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2021年10月21日01:41

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ドラフト会議2021��

「宇宙人と呼ばれたい」神村学園泰投手が楽天指名あいさつ後に
10月22日 18時06分

プロ野球のドラフト会議で楽天から4位で指名された鹿児島の神村学園の泰勝利投手が、22日、球団から指名のあいさつを受け「泰が出てきたら点をとれないと思われるようなピッチャーになりたい」と意気込みを述べました。
奄美大島出身の泰投手は、最速148キロの力強いストレートとキレのあるスライダーが持ち味の左ピッチャーです。
球団からは、今後、順調に成長すれば、今シーズン、プロ野球史上最年少の25歳で通算150セーブを達成した松井裕樹投手のような、チームを代表するピッチャーになれると評価されています。
泰投手は22日午後、鹿児島県の神村学園で楽天のスカウト2人から指名のあいさつを受け「持ち味の強いストレートをさらに伸ばして欲しい」とエールをおくられました。
このあと記者会見に臨んだ泰投手は「泰が出てきたら点をとれないと思われるようなピッチャーになりたい。人間離れをしたすごいボールを投げて“宇宙人”と呼ばれたい」と、独特の表現で意気込みを語りました。
また、出身の奄美大島の人たちに向けては「島から出てプロ野球選手のスタートラインに立とうとしている。1日でも早く1軍のマウンドで頑張っている姿を見せたい」と思いを寄せました。
【記者会見で】
指名のあいさつを終えて、泰勝利投手と楽天の関係者がいちき串木野市の神村学園で記者会見を開きました。
この中で楽天の後関昌彦スカウト部長は泰投手について「一番に目を引いたのが、強いストレートや角度があって鋭く落ちるスライダーといったパワフルな投球でした。チームには左ピッチャーが少ないので2年後、3年後に1軍の選手に割って入ってくる力があると期待しています」と評価を語りました。
泰投手は「強いまっすぐや縦に落ちるスライダーは自分でも自信があったので評価されてすごくうれしいです」と述べました。
また楽天の関係者から松井裕樹投手をほうふつさせるピッチングで、後継者になれると言われたことを受け、「憧れを抱いている先輩なので機会があれば一緒に練習したいです」と話していました。
その上で「1日でも早く1軍のマウンドにあがって期待に応えたいです。これからは1人のプロ野球選手として24時間野球に打ち込めるので自己管理も含めて野球に対してすべてをささげて頑張りたい」と意気込みを語っていました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20211022/5050016656.html

ソフトバンク育成1位指名の藤野選手 球団があいさつ
10月21日 18時25分

今月行われたプロ野球ドラフト会議で、ソフトバンクから育成1位で指名された戸畑高校の藤野恵音選手が、球団から指名のあいさつを受けました。
21日は戸畑区の戸畑高校にソフトバンクの2人のスカウトが訪れ、藤野選手に指名のあいさつをしました。
藤野選手は50メートルを6秒で走る俊足の内野手で、打撃も高校通算のホームランが16本とパンチ力があります。
ドラフト会議では高い身体能力が評価され、ソフトバンクから育成1位で指名されました。
学校によりますと藤野選手は現時点ではプロ入りか大学進学かを悩んでいて、球団側は選手育成システムやプロ野球の魅力について説明したということです。
ソフトバンクの福山龍太郎アマスカウトチーフは「脚力は周東選手と同格のプロでもトップランクのスピードを持っていて、右の大型ショートとして鍛えていきたい。いい選択をしてほしい」と述べ入団に期待を寄せていました。
藤野選手は「球団から高い評価を受けていることを改めて感じました。12球団で一番の育成環境が整っていることなどの話を聞くことができたので、前向きに考えたい」と話していました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20211021/5020009812.html

隅田投手が母校の波佐見高校訪問 後輩たちにエール
10月21日 17時41分

プロ野球ドラフト会議で西武から1位で指名された西日本工業大学の隅田知一郎投手が、21日母校の波佐見高校を訪れ、後輩たちに対し、「みなさんも夢を持ちそれを叶えるための努力をしてください」とエールを送りました。
大村市出身の隅田知一郎投手は、波佐見高校で3年生の夏に甲子園を経験し、今月のプロ野球のドラフト会議では4球団から1位で指名され、西武が交渉権を獲得しました。
21日午後、隅田投手は母校の波佐見高校を凱旋訪問し、体育館で行われた臨時全校集会で全校生徒275人から歓迎を受けました。
隅田投手は、「高校ではよい3年間を送らせてもらいました。みなさんに応援してもらえる選手になれるようがんばります」とあいさつし、在校生たちからの質問に答えました。
この中で、いちばん辛かったことについて隅田投手は、「高校2年生のとき、秋の大会の1回戦で負けて、冬に左肘を骨折しました。苦しかったけど、毎日20キロ走るなど努力をして、自分を変えるきっかけになりました」と振り返りました。
そして、隅田投手は、「プロ野球選手になるという夢のスタートラインに立てました。みなさんも夢を持ってそれを叶えるための努力をしてください」と後輩たちを激励しました。
参加した3年生の女子生徒は、「以前は、野球はよく知りませんでしたが、隅田投手をきっかけに、面白いと思えるようになりました。プロの大きな壁にも打ち勝つかっこいい選手になってほしいです」と話していました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20211021/5030013080.html
https://www2.news.ed.jp/bunrui/syoukai/gaiyou/70560gaiyou/70560housin/135836.html

