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2025年08月27日14:10

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すこしの勇気

目黒にコージーピアノラウンジという店があるのだが、「ある」がもうすぐ「あった」になる
8月いっぱいで店を閉めるから
そこでは気さくなママが弾き語りをされたり、希望すればママの演奏で歌えたりする

私は歌うのが趣味
カラオケは勿論大好きだが、たまに生演奏で歌いたくなる
以前、東京での週二のパートの帰りに時々寄ってた店が閉店し、代わりにみつけたのがこの店
カラオケと違いそれなりの額を払うので(この店は安かったが)、そうしょっちゅうはいけないけど、ここで歌うのは楽しみのひとつだった

しかしコロナ禍がはじまってすぐパートを辞め、自粛のなかでこの店からも足が遠のき、先月久しぶりに行ってみた
ママは温かく迎えてくれたが、その時、こちらが8月をもって閉めるのを知った
その日は開店時間まもなく入店したが、閉店近くまで客は私一人だった

「また来ます」の約束通り、きのう行っってみた
すると先客にご夫婦?、男女が一組
私は呑めないので、代わりにトマトジュース、カルボナーラと白身魚のフライを注文

そのうち先客の男性がギター演奏をした
そのあと、ママが「歌う?」と訊いてくれたのでママの演奏で「You raise me up」を歌った

ほどなく、若いお嬢さんと40代くらいの男性が入店
前からいた男女も、この二人もママとは親しい様子
ママも時々来てた私よりも、多分常連の彼らの接待で忙しい

ママの紹介で、この若くて綺麗なお嬢さんは、最近歌手デビューしたと分った
お嬢さんも歌う気満々で楽譜多数持参
ヤバい、私の歌う機会が無くなるふらふらww

そうこうしてるうち、40〜50代の男性入店
この方も常連っぽい
ママのすすめでこの方は弾き語りを始めた
上手いexclamation ×2特にピアノの腕前はプロ級(・o・)
そして満を持して真打ちのプロデビュー間もないお嬢さんが登場
持参の楽譜で懐メロ、「喝采」を歌唱

私が金持ちのマダムなら、ゆったりコージーピアノラウンジでの最後の夜を堪能しただろう
しかし違うのだ
節約してひねり出したお金で来てるのだ
このまま歌わず帰ったら悔やまれる
なんとしてでも元を取りたいww

弾き語りの男性は空いてた私の隣に座ってらした
勇気を出して話しかけてみた
「ピアノ、お上手ですねぇ。習ってらしたんですか?」
「弾き語りの時、楽譜見て手元は見ずに弾かれてたみたいですが」等々
この方はクラシックを習ってらしたことがあり、いまは自由なジャンルで弾いてるとの事
そして、どういう流れかよく覚えてないが、彼の演奏で歌えることになった

こういっちゃ失礼だが、ピアノの腕前に関してはママより彼のが上
ママは、プロデビュー間もないお嬢さんにこのあと何曲も歌わせるだろうし、私も家が遠いのでそうそう長居はできない

ママに「あと2曲歌ったら、家も遠いし帰ります」とお願いし、「Fly me to the moon」とアストラッド・ジルベルトの「いそしぎ」を歌った

気が済んだ
そして、この初対面の男性の演奏は想像以上に素晴しく、この上なく気持ちよく歌えた

この時間を過ごせた事を、音楽の神ミューズに感謝わーい(嬉しい顔)

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