Eins:Vierのデビュー30周年「Eins:Vier 30th Anniversary Project」の最終公「NOVEMBER LUST」が、渋谷ストリームホールで開催される。
9月5日のライヴ、Eins:Vier 30th Anniversary Live 2020 "three stories"でこのライヴが発表され、ベースのLunaにも散々煽られた。
このライヴ以降、Eins:Vierの予定は全て白紙であるとメンバーも公言している。
ならば、ひょっとしたら本当にラスト・ライヴになるかも知れないEins:Vier LIVE2021. “NOVEMBER LUST”
是が非でも行かねばならない。
その為、チケット先行販売で速攻、購入する事が出来た。
朝、5時半に起床。
朝食を済ませてあわただしく汁パレスを出る。
四条発6時49分の地下鉄に乗車。
6時53分に京都着。
天気は晴れ渡り、京都タワーが朝日を浴びている。
0番ホームを特急「サンダーバード1号」が発車して行った。
列車の時間まで30分近くあるが、取り立ててする事も無い。
構内のコンビニでお茶を買ったりして過ごす。
ホームにいると、身を切る様な風が冷たい。
0番ホームのベンチで、向かいのホームを眺めている。
米原行きの普通やら新快速やらが発車して行く。
普段の私はあのホームの乗客で、優等列車専用の0番ホームには立ち入る事は許され無いから、何となく優越感を感じた。
7時29分発特急「サンダーバード3号」に乗車。
683系の9輛編成で、9号車10番D席に陣取る。
湖西線に入ると、琵琶湖が見えて来る。
朝日が琵琶湖に反射しきらきらと輝いている。
堅田を過ぎて和邇の辺りまで来たら、琵琶湖の北の方に鉛色の雲が覆っている。
そして比良を過ぎると、雨粒が落ちて来た。
近江高島を出ると晴れて来るが、また雲って来た。
近江今津を出て琵琶湖の北、海津大崎だけが朝日に照らされている。
マキノを過ぎて段々と山の中へと入って行く。
日が陰り大分と薄暗くなる。
薄暗い雨雲の垂れ込めた塩津の浜を眺めて近江塩津を通過する。
北陸本線と合流、青森方面へ向かう貨物列車が退避していた。
新疋田で福井県へと入る。
大阪方面へ向かう貨物列車が退避していた。
峠を下り敦賀に到着。
敦賀を出るとすぐに北陸トンネルへと入る。
今庄を過ぎるをまた晴れて来た。
紅葉に萌える山裾から靄が上がって行く。
段々と町が広がり、武生に入ると、また雨になる。
武生には停車する。
武生を出て鯖江が近付くとまた晴れ間が見えて来る。
僅かな距離で目まぐるしく天気が変わって行く。
そうして、福井に到着した。
福井を出ても天気は良い。
九頭竜川を渡り芦原温泉を通過すると、越前と加賀の国境へと差し掛かる。
そんな大した峠では無いが、列車の速度が落ちる。
山あいの里山を抜けトンネルを抜けると加賀・石川県。
段々と土地が拓け大同工業の工場が見えて来たら大聖寺。
ここから倶利伽羅峠まで加賀平野を突っ走る。
工事中の新幹線が近付いて来て、山影に巨大な観音が見える。
右にカーブして、加賀温泉を通過。
朝早い特急だからだと思うが、加賀温泉を通過する列車は初めてだ。
巨大な新幹線の駅が覆い、記憶にある加賀温泉駅とはまるで別の駅の様に見える。
加賀平野を淡々と走って行く。
小舞子海岸の最寄りである小舞子を過ぎ、手取川を渡る。
そしてすぐに美川を通過する。
次が加賀笠間で、特急は勿論通過する。
この近辺に叔父が屋敷を構えていたから、昔はよく遊びに来た。
駅の南側に公園があり、滑り台の上から北陸本線を往き来する列車を撮影した。
当時は、EF70が牽引する旧型客車の普通列車が走っていた。
今は、公園と北陸本線の間を新幹線が走っているから、昔の様な撮影は出来ない。
加賀笠間を過ぎると新幹線の巨大な車輛基地が建設されている。
犀川を渡り9時38分、金沢に到着。
金沢もてなし隊が可愛い。
次の列車は、北陸鉄道浅野川線。
北鉄金沢へ移動し、10時発の内灘行きに乗車。
浅野川線に乗車するのも、2006年8月17日以来、15年振りだ。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=199855004&owner_id=5677348
地下にちょこんと鎮座している北鉄金沢を出て、直ぐに地上に出る。
七ツ屋から浅野川に沿って金沢の郊外を内灘目指してのんびりと走る。
三ツ屋で北鉄金沢行きと交換。
河北潟に繋がる大野川を渡ると粟ヶ崎。
次が終点の内灘で10時17分に到着した。
折り返しの間に撮り鉄と、北鉄金沢までの乗車券を買う。
北鉄金沢までは片道360円。
ここで一日乗車券の存在に気が付いた。
一日乗車券は500円。
10時30分発の北鉄金沢行きに乗車。
帰りもまた、三ツ屋で交換する。
10時47分に北鉄金沢に到着。
次の列車まで時間があるから、暫く駅構内の店を色々と回ってみる。
土産物やら名物やら。
単なる土曜日だと云うのに人も多い。
