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2024年08月08日20:17

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ミニチュアゲーム日記 Vol.174

注意:この日記は、『WARHAMMER:The Old World(以下ウォーハンマー:オールドワールド)』という日本語対応の無いミニチュアウォーゲームの追加ルールの解説です。知識が無い方にとっては非常に理解が困難な内容かと思われますので、ご了承下さい。

先日発売された、『Warhammer:The Old World』用サプリメント、『Arcane Journal:Dwarfen Mountain Holds』を、ざっくり解説してみる。


背景の説明やイラスト等のフレーバー要素
残念ながら割愛。読んでみれば面白いのだろうが、ゲームには直接影響しないので後回し。


シナリオ
カザド=ヴォスク強襲(The Storming Of Khazid Vosk)
要塞の門を守るのかと思いきや、奪われた砦を強襲するのが目的のシナリオ。攻撃側を下記の『遠征軍』のルールで編制されたドワーフ、そのジェネラルを下記のスペシャルキャラクター『バーロック・ダミンソン』、守備側をオーク&ゴブリンで編制するとの指示あり(他のアーミー同士でもプレイ可能)。
勝敗はゲーム終了時の『勝利ポイント』で判定。その際、門楼(Gatehouse)の周囲12インチ以内に居るユニットの兵力の合計が多い側が、追加のポイントを得る


編制ルール
名門士族(Royal Clan)
文字通り、名門の士族のアーミーという設定。伝統的な編制を守っているため、火薬を使うユニット(サンダラー(小銃隊)さえ)とスレイヤー(キャラクター含む)を組み込めない代わりに、豊かな富と家宝を表して、各ユニットのルーンに25ポイント余計に費やせる等のスペシャルルールを得られる(他にも編制上の制約と追加ルールあり)。
編制ルールが自分の使えるミニチュアと微妙に噛み合わず、組めなくはないが、自分にとっては実用的ではない。ただ『使える』ミニチュアが無いだけでであって、全て『持っている』ので、(ミニチュアを)組めば(アーミーを)組むことはできる。

遠征軍(Expeditionary Force)
文字通り、遠隔地の調査等のために送り出される部隊という設定。こちらは、FB(ファンタジーバトル)でいうロード枠がディーモンスレイヤーしか組み込めず、更には精鋭であるハンマラーとアイアンブレイカーが組み込めない。その代わり、ウォーマシンの【耐】を減らす(軽量化する)事で、車輪のあるウォーマシンの『移動したら射撃不可』を無くす等の変わったスペシャルルールを得られる。
こちらは、あまり無理せずに組むことができる。ただ、個人的に好きでない、所謂待ち編制になりそうなのが悩みどころ。


スペシャルキャラクター
ソルグリム・ウルレックソン(Thorgrim Ulleksson)
後の至高王『“怨みを背負いしもの”ソルグリム』。まだ至高王ではないので、『力の大玉座』には乗っていない(と言うか、至高王の信任が篤く『座守(ざのもり)』(=担ぎ手=近衛)だったこともあるとのこと)。200年後のキャラクターの若かりし頃を使えるのは、長命種を使う上での浪漫ではあるが、この時代の至高王を見てみたかったという思いもある(さもないと『力の大玉座』使えないし)。
ルールとしては、FBと同じのは『スクルドゥアの具足』のみだが、当然、別の強力な魔法の武器やアイテム(『誓いの石』の強化版?)を装備している。

“鉄拳”ウングリム(Ungrim Ironfist)
後の…ではなく、こちらはこの頃からスレイヤー王。ウングリムは同時にミニチュア(※)も発売されていて、外見の若さが視覚的に確認できる。この頃はまだ『フィスカールの竜衣(Dragon Cloak of Fyrskar)』を着ておらず、髭の束ね方も違う。コンパチキットで、200年後の姿とか再現できたら良いのになあ。無理なのは知ってるけれど。
ルールとしては、大体FBから移植した感じ。ただ、上記の通りマントが無いので、『炎攻撃』へのセーヴィングがない。あと、致命的な誤植として、『ダルゴの斧(The Axe of Dargo)』の【攻】が『+2』ではなく『2』になっている。

※:予約しようと思った時には既に『Temporarily Out of stock』だった。ドワーフで一番好きなキャラなだけに残念。

バーロック・ダミンソン(Burlok Damminson)
エンジニア。どこかの逸話に出ているのかもしれないが、自分は寡聞にして知らない。
どうも戦場向きなキャラクターのようで、通常のエンジニアと違ってウォーマシンと射撃ユニット一つずつに塹壕を掘れたり、合流したユニットの『遠距離攻撃』のヒットロール-1を無効にしたり(距離測定用のスコープみたいなものを使っている)というスペシャルルールがある。あと、【攻】がアーティラリーダイスで決まるハンマー、『焦熱の鎚(Furnace hammer)』を持っている。


ユニット
エンジニア・サッパー
特殊編制の『遠征軍』でのみ使用可能なキャラクター。サッパーは工兵の意味。エンジニアとあるが、通常のエンジニアの射撃補助の能力は無く、士気範囲に入った敵ユニットに『危険地形判定』を強いる『敵意ある地形(Hostile Terrain)』等のスペシャルルールをもつ。因みにこの『敵意ある地形』のルールは、説明はあるものの、サッパーの保有するスペシャルルールの一覧のどこにも名前が無い。さすがに誤植だろう。

