mixiユーザー(id:68505016)

2025年08月31日02:30

37 view

夜の山道





この話は



『田浦さん(仮名)』という方が




東北の大学に通っていた頃




東北地方にある




『とある山』の




頂上付近




近くに建つ




『ホテル』に




夏休みの1ヶ月間




住み込みで




アルバイトをしていた時に




体験されたお話でして




その『ホテル』には





「西嶋」さんという





中華料理のコックさんがいて




他にも料理の腕前が相当ある




料理人さん達が




在籍していたそうなのですが





田浦さんは調理場担当で





営業時間が終わり





ホールの人達も引き上げて





戻って来ると





そのコックの西嶋さんから





「皆お疲れ様」



「もう夜遅いけどさ…」



「今から皆で遊びに行かないか?」と





突然誘われた






「え〜!?」



「もう深夜1時ですよ?」



「山の中真っ暗だし…」



「仕事が終わったばかりでヘトヘトなのに…」



「流石に危なくないですか?」




田浦さん達は苦笑いをした





すると西嶋さんが



「大丈夫!」



「ここからすぐ近い所で良いから」



「皆で出かけようぜ」





数人は




「眠いので無理です…」と




あっさりと断りを入れて




それぞれの寝室に




戻って行ったのですが





他大学の学生の





森山さん




進藤さん





そして田浦さんの3人が

 