昼も近いので、白山そばを頂く。
買い物も終わり、ホームへ向かう。
次の列車は11時57分発、北陸新幹線「はくたか562号」
北陸新幹線に乗るのは今回が初めてである。
長野までの暫定開業の時には、長野までは乗車済みであったのだが。
新幹線E7系・W7系電車に乗車するのも勿論初めて。
因みに、北陸新幹線とのファーストコンタクトは、2015年の10月2日、そして10月4日。
山代温泉に長期出張中だった時の話。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1946608336&owner_id=5677348
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1946680591&owner_id=5677348&org_id=1946645774
指定された座席は8号車15番E席。
金沢を出て、浅野川を渡る。
そして、すぐにトンネル。
倶利伽羅峠を越えて富山県へと入る。
トンネルが続き新高岡。
富山平野を走り富山に到着。
割と乗車してきて、50%近い乗車率となった。
立山連峰にうっすらと雪が被っている。
トンネルを抜け、黒部宇奈月温泉に到着。
激しく雨が降りだした。
立山連峰が霞んで見える。
かなりの土砂降りで、激しく雨が窓を叩く音が鳴り響いている。
余り新幹線でこんな激しい雨音は聞いた事が無い。
黒部宇奈月温泉を過ぎると、親不知の難所を長いトンネルで一気に越える。
そして糸魚川に到着。
また晴れ間が見える。
ここからもトンネルで直江津を寄らず上越妙高へとショートカットする。
新井の辺りでうっすらと雪が見えた。
更にまたトンネル。
トンネルだらけでうんざりする。
トンネルを抜けた狭間、飯山を通過。
すぐにまたトンネルに入る刹那、飯山の町に雪が積もっているのが見えた。
そうして、長野に到着。
長野は実に良く晴れている。
長野の次は高崎まで停車しない。
今まで、軽井沢を通過などした事が無いので少し面食らう。
長野盆地が尽きて、トンネルを突き抜ける。
佐久平を通過して、またトンネル。
そうして、速度を落として軽井沢を通過した。
そう言えば9月のEins:Vier遠征でも、在来線で佐久平と軽井沢を通過した。
碓氷峠を大回りして安中榛名を通過。
なかなかの絶景。
高崎から上越新幹線に入る。
高崎を出ると、上信電鉄が走って行くのが見えた。
高崎から先は、14年前に埼玉は熊谷で仕事をしていた時分に良く通った道。
懐かしい景色を見つつ、都内に入り東京に到着した。
東京駅構内でお土産やら国技館焼き鳥などを買い、品川へ移動する。
コインロッカーに荷物を預けて渋谷へ移動する。
山手線へ下る階段の所に、ガンダムがいた。
ガンダムカフェの出店の様だ。
興味はあるが、時間と予算が無い。
後ろ髪引かれながら、山手線ホームへと降りる。
渋谷ストリームの場所が解らなくて右往左往したが、何とか辿り着いた。
エスカレーターを上がり渋谷ストリームホールへ向かう。
商業施設の上にあるから、何となく心斎橋BIGCATを思い出す。
取り合えず、ツアーグッズを物色。
あまり金が無いにもかかわらず、色々と購入してしまった。
そして、記念撮影。
適当にさまよいながら時間を潰していたら、山口さんが到着されたと連絡が入った。
渋谷ストリームホールに戻る。
山口さんと記念撮影。
今回はなんと、Hirohumiさんの招待で関係者席だそうだ。
羨ましい。
此方は余り番号が良くは無かった。
それでも、Yoshitsuguさん側4列目に陣取る事が出来た。
そして、山口さんは関係者席なので、セトリも渡されたそう。
これはライヴ終了まで見てはいけない。
17時30分、オープニングSEであるCocteau Twins「The Spangle Maker」が鳴り響く。
何時もなら、曲の中ほどでメンバーが現れるのだが、今日は最後あたりまで出てこない。
かなりじらされる。
サポートドラマーの岡本、そしてギターのYoshitsuguga登場。
定位置で一礼する。
そしてベースのLuna。
真ん中まで来て、客を煽る。
そしてヴォーカルのHirofumiが登場。
一曲目は新曲にしてニューアルバムの1曲目でもある「touch or don't touch you know」
続いて同じく新曲、ニューシングル「100年の幻想」
新曲を2曲立て続けに持ってくる。
そしてHirofumiのMC。
「こんばんは、渋谷ストリームホール、ようこそ
LIVE 2021 “NOVEMBER LUST”ということで遂に始まりましたが、ここまでには30th ANNIVERSARYを“30th+1 ANNIVERSARY”としてやってきて長い長い歳月が経ちました。
今日はそのファイナルでもありますし、実は“2021”と題してやる初めてのライヴでもあります。
欲望をむき出しにして、思いっきり楽しみましょう
じゃあ、軽やかに、メロディー

