将棋界のみならぬ注目のシリーズ。将棋王将戦七番勝負は羽生九段が勝って2勝2敗のタイに。改めての三番勝負になりました。
ここまで拮抗したシリーズになるとは期待以上ですね、あっさり4局で防衛って結果も予想してましたから。
次は圧倒的な勝率を誇る藤井王将の先手番だから恐らく羽生さんは温存していた横歩取りを仕掛けてくるはず。これは藤井さんの番勝負初の敗退もあり得るかもしれません。
昨年度は生涯初の負け越しをした羽生九段が今期は7割を超える勝率を残してるのは驚嘆(藤井王将は8割越えだけど)。衰えたと言われてたけどAI時代に順応したモデルチェンジに成功したみたいです。このあたりは渡辺名人にも通じるものがありますね。
以前豊島さんとの対局で5三銀と打ち込んで駒を渡して逆転負けしてしまった局面でAIが示していた最善手が9四角、なことを思い出しました。この手を見たときにAIには指せるけど人間には指せない手だなぁと、人が通れないけど猫しか通れない抜け道を「ここを行け」と言われるみたいで理解しがたいと思ったのです。
でも最強五冠に勝つには1手たりとも緩められない最強の手段を取り続けるしかないというところにたどり着いたんでしょう。そのあたりの間合いが「普通の手では勝てない」と藤井王将の読みを狂わせて明らかに悪手の5二同玉を指させてしまったんでしょう。とはいえ1手でも間違えてたら藤井王将が勝っていたかもしれず、今後の対局が益々楽しみだし、二人の番勝負はこれから何度も見たいと思いましたとさ。
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