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2026年01月22日10:29

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「紀文食品は、新年だけでなく天皇誕生日の祝宴料理も請け負っています。>

宮中の伝統的な儀式料理の製造には信頼性が強く求められることや、祝宴当日の一日に大人数の料理を提供できるのは同社しかないという理由で、昔から随意契約を交わしていました」>

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皇室の「家計簿」を覗いてみると、歴史と伝統が息づくドラマが見えてくる。国民の注目と憧れを集める暮らしも、誰かの仕事でできている。

皇室行事の舞台裏
三が日が明けて、仕事始めに気分が塞ぐ人は多いだろう。一方で、新年早々に「国民的イベント」に携わる人もいる。正月の皇室行事だ。

2日に「新年一般参賀」があったのは記憶に新しいが、元日には宮中で神事や祝賀の儀が執り行われていた。その舞台裏には、数多くの企業や職人がかかわっている。

たとえば祝賀の儀で供される祝宴料理を作っているのは、魚肉練り製品で有名な「紀文食品」、一般参賀で皇室方がズラリと並んだ宮殿ベランダに設置されるガラス製の囲いは、「LIXIL」の子会社が業務に携わっている。

元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司氏は、こう解説する。

「紀文食品は、新年だけでなく天皇誕生日の祝宴料理も請け負っています。宮中の伝統的な儀式料理の製造には信頼性が強く求められることや、祝宴当日の一日に大人数の料理を提供できるのは同社しかないという理由で、昔から随意契約を交わしていました」

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実は、こうした情報は宮内庁のホームページで確認できる。宮内庁が取得した物品や、契約した公共工事などの情報が公表されている「競争入札に係る情報の公表」および「随意契約に係る情報の公表」という資料に、個別の支出が年度ごとに記載されているのだ。

これを見れば、皇室がどこにおカネを使ったのかが一目瞭然だ。リストアップされている取引先は、ホントの「皇室御用達」と言えよう。

主に令和7年度の資料からひもといていく。「普通乗用自動車2個の交換購入」という項目ではトヨタと契約を交わしている。契約金額は、なんと約5137万円。いったいどんな車を購入したのか。

「おそらく、御料車のトヨタセンチュリーでしょう。もともと御料車には、ベンツなどが使われていました。それが'60年代に、プリンス自動車が『国産車を御料車に』と奮起して、プリンスロイヤルを開発しました。その後、日産と合併し、ニッサンプリンスロイヤルとして40年近く使われていましたが、メンテナンスが大きな負担となり撤退。結果、トヨタが請け負うようになりました」(山下氏)

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上皇后がプレゼントに使う「老舗」

2026.01.19
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上皇后がプレゼントに使う「老舗」
取引先となる企業の中には私たちにも馴染み深いところも多い。たとえば、ほとんどの洗濯業務は白洋舍が請け負っていることがわかった。

衣服だと、令和6年度の「モーニングコートの賃貸借」でAOKIと取引を行っている。その理由については「崇仁親王妃殿下の薨去に伴い、モーニングコートを緊急に借用する必要が生じたため」とある。当時の状況が詳細に記載されているのも資料の特徴だ。

また、「中形菊焼残月の製造」という契約は、老舗和菓子店の虎屋と交わしている。中形菊焼残月とは、皇室の園遊会や叙勲の引き出物として伝統的に用いられる和菓子だ。模した品物は一部店舗で限定販売されることもある。他には、「盛花」は日比谷花壇、「葡萄酒」は明治屋など、あらゆる取引先が明記されている。

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ハプスブルク家の華麗なる受難

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こうした物品は、皇室のオフィシャルな活動全般に使われる「宮廷費」で主に購入するからこそ記録される。一方で、皇室が私的に使う物品については公開されていない。

その内実について、前出の山下氏がこう解説する。

「たとえば、天皇陛下は銀座タニザワの鞄をお若いころから愛用されていました。修理を重ねて今もお使いになっているのではないでしょうか。

ほかには、上皇后陛下はお孫さまの誕生などの際に銀製のスプーンを贈られるそうですが、それは、同じ銀座にある宮本商行でお買い求めになったと聞いています」

後編記事『【皇室御用達リスト】天皇が宿泊した「国内ホテル」一覧…「昭和天皇のお墨付き」150年以上「御用達」の植木屋も存在』へ続く。

「週刊現代」2026年1月19日号より

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ー
https://gendai.media/articles/-/162259?page=2
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