」
「「メロディー」」に続き「Word for Mary」
そして「Notice」
Hirofumiが水を飲む、そして会場がしいんと静まり返る。
Hirofumiが笑顔で会場を見回す。
曲はなんと、「街の灯」
バックスクリーンに雪が降る。
懐かしの名曲に涙する観客もいた。
私も、この曲が出た時分の事など、色々な想いが込み上げてきた。
実はセトリを見せた貰った時に「街の灯」だけは目に入ってしまい、どこかで演るのは解っていたのだが。
それでも、込み上げてくる物には勝てなかった。
続いて「花の声」
ロンドンの街角の様な風景が流れる。
またしても、ライヴではご無沙汰の名曲に涙する。
そして、このタイミングで「Not Save Yet」
Hirofumiが上着を脱ぎ棄てる。
そしてLunaのMC
「今日は少し優雅に自分に酔いしれながら弾こうかな、なんて思ってたんですけど、いざライヴが始まってみたら何時もと変わらん全力ですわ(笑)。
まあ、一昨年から久しぶりの新曲も作っていろいろと準備もして、さぁ、30周年行くぞ

となった途端にこの有り様ですよ、もう31年目の暮れですよ
ちょっと時間は空いてしまったけど、それでもここまでの30年とか31年の間この3人が音楽の世界で生き残って来たということは本当に素晴らしいことであるなと思ってます。
今回の30周年は途中で予定が中止になったり変更になったりでいろいろあったし、正直「何時終わるんやろう

」って感じるくらい長く果てしない道のりでしたが、それでもなんとか今日までたどりつくことが出来ました。
three storiesツアーやって終わる予定やった、でも1年半かけて長々とやって来たおかげで今日のライヴが1本増えたわけなんで、これはとても素敵なことだとは思いませんか?
僕もめっっっちゃ嬉しいです!!
ホールも綺麗やし楽屋も綺麗やし、感謝してます、ありがとう

」
Lunaの長いMCの後、新曲、ニューシングル「three stories」
そしてニューアルバムから「I mean what I say」
曲の途中、Hirofumiのメンバー紹介。
「オン・ベース、Luna

」「オン・ドラム、岡本

」「オン・ギター、Yoshitsugu

」
そしてノイジーなギターが炸裂、激しいベースソロが入りステージが赤く染まる。
観客がヘドバンし「L.E.S.S.O.N.」
そしてラストは「In a void space」
Hirofumiが上半身裸になる。
会場は興奮の坩堝になる。
コロナでなければ「Please! In a void space」の大合唱。
そしてメンバーが去っていく。
時間は18時52分。
19時2分、再びメンバーが登場。
Hirofumiが「ありがとう」と云いニューアルバムから「Come on loser」
「その昔、京都にビックバンというライブハウスがあって、今でもあるのかな?
で、Eins:Vierは90年に作って、大阪ではそれなりに人気があって、でも始まりはやっぱり手探り状態で、「俺らはこれでいいのだろうか」と思っていました。
そんな時にビッグバン、確かヒロちゃんの盟友のGilles de Raisと対バンやって、俺らのライブ終わって楽屋戻ったらアンコールが凄くてGilles de Raisのメンバーにも「お前ら凄いやん」言われて
俺ら、アインスいけるん違うかって自信貰って「俺らこの方向で間違いない

