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2024年12月23日21:42

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ミニチュアゲーム日記 Vol.176

注意:この日記は、『WARHAMMER:The Old World(以下ウォーハンマー:オールドワールド)』という日本語対応の無いミニチュアウォーゲームの対戦レポートです。知識が無い方にとっては非常に理解が困難な内容かと思われますので、ご了承下さい(もっとも、ゲームの知識があっても当事者以外には読みづらいかと思いますが)。


2024年12月21日(土)、北千住の足立区生涯学習センターにて開催されたオールドワールドコンベンションに参加。
この日の参加者は、主催のかませやぎさん、NOZAKIさん、冬寂(拙者)と、観戦に来られたScorpion Kingさん、Jさん、Snitchさん、いちぞうさんの7名(参加者の名前はTwitterに準拠)。
まずはNOZAKIさんと自分が『Ogre Kingdoms(以下オウガキングダム)』と『Dwarfen Mountain Holds(以下ドワーフ)』の対戦を行い、勝者がかませやぎさんの『Beastmen Brayherds(ビーストマン)』との2戦目を行うことになった。。

注意:冒頭に書いた通り、このゲームは日本語に対応していないので、今後ゲーム中の用語については、実質的に前の版にあたり日本語版のある『ウォーハンマー・ファンタジーバトル(以下FB)』に該当(類似)する単語がある場合はそれを当てはめて、無い場合は筆者が適当に訳を付けている。原語も続けて記載するので、訳がまずくても原文のどこに該当するかは分かる、はず。

この日の取組:ウォーハンマー:オールドワールド ドワーフ対オウガキングダム(1,000ポイント)

編成:
●先攻:ドワーフ(冬寂)
エンジニア・サッパー(ジェネラル、サンダラーに『合流(Join)』)
サンダラー
ウォリアー
レンジャー
ドワーフ・カート(マイナーズ・カート)
マイナー
キャノン

●後攻:オウガキングダム(NOZAKIさん)
ブルーザー(ジェネラル、オウガに『合流』)
ブッチャー(Lv.2ウィザード、『火球(Fireball)』(※1)、『歯砕き(Toothcracker)』(※2))
オウガ
アイアンガット
リードベルチャー
ノブラー・トラッパー(1)
ノブラー・トラッパー(2)

※1:『戦闘魔法(Battle Magic)』の『射撃系(Magic Missile)スペル』。対象に【攻】4、APなしのヒットを2D6回与える。『炎攻撃(Flaming Attacks)』のスペシャルルールがある。
※2:『大アゴ様の伝承魔術(Lore of the Great Maw)』の『強化系(Enchantment)スペル』。対象の【耐】を+1か+2する。値はスペルの『発動値(Casting Result)』(2D6+ウィザードレベル)で変わる。

自分のドワーフは、年末恒例の紅白ドワーフ(ウォリアー、サンダラー、マイナー、キャノン、マイナーズ・カート)を主軸に、追加ルール集『Arcane Journal:Dwarfen Mountain Hold』に収録されているアーミー編制ルール『遠征軍(Expedition Army)(※)』を使って編成。このルールでは精鋭部隊を使えないので接近戦が弱くなりそうな所を、前のめりな配置で補う。ただ、早く接近戦に入れば、その分射撃機会が減るという、矛盾に満ちた編成。

※:ここでしか使えないユニット(スカウト・ジャイロコプターとか)、ここでは使えないユニット(アイアンブレイカーとか)、通常と枠組が違うユニット(スレイヤーがレア枠等々)があり、アーミーにスペシャルルールが追加される。

オウガキングダムは、ポイントに余裕が無い分、攻撃力と防御力が桁違いの騎兵とモンスターが居ないのはやりやすいが、そもそもオウガ自体が強いし、ノブラー・トラッパーは面倒。

シナリオ:1.『ル・アンギーレ平原 -正面決戦- (The Plain Of L'Anguille -Open Battle-)』
特殊ルールの無い、普通の対戦。互いの『勝利ポイント(彼我の損害等から求められる)』によって勝敗を決める。

