ウクライナ軍のクルスク侵攻。当初は評価に悩む人が多かったけれど、ウクライナ軍が橋を落として南部の補給を切って以降は、特に戦果の拡張はなく停滞。逆にドネツクでは、ウクライナ側に予備戦力はないと見越したロシア軍が一気に進んでしまったので、今では「戦力分散の愚を犯した」みたいな評価に収まりつつある。
まぁドネツクからロシア軍を一部でも引き離されば…という期待はあっただろうけれど、それを強いるにしてはクルスクへの投入戦力が足りなかったということなんだろうか。武器弾薬は援助してもらえても、兵士の数だけはどうにもならない。
もっとも、ではドネツクへの支援に投入していればよかったのかというと、おそらくひどい消耗戦になっていたはずで、それはそれで兵力に劣るウクライナには厳しかったのではないかなと。
ウクライナは厳しいのだけれども、ではロシアが勝ちそうかというと、ドネツクを完全占領くらいはできそうだけれども、それでウクライナを屈服させられるとも思えないし、だからといってキーウまで進撃できるとも思えない。こっちもこっちで手詰まり感はある。
トランプが大統領になれば、公正な仲介という触れ込みでロシアの実質勝利に持ち込めるだろうけれど、そのトランプが怪しくなってきたわけで、さてそうなった場合はどうすればいいのだろうかと。経済制裁によるダメージは、年を重ねるごとにキツくなっていくだろうし、砲弾などのアドバンテージも徐々に失われていくだろうと。
いっそウクライナの思惑に乗るかたちでクルスクに主力を集めて決戦して、ウクライナ軍を包囲殲滅。そのままキーウを狙うとかの方が、一発逆転できたのかもしれない。
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