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2025年11月06日00:38

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水曜クビ×4日記1380:火の華

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2016年、南スーダン。PKOで派遣された陸自チームが武装集団に出くわした。銃撃戦となり、三曹・古川が首に被弾して死亡、小隊長・伊藤二尉が捕らえられてしまう。敵の少年兵を射殺し辛くも脱出した田中、香川、そして島田東介の三人は、部隊長・神崎から「耐えろ」の一語のみで誓約書への署名を強要される。日本政府は非戦闘地域への派遣という建前上、この戦闘を隠蔽し、古川と伊藤を交通事故死扱いして処理するつもりだった。

2年後、新潟…
戦闘と仲間の死という鮮烈なビジュアルがフラッシュバックするPTSDを患っていた島田は、退官し「藤井煙火」に就職した。花火師としての修行を積み平穏な生活を送りながらも違法な銃器売買を手伝うようになった彼は、チャイニーズマフィアに小銃を卸した先で意外な人物に遭遇する。それは既に死亡していると思われた伊藤だった。武装集団から逃走し日本に戻った伊藤は、島田に発注した89式を使って日本政府へテロを仕掛けるつもりらしい。既に田中や香川も伊藤に誘われ計画に参加している。メンバーに加わってくれと請われた島田だったが…


「火の華」

以下、兎追いしネタバレ。


引き算引き算引き算引き算

「JOINT」の小島監督の新作。本作でチャイナマフィアを演じた俳優(兼プロデューサー)が暴力事件を起こしたおかげで一旦オクラ入りになった作品がついに公開。

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ま、賛否両論もあろうかと思うけど、観る価値はあった作品。「火」=火薬はひとの命を奪う凶器であるのと同時に祝事に使われる鑑賞芸術でもある。本作は、その両面に魅せられていると同時に畏怖している男の話。つまりは人間のアンビバレント・二面性を描いた作品なんですね。そういえば戦うことが許されない軍隊である自衛隊も、職人でありながらアーティストでもある花火師も、ある意味矛盾を抱えるアンビバレントな存在かも。

前作同様に主人公が「過去のしがらみ」に囚われてもがくという我が好物なるノワールドラマなので、まずは満足。Vシネマクオリティ以下なのではと危惧していた戦闘・発砲シーンにもチャチさはなく、何より花火シーンの美しさには息を呑んだので、ビジュアル的にも満足。役者陣では、最近の連ドラで見ない日が無い松角洋平と伊武雅刀がベテランらしい安心感を見せてくれたし、メジャー邦画にひけをとらない作品だったと言えます。「花火師の映画を撮る」から始まった企画が、何故か劇場版パトレイバー2みたいに平和ボケ日本人の頬を張るような硬派な映画になったことが不思議。それも高市さんが総理になったタイミングで公開^_^ 映画の神様がついているのかもしれない、と思わせますな。描写不足な弱点部分もいくつかあるけど、オススメの一本。ぜひぜひ。
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