仲野太賀 NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第1回視聴率は13・5%の好スタート
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NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜午後8時)第1話が4日放送され、世帯平均視聴率は13・5%だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は8・2%だった。
昨年の大河ドラマ「べらぼう」第1話は世帯12・6%、個人7・3%だった。
大河ドラマ第65作目で、天下統一を果たした豊臣秀吉の弟、豊臣秀長にスポットを当て、兄弟の絆と共にその生涯を届ける物語。主人公の秀長役を仲野太賀、秀吉役を池松壮亮が務める。
第1回あらすじは、尾張中村の貧しい農家に生まれた小一郎(仲野太賀)は、田畑を耕し土とともに生きる暮らしに満足しながら日々をすごしていた。ある日、野盗の集団が村を襲い、幼なじみの娘・直(白石聖)が連れ去られそうになる。そのピンチを救ったのは8年ぶりに村に帰ってきた兄の藤吉郎(池松壮亮)だった。若き戦国武将・織田信長(小栗旬)に仕官し、大出世を夢見る藤吉郎は、小一郎に自分の家来になるよう願い出る。
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少し見てみようかと思ったのは、仮面ライダーと戦士した旦那がダブル主演していたからだ。まぁ前作と違っていきなり無知蒙昧な脚本でもなかったし、俳優への興味で楽しめた。
こういう作品では、人間など描いていない。ここにあるのは、キャラだ。その意味で、この脚本はライトノベルに近い。とはいえドストエフスキーの作品だって、読んでいるとまるで実在の人物な気がしてくるが、恐らくはとてもよくできたキャラなのだろう。完璧な複製体というやつである。
実写という発明が、キャラと実在の間を俳優が工夫と技量でつなぎとめる事でひとつの世界観を可能としている。それが他の芸術に与えた影響は恐らく大きく、まず絵画が屈した。絵具チューブの発明が画家を屋外に連れ出した。次に、ほんものそっくりという点で20世紀初頭の画家たちは別路線を模索する。
つまり、肖像画はもう終わりだというのがその時の衝撃だったろうと思われる。それが印象派という新しい表現を切り開いた。序に浮世絵が写実ではない見本として捉えられたのだろう。かくして絵画はいろんな模索をした。そして100年が経過した時点で、今は写真と見間違うような絵画も評価されるくらいには、浸透してのだろう。
小説の表現は、古い神話や伝承の頃よりも写実的な描写が増える事になった。明治時代の小説は源氏物語や平家物語と比べてもだらだらと風景の描写から始まり人物の描写がされ、そして心理の説明が続く。私小説というジャンルが生まれ、心理をまるで現象の記述のように羅列もした。
映画の台頭に併せて小説を読む事は映画シーンを頭の中で想像するような体験にもなっている。このイメージする楽しさがSF小説にはあふれている。この流れへのアンチテーゼであろうか、ライトノベルの表現が多くの支持を受けている。
過剰な描写よりも、ながれのあるテンポよいストーリーの変化、感情の起伏、対立関係の絶妙さ。これくらいがちょうどいい。
人間など反応系の動作に過ぎない。キャラは表現する行動である。この二つの間にあって、俳優が現実感を与えている感じがする。
今年の大河はどこまで見るか、少なくとも第一話に不満はなかった。今後の脚本がそれを決める。今後のキャラの行動を俳優が支え切れるかどうか。
久しぶりに楽しみ。
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