作戦:
『斥候』のルールがあるレンジャーと、『遠征軍』の追加ルール『地下からの奇襲(Subterranean Ambush)(※)』を使うマイナーで敵の側面を付き、足止め&グレイトウェポンの打撃力によるダメージを狙う。
ウォリアーで挟撃できれば良し、それが無理なら射撃部隊で何とか残りを減らす。

※:ゲーム開始前に『坑道マーカー(Mine Marker)』を置き、マイナーが『奇襲部隊(Ambusher)』のルールで出現する際、このマーカーから6インチ以内に出現できる。マーカーを置く場所と出現する場所は、敵や確保目標(もしあれば)との距離による制約を受ける。

展開:
●開始前
マイナーを出現させたい位置に『坑道マーカー』を置く。ただ、ドワーフから向かって右側のマーカーは、置く距離を間違えた(遠過ぎた)。

●1ターン表
フォト

◆計略フェイズ
エンジニア・サッパーが『穴を掘れ!(Dig In!)』(※)を使い、合流先のサンダラーと塹壕に入る。

※:『士気テスト』に成功すると、ユニットは『低い障害物』を盾にして、『部分的にカバーされた』状態になる。これはユニットが移動すると解除される。

◆射撃フェイズ
キャノンの砲撃がでオウガに3ダメージを与えて1体を倒す。
サンダラーが2体、エンジニア・サッパーが2体のノブラー(1)を倒す(※1)。『パニックテスト』に失敗したノブラーが『逃走(Flee)』(※2)。

※1:エンジニア・サッパーが使った武器はハンドガンだが、『Arcane Journal』で追加された『エンジニアのウェポンルーン(Engineer's Weapon Runes)』の『炸裂のマスタールーン(Master Rune of Bursting Flame)』(※3)と『速射のルーン(Rune of Rapid Fire)』(※4)によりヒット数が増えている。
※2:半数以上が残っていたので『整然と退却(Fall Back in Good Order)』で良かった。
※3:ヒットロールが成功すると、1回につき2D3発のヒットが発生する。
※4:武器に『連射(Multiple Shots)(2)』と『早撃ち(Quick Shot)』を与える。

●1ターン裏
フォト

◆計略フェイズ
ブッチャーの使用した『歯砕き』が発動し、オウガの【耐】を+1する。
ノブラー(1)が再集結に失敗。

◆射撃フェイズ
ノブラー(2)が投擲で1体のレンジャーを倒す。
リードベルチャーが『散弾撃ち(Scatter Shot)(※)』でウォリアーを撃つも徹らず。

※:リードベルチャー・ガンは威力重視の『単発撃ち(Solid Shot)』と命中重視の『散弾撃ち』を使い分ける事ができて、後者であれば『迎え撃て』もできる。

●2ターン表
フォト

◆計略フェイズ
マイナーが『奇襲部隊』の出現判定に成功。

◆移動フェイズ
レンジャーがリードベルチャーの側面に『突撃(Charge)』。
マイナーが出現。

◆射撃フェイズ
キャノンがアイアンガットを砲撃し、6ダメージを与えて2体を倒す。
サンダラーがアイアンガットに射撃して1ダメージ(余り【傷】2)
エンジニア・サッパーもアイアンガットに射撃するも徹らず。

◆接近戦フェイズ
レンジャーが3ダメージを与えてリードベルチャーの1体を倒し、反撃は無し。『戦意喪失テスト』に失敗したリードベルチャーが『逃走』し、『パニックテスト(Panic Test)』に失敗したオウガも『逃走』(※1)(※2)。『追撃(Pursuit)』したレンジャーは追い付けず。

※1:ブルーザーが『同族喰らい(Kineater)(※3)』の二つ名(Big Names)を持っていたので、パニックテストは振り直しが可能だった。
※2:開始時から兵力が減っていないので、本来はここも『整然と退却』だった。
※3:『指揮範囲(Command Range)』内のユニットの『パニックテスト(Panic Test)』と『再集結テスト(Rally Test)』を振り直せる

