スイスの小さな村で、亡き母から譲り受けた裁縫店を営むバーバラ・ダゲン。「喋る刺繍」など独特な商品を売り物にしていたが客は訪れず、出張裁縫もほとんど依頼がない。当然店は潰れかけ、ついに売却を決意するほどだった。そんなある日、唯一のお得意であるグレースさんのドレス直しに出かけたバーバラは、交通事故現場に遭遇する。麻薬の取引がトラブったらしく、2人の売人が負傷して倒れている。道路には白い粉が飛び散り、多分カネが入っているだろうスーツケースが転がっている。警察に通報すべきか、無視して通り過ぎようか、あるいは……悩んだバーバラは、ある行動に出る。
「世界一不運なお針子の人生最悪な1日」
以下、完全犯罪、通報、ネタバレ。



実に痛快なクライムコメディ。クレア・デーンズ風味の綺麗なお針子さんが、糸と針とハサミを駆使して人生を切り拓く話。あるポイントから3通りの物語展開があるんだけど、そのいずれにも驚異の裁縫サスペンスが用意されているのが面白い。変キャラ…特に警察婆ちゃんには笑わせて貰った。ヘルメット男がP99で婆ちゃんがPPKを持ってたので、新旧ワルサー対決を期待したけど、さすがにそれは無かったな(笑)。でもオススメです。卒業製作の短編からここまで膨らませたのは見事。ぜひ!
ログインしてコメントを確認・投稿する