」って思って、ここまで続けてこれたのは、ビックバンでの鳴りやまないアンコールがあったからやと思ってる
普段の俺は「お前ら勝手についてこい!」みたいなキャラやらしてもらってるけど、皆様の声援で力をもらってます
何が云いたいかと云うと、皆さんに感謝しているという事です
今日を持ちまして30+1終了します、大変な2年半でしたが改めて感謝したいと思います」
LunaのMCの後、Hirofumiが
「ほんのちょっとの事で、続けていけるんやろな」と感慨深そうに呟く。
そして「心を込めて愛の歌を」と叫び「I feel that she will come」
「まだ、歌ってへん曲があるやろ、あの大切な曲が」
Hirofumiが叫びメジャー・デビュー曲である「Dear Song〜なつかしの歌〜」
19時24分にメンバーが退場していく。
19時29分、ツアーTシャツに着替えたメンバーが登場。
Hirofumiが喋ろうとした瞬間にLunaが「先こっち」と静止する。
ぼそっと「まあええけど」と呟きながらMC
「今日のこのライブ、ブルーレイ、発売します。
クレーンも入れてるので凄い映像が撮れてると思います。
そして前やったthree stories、4本とも撮影してるのでそちらも発売します、あれやこれや混ぜ込んで、ブルーレイ4枚組やで。
いつ発売とかまだ決まってへんけど、待っててもらえたらと思います」
Hirofumiが「多分、映像は編集が入るので今日の配信のとは変わると思います」
Lunaが「綿密な編集で、凄い完成度になると思う」
拍手が鳴り響く。
そして、改めてHirofumiのMC
「今日は有難うね、やって良かったです
じゃあ、とっておきの1曲、演ってないやつ、やるよ、In your dream

」
Eins:Vierの代表曲「In your dream〜夢の間に〜」
続いて、なんと「In Your Next Life」
1996年12月発表のアルバム「timeless words」のラストを飾る曲。
ライヴで聴くのは、この時のツアー以来ではなかろうか?
「お伽話は続いてゆきます それはそれは激しく」と歌うこの曲は、メンバーの新たなる進むべき道を、決意を表しているのでは無いか?と云う気持ちになった。
最後に再び、Lunaがマイクを取る。
「最後に、もう1曲やらせてくれ。
今までもこれからもずっとEins:Vierを好きでいてくれる人たちに贈りたいと思います。聴いてください」
何と、シングル「蒼い涙」のカップリング曲である「Liquid blue sky」
かなり意外な選曲である。
「眠れずに不安な夜が来ても 大丈夫さ 夜明けは待ってる さぁ明日へ」と歌い上げる歌詞に、涙し、次のEins:Vierを期待する。
そしてステージ中央にメンバーが集まる。
そして一礼。
Yoshitsuguがピックを投げまくる。
その1枚が私の胸あたりにぶつかり、何処か飛んで行った。
Hirofumigaツアータオルを見せながら去っていく。
そしてLunaが中央に去り際に
「なんや色々あるけど、また会える日まで頑張れや

」
とエールを送って行った。
時間は19時52分。
山口さん達に挨拶して、品川駅へと向かう。
荷物を出して新幹線ホームへ。
最終の「のぞみ」の指定を取っていたが、この時間だと大分と早い列車に変更できる。
20時40分の岡山行「のぞみ113号」に間に合う時間だったが、余裕をもって次の20時49分発新大阪行「のぞみ465号」に変更した。
ホームに上がると、丁度、岡山行の「のぞみ」が入線して来る所だった。
暫し待機し、「のぞみ465号」に乗車。
車内は空いている。
久し振りに呑み鉄な晩餐。
メニューは、金沢で買っておいた、老舗料亭「大友楼」の弁当に、国技館焼き鳥。
「大友楼」初代の大友儀左衛門は前田家三代利常の頃、加賀藩の御膳所御料理方を務め、代々加賀藩料理頭として仕えて来た。
天保の頃、許されて料亭を出したと云う超一流の老舗である。
加賀料理の神髄を味わいながらの呑み鉄、ライヴの後のアフターとして最高のひと時であったのがだ。
石山の辺りまでは記憶があったのだが、目が醒めたら新大阪駅であった。
しかし、一本早いもし岡山行に乗車していたらと思ったら、ぞっとする。
新幹線は最終が出ているから、在来線で京都へと戻る。
京都からの地下鉄ももう終わっているから、汁パレスまでは歩かなければならない。
Eins:Vier LIVE2021. “NOVEMBER LUST” 2021.11.27 渋谷ストリームホール
01.touch or don't touch you know
02.100年の幻想
03.「メロディー」
04.Word for Mary
05.Notice
06.街の灯
07.花の声
08.Not Save Yet
09.three stories
10.I mean what I say
11.L.E.S.S.O.N.
12.In a void space
EN 01
01.Come on loser
02.I feel that she will come
03.Dear Song〜なつかしの歌〜
EN 02
01.In your dream〜夢の間に〜
02.In Your Next Life
03.ILiquid Blue Sky

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