ドゥームシーカー(Doomseeker)
過去のFBのキャンペーンで登場した、らしい、先に斧頭の付いた鎖を両手に持ったスレイヤー。分類は『キャラクター』なので、他のスレイヤーに合流できる、はず。…この装備で隊列に入れるのか?
『インパクトヒット(D3+1)』のルールを持つが、このヒットは持っている武器で解決されるので、武器に刻んだルーンによっては中々酷いことになるだろう。
面白い事に、このキャラクターを倒しても敵はポイントを得られないが、生き残るとそのポイント分の勝利ポイントを相手に献上する。
『傭兵(Mercenaries)』のルールで採用できる。

ロイヤルクラン・ウォリアー(Royal Clan Warrior)
『名門士族』のアーミーでのみコア枠として採用できる、ウォリアーの上位互換。特別に高スペックという訳では無いが、追加のポイントを払って『戦意喪失しない(Stubborn)』のスペシャルルールを得られる点、『グロムリル製の武器(Gromril Weapon)』のスペシャルルールがある点と、『グロムリル製の両手斧(Gromril great axe)』を装備できるのが違う(※)。

※他のユニットにも『グロムリル製の武器』のルール(AP-1)を持っているものは居るが、このルールが片手武器のみ有効なのに対して、『グロムリル製の両手斧』はこのユニットのみ選択可能な、AP-3のグレイトウェポンである。

インペリアル・ドワーフ・マーセナリー(Imperial Dwarf Mercenary)
エンパイアに住んでいるドワーフの傭兵。基本の鎧がライトアーマーなのと、武器としてスピア(Thrusting Spear)を選べる点が通常のウォリアーと違う。
『傭兵』のルールで採用できる。

スカウト・ジャイロコプター(Scout Gyrocopter)
『遠征軍』のアーミーでのみ採用できる。通常のジャイロコプターと違って爆弾を投下できないが、接近戦で勝利した時に『前進(Follow Up)』や『追撃(Pursue)』の代わりに『整然と退却(Fall Back In Good Order)』を選べる『一撃離脱(Hit & Run)』等のスペシャルルールがある。

ドワーフ・カート(Dwarf Cart)
ポニーに牽かれた荷車で、周囲の味方にアルコール飲料を提供する(そして【移】を+1する)バグマンズカートと、周囲の味方に投擲用の爆薬を提供する(そして【傷】が0になると爆発四散する)マイナーズカートがある。
このユニットだけは、特別な条件無しに、レア枠として通常編制に組み入れられる。

ゴブリン捌き機(Goblin-Hewer)
みんな大好き凶器投擲装置。対象のユニットのどの方向から射撃しているかを確認して、前後からであればヨコ列、左右からであればタテ列の数のD3を振ってアーティラリーダイスの出目に足してヒット数が決まるという、正にゴブリンの様なワラワラユニットに有効な素敵兵器。上記の『名門士族』『遠征軍』のアーミーには『傭兵』として、通常のアーミーには、スレイヤーのキャラクターが1体以上居るのを条件として、レア枠で採用できる。
クルーの【傷】が1なのだが、多分誤植(クルーは3体居る)。
後から追記:ウォーマシン本体のベースサイズが50x50mmなのも多分誤植で、多分50x75mm。かなり前後に長い形状だし、そもそも写真では50x75のベースに乗っている。


刺青ルーン(Runic Tatoos)
スレイヤーのキャラクター(ドゥームシーカー含む)の追加ルール。選べるルーンに『刺青ルーン』が追加される。色々あって面白いが、有料コンテンツの中身をあまりばらしてしまうのもアレなので、一つだけ。
『屈辱のマスタールーン(Master Rune Of Dishonoured)』
このルーンを彫ったスレイヤーの最後の【傷】を奪う攻撃に対して『ワードセーヴィング』3を得る。ドゥームシーカーと同様、このルーンの持ち主を倒しても相手は勝利ポイントを得られず、生き残ると相手の勝利ポイントになる。


エンジニアのウェポンルーン(Engineer's Weapon Runes)
これもルーンの追加ルールで、クロスボウかハンドガンにのみ刻める。『エンジニアの』とあるが、キングやセインでも使える。とは言え、やはりこれの恩恵が最も大きいのはエンジニアだろう。ウォーマシンの安定稼働に欠かせない存在とは言え、出目が良ければ出番は無く、サポート先のユニットが失われればやることが無くなっていたエンジニアの【射】5がようやく役に立つ機会を得た。刺青ルーンと同様、一つだけ紹介。
『屠獣のマスタールーン(Master Rune Of Slaying)』
対象のユニット種別が『ベヒモス』の場合、その【耐】に関わらずダメージロールが3以上で成功する。かつ、この武器は『強烈な一撃(D3)』のスペシャルルールを得る(これは対象を選ばない)。


『Arcane Journal』の内容は以上。自分が利用できるルールが、思ったより少なかったのは残念。実質、最後の追加ルーン以外は(自分にとっては)オマケに近い。とは言え、編制ルールとか面白いのは確かなので、可能な範囲であれこれ試してみたい。
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