国葬を比較 日本政府ピリピリ 安倍氏と英女王の開催日が近接
9/16(金) 6:00 北海道新聞 配信より
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a31f49f97378d8d817395cfee37fc57e6490fcd
北海道新聞
世論や決定過程…官邸「制度が違う」
日英の国葬の違い
19日に執り行われるエリザベス英女王の国葬を、日本政府が注視している。賛否が割れる27日の安倍晋三元首相の国葬と開催日が近く、海外要人の顔ぶれや世論の反応などが比較されるためだ。英国を引き合いに、安倍氏の国葬の決定過程を疑問視する声が自民党内からも出ており、官邸関係者は「制度が違う」と説明し、神経をとがらせている。
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「本物の国葬は国民の悲しみとともにある」「英国こそ本物の国葬だ」。英女王の国葬実施が報じられると、ツイッターにこういった書き込みが相次いだ。英国内で女王の国葬への批判はほとんど聞こえないのに対し、日本国内で安倍氏の国葬への賛否が割れていることが念頭にあるようだ。
英女王の国葬にはバイデン米大統領、ドイツのシュタインマイヤー大統領ら、安倍氏の国葬にはハリス米副大統領やインドのモディ首相らが参列予定。いずれも最終的な参列者は明らかにされていないが、開催日が近接するため顔ぶれの違いが際立つ形となる。
実施時期も英国が女王の死去から11日後であるのに対し、安倍氏の国葬は「約2カ月半後で時間がたちすぎている」とツイッターなどで指摘される。首相周辺は「会場の日本武道館の空き状況で選択肢がなかった。反省材料」と釈明する。
また、安倍氏の国葬実施は国会論議を経ずに閣議決定されたが、英国では過去にチャーチル元首相や物理学者ニュートンらの国葬を上下両院の承認を得てから実施した。13日の自民党総務会では石破茂元幹事長が英国の例に触れ、「国葬実施の決定に国会が関与する仕組みをつくることが、国民の理解を得るには必要だ」と苦言を呈した。
東京外国語大の若松邦弘教授(英国政治)は日本と英国の国葬は性質が違い、単純比較できないとした上で「安倍氏の国葬への世論の理解を広めるには、どう違うのかを政府が積極的に説明するべきだ」と指摘する。
最終更新:9/16(金) 6:00 北海道新聞
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