●2ターン裏
フォト

◆計略フェイズ
オウガ、リードベルチャー、ノブラー・トラッパー(1)が『再集結テスト』に成功、ノブラー・トラッパー(2)が失敗。
ブッチャーがアイアンガットに使用した『歯砕き』が発動、【耐】を+1する。

◆移動フェイズ
ブッチャーがアイアンガットに『合流』。
ノブラー・トラッパー(2)が『逃走』して盤外に消える。

◆射撃フェイズ
ブッチャーがサンダラーに『火球』を放ち、1体を倒す。
リードベルチャーが射撃で1体のレンジャーを倒す。
ノブラー・トラッパー(1)が投擲で1体のマイナーを倒す。

●3ターン表
フォト

◆移動フェイズ
レンジャーがリードベルチャーに『突撃』、『迎え撃て(Stand & Shoot)』によるダメージは無し。
マイナーがオウガに『突撃』

◆射撃フェイズ
キャノンがアイアンガットを砲撃するも砲弾が飛び越す。
サンダラーがアイアンガットに射撃するも徹らず。
エンジニア・サッパーもアイアンガットに射撃して4ダメージを与えて1体を倒す(余り【傷】1)。

◆接近戦フェイズ
レンジャーがリードベルチャーに2ダメージを与え(余り【傷】1)、反撃で2体が倒れる。リードベルチャーは『逃走』。『追撃』したレンジャーは追い付けず。
マイナーはオウガにダメージを与えられず、ブルーザーに1ダメージを与える(残り【傷】3)。反撃でブルーザーに2体、オウガに1体を倒され、マイナーは『後退(Give Ground)』、オウガは『前進(Follow Up)』する。

●3ターン裏
フォト

◆計略フェイズ
ブッチャーがアイアンガットに使用した『歯砕き』が発動、【耐】を+2する。
リードベルチャーが『再集結テスト』に成功。

◆移動フェイズ
アイアンガットがサンダラーに『突撃』。『迎え撃て』で1ダメージを受けて1体が倒れる。
リードベルチャーがレンジャーに『突撃』(※)。距離が近いため『迎え撃て』できず。

※:リードベルチャーはこのターン『再集結』しているので、本来『突撃』できない。

◆接近戦フェイズ
リードベルチャーが『インパクトヒット(Inpact Hit)』で1体、通常攻撃で4体のレンジャーを倒し、反撃で1ダメージを受けて1体が倒れる。『後退』したレンジャーにリードベルチャーが『前進』。
アイアンガットの『インパクトヒット』で1体、通常攻撃で5体のサンダラーを倒し、ブッチャーの攻撃は徹らず。エンジニア・サッパーの反撃で1ダメージを受け(余り【傷】1)、サンダラーの攻撃は徹らず(※)。『逃走』したサンダラーに『追撃』したアイアンガットが追い付いて全滅させる。
ブルーザーが1体、オウガが3体のマイナーを倒し、反撃は無し。マイナーが『逃走』し、オウガは『踏みとどまって隊列再編(Restrain and Reform)』。

※:攻撃はルールで定められた順番で解決しているが、記述が煩雑になるのでユニット毎にまとめて書いてある。

この時点でまずドワーフには勝ち目が無く、どうせなら2戦目をして頂きたかったので、自分が投了してゲーム終了。
フォト


結果:オウガキングダムの勝利
前半は良い感じに攻めていると思ったんだが…。

雑感:
今回、レンジャーは有意義に使えたものの、マイナーの出現位置はもう少し何とかなったかな、という気がする。ただ、他のユニットとの連係こそできなかったとは言え、あの位置に居たからこそオウガ部隊が前進できなかったので、足止めにはなっている訳で、失敗とも言い切れない。悩みどころか。

