「ボルシチ戦争」 ロシア・ウクライナ紛争の新最前線(2020年12月8日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3319382
ボルシチの原型ではないかとされる「赤い色味の煮物」について最初に記録されているのはウクライナ。しかし、現在一般的にボルシチと呼ばれているものの成立は、ウクライナなのか、隣接する南部ロシアなのかハッキリしない。そもそも東欧は民族分布や国境線がちょくちょく変わっているので、どの時代のどこを指してロシア(もしくはウクライナ)と呼ぶべきかという問題。
長年(おそらく敢えて)曖昧なままにしておかれたボルシチの帰属問題だけれども、マイダン革命→クリミア併合でロシアとウクライナの関係が悪化すると、「ボルシチがロシア料理扱いされているのがガマンならない」として、ウクライナの料理関係者などが「ウクライナのボルシチ」の文化遺産登録を主張。当然ロシアは反発したし、本来であれば大いに議論の余地がある話だった。
■「ボルシチ戦争」はウクライナ勝利? ユネスコの無形文化遺産に登録
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7018474
が、ロシアによるウクライナ侵攻によって、ウクライナ側は「侵攻により市民生活が破壊されている→庶民文化が破壊されている→ボルシチ文化が破壊されている」の三段論法を主張。この論法が通ってしまい、『緊急保護の必要な文化遺産』としてウクライナのボルシチが登録されることになったという話。侵攻後、幾度も繰り返されてきたロシアのオウンゴールがまた一つ。
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