とある会社の営業部長・三沢はごく普通のサラリーマン。妻と息子がおり、自宅は郊外の小さな戸建てだ。部下の結婚式に出席後、一家が疲れて帰宅するといきなり2人のならず者が屋内に乱入してきた。脱獄囚・川西とその舎弟サブである。2人は坂田病院の院長宅から赤ん坊を攫って逃げている身。三沢の家族を人質に取り、身代金を手に入れる手伝いをさせるつもりらしい。小心者の三沢は素直に川西に命じられるまま坂田家に脅迫電話をかけてしまうが…
「脅迫(おどし)」
深作欣二監督作で、三國連太郎VS西村晃の演技バトル映画。善VS悪というより弱者VS強者の構図。情けないサラリーマンが凶悪犯に脅されるがままに誘拐に加担していくんだけど、ラストの反撃がちょっと力技すぎるなぁ…ただ室田日出男のスタミナというか暴力の限界を前夜に見切っていたから反撃できたとも言えるか。髭のない室田日出男より、死んだ目の三國連太郎の方が怖いよね。ワイラー監督の「必死の逃亡者」を日本でやったらこうなるという作品。妻子も捨てて自分だけ逃げちゃおかなと一瞬思ってしまうところがジャパニーズ、なのかも。
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