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2022年12月31日23:22

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年末年始乗り鉄紀行 留萌本線撮り鉄の旅 Second

二度寝してから朝6時半頃、窓外から何やら音がするので目が醒めた。
カーテンの隙間から覗いて見ると、除雪車が排雪作業をしていた。
昨夜はまたかなり降ったみたいで、かなりの積雪だ。
シャワーを浴びて7時過ぎにチェックアウト。
宿の暖房が、暑い位に効いていたから身体の芯まで温い。
なので、余り寒さを感じない。
雪国に住む人からしたら冬の積雪は大変な事柄なのだろう。
しかし、私の様な普段、雪に縁の無い者からしたら、非日常を演出する。
白い雪に覆われた大地は、それだけで旅情を掻き立てる。

深川駅の待合室で、7時59分発の留萌行きを待つ。
まだ改札が始まっていないのに、41分の岩見沢行きなどの改札に紛れて並んでいる輩が多数いた。
留萌行きの改札が始まり4番ホームに向かうが、既に長蛇の列だった。
留萌から到着した列車にも、大量に乗客が降りて来た。
座席は瞬時に埋まり、キハ54のロングシートに陣取った。
深川を出て、真っ白な雪の大地を走る。
結露で窓が曇り、水滴が流れ車窓が見辛くなる。
凍てついた雨竜川を渡ると、石狩沼田に到着。
来年の3月、廃線になるのはここから先の区間になる。
石狩沼田で、一般人が一人下車した。
段々と勾配を上がって行く。
旧留萌鉄道跡と思わしき建物が見え、恵比島に到着。
鉄が数人、砲列を引いている。
ここから本格的に峠を越えの路線。
速度が落ちる。
山が深くなり、スマホの電波も途切れる。
トンネルを二つ抜けて8時29分、峠下に到着。
ここで下車する事にした。
何人かの乗り鉄撮り鉄も下車。
フォト

留萌へ向かうキハ54を撮り鉄する。
フォト
一眼望遠で撮影しているのは私だけで、他は皆、スマホか標準レンズだったから、この中で一番の重症撮り鉄は私だった。
次の旭川行きは9時29分。
1時間も待ち時間がある。
駅構内やら駅舎の写真を撮っていても時間が余る。
何人かの鉄撮って話もした。
留萌本線全駅下車にチャレンジしている猛者もいた。
留萌本線は廃線になる程に本数が少ない。
昼間はたった1輛の気動車が深川と留萌を行ったり来たりするだけで、次の列車の待ち時間に二時間近く待たねばならない場合もある。
そして、駅間もあるから待ち時間の間に次の駅などとても無理。
峠下にも、可愛らしいスタンプがあった。
フォト
無人駅全駅に置いてあるのかも知れない。
昨日の恵比島では気が付かなかったが。
更に、マスコットらしきものも飾られていた。
フォト
そうこうしている内に、9時29分発の旭川行きが到着した。
フォト
矢張り、望遠レンズで狙っているのは私だけだった。
本格的な撮り鉄は、駅と駅の間に、車で行って撮影しているのだろう。
私にはまず出来ない相談だ。

深川行きでもと来た線路を戻る。
昨日の様に遅れたらどうしようかと思っていたが、定刻の10時に、無事に深川に到着。
10時7分発の特急「オホーツク」を撮り鉄するのだが、「オホーツク」の方が5分程遅れて到着。
期待した塗色は、残念ながら青を基調としたHET色。
フォト
ヘッドマークも国鉄時代の流氷マークではなく、JRマークだった。
しかし、年末年始とあって増結6輛編成は、迫力があった。

昨日から留萌本線を走っていたキハ54-502が旭川へと走り去ってしまった。
構内には次の留萌行きが待機している。
車輛はキハ54-503で、11時過ぎに4番ホームへと入って来た。
簡易リクライニングシートの502と違い503は0系新幹線の転換シート。
どちらが良いかは好みの問題である。
札幌からの特急「ライラック」の乗り継ぎ客を乗せ留萌行きは満席になり、定刻の11時10分に発車した。
ここからは乗り鉄がメインとなる。
峠下を過ぎ、峠を下って行く。
幌糠を過ぎ、藤山を出ると、留萌川に沿って走る。
並走する国道233号線の路肩に停めたキャンピングカーから撮影している人もいた。
辺りが賑やかになり、12時7分、留萌に到着。
フォト
折り返し18分発深川行きを撮り鉄する。
本来の予定ではこの列車で折り返すつもりだったのだが、予定を変更する。
折角の留萌本線だから、留萌駅を楽しむ事にした。
列車を見送って、改札を出る。
「ありがとう留萌本線 記念入場券」は12月27日に完売していた。