完全に失敗したのはウォリアー。丘に居る射撃部隊の射線を遮る事は無いのだから、その前に出れば良かったのだ。そうすれば必然的に、射撃部隊を守って突撃を受ける形になっただろう。

マイナー・カートも、これまではフレーバー参戦だったのが折角ルールのある(※)ミニチュアとして使える様になったのに、能力を発揮する機会が無かった。ウォリアーが突撃を受ければ、『迎え撃て』で爆弾を投げる事もできたのに。

※:3インチ以内にいる味方ユニットに、マイナーと同じ『爆弾(Blasting Charges)』の射撃能力を与える。あと、接近戦フェイズに全ての【傷】を失うと爆発四散して、3インチ以内のユニットにダメージを与える。

・エンジニア・サッパーのスペシャルルール『悪意ある地形(Hostile Terrain)』(※)の適用を忘れた。ジェネラルになったことで『指揮範囲』が12になっていて、アイアンガットの3ターン裏の『突撃』は12インチでギリギリ成功したのだから、2ターン終了時点で『指揮範囲』に入っているはず。

※:『指揮範囲』内で移動を終えた敵ユニットに『危険地形判定』を強いる。

・『遠征軍』は、普段であれば主力にするユニット(アイアンブレイカー、ロングベアード、ハンマラー、ドワーフ・キング)が使えないという制約が厳しいが、配置を工夫する事で射撃編制にしなくても行けそうな印象を受けた。ただ、できれば今回展示に出したドワーフ・キングは使いたいし、遠征軍で特に利点のある(※)サンダラーは今回のサンタカラーのミニチュアしか無い(組んでいないのは腐るほどある)ので、頻繁には使えない(いや、別に使っても何の問題も無いのだが)。次に使うのは1年後か。我ながら気の長い話だ。

※:サンダラーとエンジニアのみ、『遠征軍の射撃部隊(Expeditionary Marksmen)』というアップグレードを選べる。これがあると、移動による射撃のペナルティを受けない。


●おまけ:展開中に記載する機会が無かった、あるいは直接の関連は無いが気付いた点についての覚書。
・一騎討ちで、兵が『インパクトヒット』と『踏み付け攻撃(Stomp)』をもつ場合、それは全て一騎討ちの相手に向かう。

・『単独行動のキャラクター』をキャノンで砲撃する場合、それ自体が最も近いターゲットでない限り、同じユニット種別の5体以上の兵を含む味方ユニットの3インチ以内にいる間は、バウンドした砲弾の進路に居てもヒットしない。ただし、ベースが着弾地点(strike point)(砲弾がバウンドする点)の下にある場合はヒットする(『FAQ & Errata v1.2.』の9ページ参照)。

・『再集結』後の射撃を禁じる記述は見当たらないので、射撃はできるはず(以前のレポートでも書いた気がするが)。『行進移動(March)』についても特に記述は無いが、FAQ v1.2.の4ページに、『再集結したユニットは移動フェイズで移動可能』とあるものの、『再集結』後の状態は『射撃をするために移動したものとして扱われる(count as having moved for the purposes of shooting)』ので、『行進移動』は不可と思われる。

・『パニックテスト』は、要求されたら即座に実行する。ただ、複数のユニットが同時に『パニックテスト』を求められて失敗した場合、『逃走』(兵力によっては『整然と退却』)する順番についての指示が無い。
自分としては:
1.一つの原因により発生する『パニックテスト』を全て実行する。
2.1.の『パニックテスト』に失敗したユニットを、そのユニットのプレイヤーが好きな順番で全て『逃走移動』させる。
 元々の『パニックテスト』の原因が『戦意喪失テスト』の失敗の場合、その『逃走移動』もここに含む。
3.2.で全てのユニットが『逃走』した後、それに通過されたユニットの『パニックテスト』を全て実行する。
4.3.の『パニックテスト』に失敗したユニットを、そのユニットのプレイヤーが好きな順番で全て『逃走移動』させる。
5.以下同様(もしあれば)。
という流れが無難かと思う。
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