「貴女達は(安全の為の)防波堤を作れるから…」
と。私は
「(安全の為の)防波堤を作れないのが障害の特性なんだよ」
と、話しが弾んだ。
自分に必要な配慮の、何を何処まで話せば良いか、私と娘は相当程度に理解している。
障害の重い人達は、自身の生きるに必要な配慮を伝えられない事が何よりの問題になる。
結果、重い障害者は普段、水戸黄門の印籠の様に障害者手帳を振りかざすしか無いのだ。
そうして、私は昔々に嬉しそうに電話口で
「ネエさん!、困ったから警察官に手帳を見せたら優しくしてくれたよ!!」
と障害者が報告して来るのを聴いて、
「良かったじゃん、これでもう何処へ行くのも安心だね!」
と笑って答えた。
電話口で私は内心の奥深くに
(ああ?!、オレぁ警察官じゃねぇよ!!)
との不満を隠しながら、笑顔で明るく、障害者である彼女への配慮に満ちた言葉を並べた。
友人以上の関係性を求め必要とする手帳持ちの障害者に疲れて、私は関係を絶った。
地域の誰もが被災しているその時に、家族の支援が無ければ満足に世間を渡れない障害者の『何を何処まで支援すべきであるか?』とした、その具体的な内容をつぶさに知っているのは同居の家族だけなので。
被災者から遅々として進まない復興の苛立ちをぶつけられて泣き崩れた被災した自衛官や警察官の姿のあった事を知った時から、私はかける言葉を今も見付けられずにいる。
広域災害は、誰も彼をも平等に、襲う。
健常と障害の別け隔て無く差別の欠片も無く、襲う。
その時に、私を含む全ての人々の人間性が剥き出しに顕現するのだ。
平時の日常普段から、吐き捨てる様に
「働きもしないあんな人、誰も相手にしないわよ!」
「働きもしないで!恥を知れ!!」
と幾人もの障害者を前に罵声を浴びせる者達が、災害時に避難所で誰と良好な関係を築けるものか?。
防災訓練の日、私は小学校の校庭で、深く憂慮した。
今日現在も、
(この地域で、何人が生き延びられるんだろう?)
と、深く深く危惧している。
必要な取り組みだ。
■精神障害・発達障害の当事者と一緒に防災を考えるイベント 東京・大田区発
(TBS NEWS DIG - 10月14日 17:52)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8056847
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