カリフォルニア州メンドシーノ。
海洋歴史博物館改築を手掛け業界で評判の建築士テオ・ローズと、料理好きで子育てに励む専業主婦アイビー・ローズ。2人は結婚して10年のおしどり夫婦だ。ある時、テオが小さなレストランをプレゼントし、アイビーは念願のオーナーシェフとなった。客は少なくて暇だが、子育てもあるから仕事時間が短いのはむしろ歓迎である。
記録的な嵐が襲来した夜、テオの博物館が崩落する事故が発生し、彼が責任を取らされ会社をクビになってしまった。同じ時、アイビーの料理がSNSで大バズりしてレストランが大繁盛。そのためテオが家事育児を担当してアイビーがフルタイムで働くことになった。分担を交替したことで互いに嫉妬と不満を蓄積させるようになった2人は衝突し、やがて修復不能な関係へとなっていく…
「ローズ家〜崖っぷちの夫婦〜」
以下、ローズ家のネタバレ。



マイケル・ダグラス&キャスリーン・ターナーのオリジナルは未見のまま鑑賞。カンバーバッチとオリビア・コールマンが主演。
もちろんコメディなんだが割と不謹慎な笑い…ブラック味と、現実味が強すぎて笑えない部分が半々というところ。これ日本に置き換えて、果たして成立するんだろうか。結婚当初から喧嘩つづきで、レス歴15年超えで寝室も別で、会話もなく連絡事項はLINEのみという我が家のように、「どちらか一方がとにかく耐える」ことで維持している夫婦が多い気がするんだが…
本作の主人公2人は、どっちにも非がありつつどっちの言い分も正しいし、どっちも歩み寄ろうという姿勢と自省する面があるため、実はどっちかに肩入れしづらい作りになっている。だから元サヤな終わり方が既定路線のように思えたが、皮肉な幕切れで意地悪なのが良かった。これなら一緒に観た夫婦は、劇場出たあと口論にもならないだろーね。
とりあえず主演ふたりの演技は可愛くてお見事。機内トイレの本音吐露シーンが個人的にお気に入り。通常サーチライト映画は2.3ヶ月でDisney+で見られるから劇場行くか迷う人もいますよね。でもまぁこれはカンバーバッチとコールマンの貴重な演技対決だから、スクリーンで観る価値はあったかな、と思います。
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