECIAL宣伝 掲載元Kstyle X 2026年1月23日午後7時8分 https://x.com/Kstyle_news/status/2014641259626037317/photo/1



写真�� IZONEのメンバー 2019年1月23日韓国の首都ソウルで開催されたK-POP AWARDより . (Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images) 掲載元 Forbes last Appdate 2019年4月28日付 https://www.forbes.com/sites/caitlinkelley/2019/03/31/izone-by-the-numbers-kpop-jpop-heartiz/

写真�◆�2021年1月31日 音楽授賞式「第30回ソウル歌謡大賞」に出席。掲載元 デバク 2021年2月1日付
https://daebak.tokyo/2021/02/01/izone-sma/


写真�� マカオのアウトドアパフォーマンス会場で開催された「2025 THE FACT MUSIC AWARDS(2025TMA)」 掲載元 wow KOREA 2025年9月21日21時28分付
https://www.wowkorea.jp/topic/read/147482.html


写真�ぁ.ぅ宗�2021年デビューに向けた自己紹介映像第3弾の映像より 掲載元デバク 2021/11/18 00:41より
https://daebak.tokyo/2021/11/18/ive-leeseo-3/


写真�ァ�2025年 JAPAN ARENA TOUREの日程 掲載元 THE FIRST TIMES 2025年1月27日(IVEオフィシャルサイトの切り抜き)より 
https://ive-official.jp/mob/news/newsShw.php?site=DIVE&cd=OF10241

写真�Α�2025年 JAPAN ARENA TOURE 2025年4月29日 Kアリーナでのレポート 撮影:田中聖太郎写真事務所  詳細記事
encore(アンコール)2025年5月3日付
https://e.usen.com/news/news-event/ive2025-ive-fan-concert-in-japank.html

ワールドツアーの詳細 HOMINIS 2025年5月16日付
https://hominis.media/category/overseas/post14555/

2025年9月15日のロックフェスの詳細
musicman 2025年9月16日12時47分付
https://www.musicman.co.jp/artist/692649


写真�Д�ウルとレイ 写真�┘Ε�ニョン 掲載元
MODEL PRESS 2025.09.26 11:00
https://mdpr.jp/photo/detail/19069766


写真��ユジン 2026年2月23日リリース IVE THE 2ND ALBUM <REVIVE+> ジャケットの一幕 掲載元 IVE オフィシャルX 2026年1月27日 https://x.com/IVEstarship/status/2016151111749820512/photo/3

 直近のK-POP日記
・2026年1月27日 年末年始aespaシリーズ全4回最終回
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991513828&owner_id=32437106&from=list_diary_title

・2025年12月29日 TWICEシリーズ最終回
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991333174&owner_id=32437106&from=list_diary_title
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