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2024年10月22日21:50

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連載エッセイ【国東が呼ぶ】2.羅漢寺

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町村合併の結果、中津市は日田市に隣接することになった。

羅漢寺は中津市にある。

こんなところに国道500号線があった。ちょっとした発見だ。

車を降りる。
参道のスタートは、青の洞門を掘った禅海上人の遺品を納めた「禅海堂」である。

ここから羅漢寺までの参道は険しい。(最新情報:リフトは廃止されました)

鏡子さんはひょいひょいと登っていく。
膝下のスカートとローファー。
一応、道は崖っぷちである。

そして、崖っぷちの寺に着く。

何度来ても、無漏窟(むろくつ)の五百羅漢像には圧倒される。

仏教では「学ぶものがもう無い」ことを無学という。
無学の境地を阿羅漢(あらかん)といい、略して羅漢である。

悟りきった羅漢たちは何を議論してるのだろう。
 
鏡子さんは中央の釈尊像を拝んでいる。
拈華微笑(ねんげ-みしょう)を表現している珍しい造像だというが、よくわからない。
拈華微笑とは、つまるところ、以心伝心ということらしいが。

鏡子さんとは、まだ以心伝心の段階ではない。

本堂に上がることは許されてないが、鐘楼はフリースペース内にある。

鏡子さんがどんな思いを込めて鐘をついたのか知る由もない。

空は晴れ渡っている。

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