留萌線の記念入場券「超特急」で完売 3千セット1週間で 相次ぐ高額転売にファン不満
https://twitter.com/sylvian3/status/1608965443972399104?t=0yk0148HG1uTO-kvAsFPWg&s=19

昨日今日行っても買えないだろうとは思ってたけど。
こう云うニュースを聞いたら流石に腹が立つ。
転売屋どもに神の裁きを。

列車を見送ったのは良いが、次の列車は何と16時17分まで無い。
ざっと4時間も空いて仕舞う。
取り敢えず、お昼だから駅待合室の「駅そば」で名物の「にしんそば」を頂く。
フォト
甘辛く炊かれた身欠きニシンがほろほろと崩れ、絶妙な味わいである。
ここで「にしんそば」を頂くのも8年振り。
しかし、この予定にするなら名物駅弁「にしん親子弁当」も予約しておけば良かった。
駅構内には、インスタ映えの為の小道具もあった。
フォト
フォト
私では絶対に映えない。
まだまだ時間があるので、駅前を散策してみる。
観光案内所に隣接した「おみやげ処 お勝手屋 萌」で留萌本線グッズがあると聞いていたから行ってみる。
しかし、と云うか当然と云うか、閉まっていた。
今日は大晦日、普通、締まっているだろう。
仕方が無いので近隣のスーパーマーケットを巡ってみる。
留萌の町、良いじゃないか。
萌えてるじゃないか。
フォト
流石は沿岸バスのお膝元。
バス停の看板も萌えている。
開運二丁目の交差点から、開運だるま通りへと入る。
「酒や つかもと」に「国稀 留萌本線」なるポスターがあったから、入ってみた。
何と増毛の国稀酒造が留萌本線とコラボしていた。
ならば、と思い店内に入る。
にこやかな店主に案内され、購入した。
私が京都から来て、留萌が4回目の訪問だと云うと、かなり驚いていた。
「つかもと」を出て更に先、留萌地域の地場スーパーである中央スーパー留萌本店へ。
フォト
留萌の地場の物を幾つか選ぶ。
そして、開運だるま通りの先にある、真宗大谷派光明寺を参拝。
帰りにセイコーマート留萌錦町店で、オリジナルブランドのカップ麺を購入。
駅に戻り駅前自由市場を覗いてみた。
平目の子が、実に安くしかもでかかった。
炊いたら旨いだろうと思うが、流石に今買うわけにもいかない。

一度駅に戻り、買い物した物を片付ける。
まだ14時過ぎで、2時間程時間がある。
なので、留萌随一の名所でもある黄金岬へ行ってみる事にした。
駅からは3km弱。
丁度良い距離である。
途中、かつて増毛まで結んでいた留萌本線の跡が残っていた。
フォト
高架になっていて、留萌方面から増毛方面と、留萌港方面とY字に分岐していた。
フォト
昭和30年代迄は、各地の炭坑やら木材資源やらが長い貨物列車に引かれてこの留萌港までやって来た。
留萌本線が一番、賑わっていた時代の話である。
その留萌本線も今や風前の灯。
歴史の彼方に消え去ろうとしている。
黄金岬が近付いて来ると、日本海から吹き荒れる突風がきつくなって来た。
帽子が飛ばされそうで歩き難い。
前から、先程峠下でお会いした人とすれ違う。
軽く挨拶したが、やはり考える事は同じか。
漸く、黄金岬に到着した。
フォト
黄金岬沖に沈む夕陽は、全てのものを染めつくし、その眺めは「日本一の落陽」とも吟われ留萌駅のスタンプのモチーフにもなっている。
岬の周辺は、柱を積重ねたような荒々しい奇岩が幾つも並ぶ独特な景観である。
流石に夕陽には早いが、傾き掛けた太陽が岩に砕ける激しい波を照らし、誠に美しい。
フォト
しかし、
吹き荒れる突風には耐えられずに早々に駅へと戻る。
途中、国道沿いのセイコーマート留萌本町店に寄り、晩飯を購入した。