西嶋さんに付いて行く事にした





西嶋さんの運転する車で




山道を降って行き…




約1時間程走る




真夜中なので山道は




もう真っ暗…


フォト



車窓から全く何も見えない




その時ふと




西嶋さんが




「実はさ…」



「俺この道で不思議な体験をしたんだよ…」と




話し始めた






2年程前に




西嶋さんが




この山の上に建つ




『ホテル』で働く為に



 
面接に行き




長時間の




面接が終わり




帰りにこの山道を





車で降りていると





その日は




雨が降っていて




時間帯も夜だったので




視界があまり良くなく





「あ〜…走りづらいな…」と




ボヤきながら運転していると




目の前に




若い女性が




カッパを着て歩いている




そのまま通り過ぎて




「この暗い道を雨の中歩いてるのか…」と




気になって





「キキィィ〜ッ!!」





急ブレーキをかけて車を止めた





「あの〜!」



「もし良かったら…」



「乗っけて行きましょうか?」





西嶋さんが



そのカッパを着た女性に声をかけると




首を横に何度も振る…




どうやら断っているらしい





「ま、まぁ…いいか…」と





再び車を走らせる事にして





しばらく山道を車で降りながら



 
チラッとサイドミラーを見ると




あの女性が映っている…




やっぱり気になるので




もう一度ブレーキをかけて止まり





「あの〜…もし下まで行かれるのなら」



「乗っけて行きましょうか?」





もう一度尋ねてみると…





その女性が





こちらに近付いて来る…





西嶋さんはサイドミラーで





女性の姿を見ていると





鼻から上の部分は





カッパで隠れていて





見えないのですが





鼻から下の口元は見えていて





「うん」と





低い声で頷いたそうで





西嶋さんは直感的に





「これは…ヤバい!」と




感じたそうで




そのまま急いで車を走らせて




この山道を降りて行った…という





2年前の話を




田浦さん達に聞かせて





「あれってさ…」




「幽◯だったのかな…」と






西嶋さんが言った後に





車を止めて





「確か…この辺だったんだよね…」と




言った瞬間に




「ゴゥッ!」と




妙な音と共に




突然エンジンから




煙が出て来て




「うわうわうわ…」



「だ、大丈夫ですか!?これ…」



「ぼ、僕達帰れます?ホテルまで…」と



「そんな話聞かされて」



「車置いて歩いて山道帰るの嫌ですよ…」と




田浦さん達が不安がっていると




だんだんと煙が出なくなり




何とか走れる様なので




「悪かった!悪かった!」



「よし…今日は帰ろう」と



引き返して『ホテル』に戻った





それから数日後




再び



コックの西嶋さんと



田浦さん


森山さん


進藤さん




同じ4人のメンバーで




仕事終わりに





「またこの間みたいに」



「夜中の山道降りてみるか」



「え〜!?またですか…」



「もう〜…怖いですよ〜…」という




やり取りをして




前回と同じく




深夜1時過ぎに




西嶋さんの運転する車で




真っ暗な山道を降りて行った…





しばらく走っていると




西嶋さんが




「この間…カッパ着た女性の話したのって…」



「この辺だったよな?」と




言った瞬間




車のスピードが突然上がった…





普通車のスピードが上がると




エンジン音が




『グ〜〜〜ッ!』と





上がるのですが





その時にした音は





『ス〜〜〜ッ』と…





風が通り抜ける様な




微かな音しか出なかった…





すると運転している西嶋さんが




後ろの席に座っている




田浦さんに向かって




「おい!田浦!」



「ブ…ブレーキ効かんぞ!!」




大声で叫んで来た…





「え!?えっ!?」



「ちょっと待って下さいよ〜!!」



「もう〜…勘弁して下さいよ…」



「何やってるんですか…もう〜!」




車内はパニックになる…




サイドブレーキを引くも



全く効かず…




車がどんどん




スピードを上げていると




目の前に



速度60キロでも曲がりきれない様な



急カーブが見えて来て



そのカーブに当たる直前に



何とかハンドルを切って



近くの山肌に




「ド〜〜ンッ!!」と




ガードレールを




突き破って衝突し




崖を5〜10m程落ちて行き…




下に20�儖未隆笋�あって




その岩に




『ガッ!!』と




上手く嵌り




何とか助かった…





田浦さん達は




興奮状態で




「ほら〜!だから言ったじゃないですか!」



「だから夜道は怖いんですよ…」




運転していた田嶋さんも



ハンドルに頭を付けながら




「も…もう…これで最後にする…」



「すまんかった…」と




震えながら田浦さん達に謝った…




取り敢えず




田浦さん達4人は




車を降りて




辺りを見渡すと




真夜中で街灯も何も無く真っ暗…




すると西嶋さんが




さっきよりも




『ガタガタガタ』





震えながら




田浦さん達に向かって…





「み…『見た』?」



「『見た』?」



「『見えた』?」





震える声で何度も聞いて来る…






実は




田浦さん達にも




『見えていた』のですが…




それを車内で言ってしまうと




恐怖でパニックになってしまうと思い




全員が敢えて黙っていたのですが…





車のスピードが突然上がり出した時に




車の屋根の上から




覆い被さる様にして




フロントガラスに





女性の顔と腕が




『ビタッ』と




張り付いていたそうで…




車が岩肌に衝突した時は




消えたそうですが




車が崖から落ちて




20�儖未隆笋勃箸辰�




止まった時に




右側を見たら




その女性が




車の横に立っていて…





運転していた西嶋さんから




「『見えた』?」と




聞かれたので




田浦さん達は




「『見えました』」と




答えたそうです…。




すると



田浦さんや西嶋さんと



一緒に来ていた



森山さんと進藤さんが



恐怖でパニックになり



走り出した…




西嶋さんが




「待てっ!」



「危ないから止まれ!」



「取り敢えず落ち着け…」と




叫ぶと



2人はピタッと止まり



こちらを振り向こうとする…




するとまた西嶋さんが




「待てっ!」



「ふ…振り向くな…」



「ゆっくり前を向いて歩け…」





田浦さんはその言葉の意味を




理解したそうで



多分自分達の後ろに…



まだあの女性が立っているので…



後ろを振り向いて見ない様に



前を向いていようと



西嶋さんが伝えたいのだと



感じたそうですね…。




真っ暗な中



田浦さんがポケットから



ライターを出して



火を点けると



4人並んで



絶対に後ろを見ない様に



真っ暗な山道を歩き出した…




すると運の良い事に



タクシーがたまたま走って来たので



乗り込んで



来た道を戻る様にして



『ホテル』に戻った





翌日になり



車をどうにかしないとと思い



業者を呼び



車が放置されている場所に来てもらうと



衝突した山肌には



大きな穴が空いていて



「本当にぶつかったんだな…」と感じて




車を引き上げて確認してみると




車にはそんなにダメージが無く




普通にエンジンもかかるので




「あれ?」と思ったのですが




取り敢えず修理に出してみると




修理業者からは



「直す箇所そんなに無いですよ」



「エンジンも特に問題無いですね」と



言われた…





実際に過去にその山道で
 



何があったのか…




調べてみると…







ちょうど2年前に




車が衝突した山肌の対岸に





牧場があって





そこで何かが…





起こったそうで…





その牧場にいた女性が




よくカッパを着て





作業していたそうで




もしかしたら…




山道に現れた女性は




その牧場の方ではないのかな…と






そして




運転していた西嶋さんが




語ったのが




2年前に




『ホテル』の面接が終わって




帰る時に




その女性に遭遇して




「乗って行きませんか?」と




1回目声をかけたが断られたと…




乗せるのを辞めて



それからしばらく



車で距離を走っているのにも関わらず



サイドミラーを見ると



女性の姿が映っていて



2回目声をかけられた…というのは



「よくよく考えたらおかしいよな…」




「もしかしたら…」




「俺の車に…」




「取り憑いてしまってた…のかな…」と




震えながら語ったそうです…。








世の中には不思議な出来事が


あるのかもしれませんね…。





ここまで読んでくださり



ありがとうございます…。



フォト




2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2025年08月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る