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2022年09月18日21:20

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台風14号「かつてなく危険」 特別警報 命を守る行動を

台風14号「かつてなく危険」 特別警報 命を守る行動を

毎日新聞 2022/9/17 21:27(最終更新 9/18 01:05) 1139文字

https://mainichi.jp/articles/20220917/k00/00m/040/207000c

気象庁予報課の黒良龍太課長は、台風14号の接近・上陸に伴い九州南部と北部に特別警報を発表する見通しについて説明した=東京都港区で2022年9月17日午前11時46分、

安藤いく子撮影

 大型で猛烈な勢力の台風14号が九州に迫った17日、気象庁は「かつて経験したことのない危険な台風だ」と最大級の警戒を呼びかけた。

最大風速55メートル、最大瞬間風速75メートルの暴風を伴って九州を縦断する恐れもあり、

気象庁は5000人超が犠牲になった伊勢湾台風(1959年)など歴史的な台風被害も示して「命を守る行動を」と求めた。

 「台風14号が16日夜、急発達した。これまでの見込みよりかなり勢力を強めて九州に接近、上陸する恐れがある」。

17日午前に開かれた気象庁の臨時記者会見。黒良(くろら)龍太・予報課長が「特別警報を発表する可能性が出てきた」と続けると、会見場に緊張が走った。

 台風の特別警報は、中心気圧930ヘクトパスカル以下か最大風速50メートル以上(沖縄など一部を除く)で接近、上陸する見込みの時に発表される。

過去には2014年7月の台風8号と16年10月の台風18号で出たことがあるが、対象はいずれも沖縄県。

今回の台風は中心気圧910ヘクトパスカル、最大風速55メートル(17日午後5時)で九州本土に迫っており、沖縄以外への発表は13年の制度開始以来、初めて。

台風14号の雨と風の予想拡大

台風14号の雨と風の予想
 気象庁によると、風速35メートル以上の暴風が吹くと走行中のトラックが横転したり電柱が倒れたりすることがある。

40メートル以上では家屋が倒壊し、鉄骨構造物が変形することもある。

 18年の台風21号は関西国際空港で最大風速46・5メートルを観測し、大阪湾で強風に流されたタンカーが空港の連絡橋に衝突するなどした。

千葉県で大きな被害が出た19年の台風15号は千葉市で最大風速35・9メートルを観測した。

福岡管区気象台は、宮崎県の家屋浸水被害が4706戸に上った05年9月の台風14号に似たコースを通る可能性も指摘。

今回の台風14号はそれらの被害を上回る恐れが大きいとみられている。

 九州の自治体は対応に追われた。

20年7月の九州豪雨で甚大な被害が出た熊本県球磨村は17日午後4時、避難情報の「高齢者等避難」を発令し避難所5カ所を開設した。

防災担当職員の上蔀(うわしとみ)準也さんは「孤立集落になる可能性もあるので早めに避難してほしい。(九州豪雨の)復旧工事も終わっておらず、少量の雨でも道路が崩れかねない。大きな被害が出ないか心配だ」と話した。

 鹿児島市は同日午後4時、市内全域に避難指示を出した。05年9月の台風14号の時は鹿児島県でも大きな被害が出たが、市の担当者は「線状降水帯が発生すれば当時以上の被害が心配される。海岸や河川、崖地などの近くに住んでいる人は速やかに避難してほしい」と呼びかけた。

同市の街中では、コンビニエンスストアの従業員が窓ガラスにテープを張る姿も見られた。

【安藤いく子、城島勇人】

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