留萌駅に戻ると、14時25分に深川から列車が停車している。
この列車が、次の16時17分発の深川行きとなる。
あと40分程なので改札前に並ぶ。
私が一番先頭だったが、私が並ぶと次々に並び出し、長蛇の列になった。
16時過ぎに改札が始まる。
座席を取ってから、撮り鉄。
フォト
恐らく、もう二度と留萌に来る事は無いだろう。
そう思うと余計に枚数が増えるし、黄金岬まで足を伸ばせて良かったと思う。
発車ギリギリまで撮り鉄をしていた。
フォト
16時17分、留萌駅駅長が深々と頭を下げる中、深川行きが発車した。
辺りは大分と暗くなっている。
幌糠辺りまでは車窓も見えたが、山に入り峠下が近付くと、見えなくなって来た。
峠下では留萌行きと交換。
昨日とは違いどちらも定刻通りだからすぐに発車する。
聞いた話だと、29日は積雪の為に運休も発生したそうだから、私は運が良い。
峠を下り、多数の鉄が待ち受ける恵比島に到着。
平野部を淡々と走り抜けて17時19分、深川に到着した。
次の列車は、18時1分の岩見沢行き。
二日間お付き合いした留萌本線とも今日でお別れとなる。
岩見沢行きが来るまでは時間があるから改札を出る。
改札窓口に、峠下で会った留萌本線全駅下車チャレンジャーの方と再会した。
今日は深川泊まり、明日は留萌泊まりで全駅下車を目指すそうだ。
駅を出て宿へ向かう全駅下車氏を見送った。
暫くしたら、18時9分発留萌行きの改札の案内があった。
留萌行きは6番線とも。
普段、留萌本線は函館本線と4番線を共用しているが、18時9分の留萌行きだけは離れ小島の6番線から発車する様だ。
駅の時刻表を見た限りでは6番線を使用する列車は、18時9分の留萌行きのみ。
それならば、とレアな6番線発の留萌本線留萌行きを撮り鉄しに行く。
フォト
車内は数える程しか乗客がいないし、撮影しているのも私だけだった。

18時1分発岩見沢行きが到着。
721系のクロスシートだった。
セイコーマートで買ったパンを食べる。
フォト
2022年最後の食事としては、極めて寂しい。
クロスシート車が来るのが解っていたら、何か呑める物を買っておいたのだが。
まあ、ノンアルコールの大晦日も良い。
滝川で「ライラック」に抜かれ「オホーツク」と交換する。
車内も空いていて、まだ18時台だと云うのに、終列車の雰囲気が漂う。
19時15分、岩見沢に到着。
19時38分発小樽行きに乗り換える。
車輛は733系ロングシートの6輛編成。
札幌の近郊区間を走る。
札幌には20時23分の到着。
次に、20時40分発の札沼線北海道医療大学行きに乗車する。
札沼線は、その名の通り札幌と、留萌本線の石狩沼田を結ぶ路線であった。
しかし、路線廃止により札幌から新十津川、そして札幌から北海道医療大学までと大幅に短くなってしまった。
留萌本線華やかりし頃は、深川発札沼線経由札幌行きの列車も走っていたのだが。
留萌本線も留萌-増毛が既に廃止となっており、来年3月には留萌-石狩沼田が廃止。
札沼線と同じ運命を辿っている。
しかし、札幌から北海道医療大学までが札幌近郊区間として生き残った札沼線とは違い留萌本線の残存区間は三年後の全線廃止が決定している。
21時7分、あいの里教育大で下車。
フォト
一つ手前の拓北で、太美までの駅が取れたら拓北発21時8分の列車に乗り換え出来たかも知れなかったのだが。
拓北を出てすぐに太美まで取れたから仕方が無い。
何にせよ駅メモ的には札沼線を全線走破出来た。
折り返しの26分発札幌行きに乗車。
この列車もガラガラだった。
21時53分、札幌着。
東横INN札幌駅南口、413号室にチェックイン。
いよいよ2022年、令和4年も終わろうとしている。

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