巨人育成5位指名の鴨打投手 球団の部長があいさつ
10月21日 14時35分

プロ野球ドラフト会議で、巨人から育成5位で指名された創成館高校の鴨打瑛二投手が、球団の担当者から指名のあいさつを受け、「1軍で身長を活かした投球をして勝てるピッチャーになりたい」と意気込みを語りました。
創成館高校の鴨打瑛二投手は、佐賀県小城市出身の17歳です。
身長1メートル95センチの左投げで、長身から投げ下ろす角度のあるボールが持ち味で、今月のプロ野球のドラフト会議で巨人から育成5位で指名を受けました。
20日、諫早市の創成館高校で、鴨打投手と両親は、巨人の水野雄仁スカウト部長らからあいさつを受けました。
水野スカウト部長は「面白い素材の左ピッチャーがいると聞き、期待を持って指名させていただいた。まだ体は細いがジャイアンツに入れば刺激を受けてどんどん成長してくれると思っている」と期待の言葉をかけました。
このあと開かれた記者会見で、鴨打投手は「まずは支配下に入れるように頑張りたい。いずれは1軍で活躍できるような選手になり、お世話になった人に恩返ししたい。身長を活かした投球をして勝てるピッチャーになりたい」と意気込みを語りました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20211021/5030013073.html
https://www.sohseikan.ac.jp/2021/10/21/post-7775/

西武1位指名の隅田投手 出身地の大村市を訪問し報告
10月21日 11時38分

プロ野球ドラフト会議で西武から1位で指名された、西日本工業大学の隅田知一郎投手が生まれ育った大村市を訪れ、指名の報告を行いました。
大村市出身の隅田知一郎投手は、波佐見高校で3年生の夏に甲子園を経験し、今月14日のプロ野球のドラフト会議では4球団から1位で指名され、西武が交渉権を獲得しました。
21日午前、隅田投手は大村市役所を表敬訪問し「大村出身のプロ野球選手は『隅田』といわれるように一生懸命頑張りたい」と抱負を述べました。
会場には、隅田投手の大村市立西大村小学校時代の野球クラブ「大村クラブ」のコーチだった市の職員や、担任だった市の職員も同席し、小中学校時代で印象に残った試合や、ドラフト会議で1位指名を受けた時の感想、それに今後の目標などについて語り合いました。
訪問のあと、隅田投手は「激励を受けてうれしい。まだスタートラインに立ったばかりなので、毎年いい報告ができるよう頑張りたい。いろんな方に応援してもらえる選手になりたい」と話していました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20211021/5030013075.html
https://sp.baseball.findfriends.jp/player/%E9%9A%85%E7%94%B0%E7%9F%A5%E4%B8%80%E9%83%8E/

巨人育成5位指名の鴨打投手 球団の部長があいさつ
10月20日 20時25分

プロ野球ドラフト会議で、巨人から育成5位で指名された創成館高校の鴨打瑛二投手が、球団の担当者から指名のあいさつを受け、「1軍で身長を活かした投球をして勝てるピッチャーになりたい」と意気込みを語りました。
創成館高校の鴨打瑛二投手は、佐賀県小城市出身の17歳です。
身長1メートル95センチの左投げで、長身から投げ下ろす角度のあるボールが持ち味で、今月のプロ野球のドラフト会議で巨人から育成5位で指名を受けました。
20日、諫早市の創成館高校で、鴨打投手と両親は、巨人の水野雄仁スカウト部長らからあいさつを受けました。
水野スカウト部長は「面白い素材の左ピッチャーがいると聞き、期待を持って指名させていただいた。まだ体は細いがジャイアンツに入れば刺激を受けてどんどん成長してくれると思っている」と期待の言葉をかけました。
このあと開かれた記者会見で、鴨打投手は「まずは支配下に入れるように頑張りたい。いずれは1軍で活躍できるような選手になり、お世話になった人に恩返ししたい。身長を活かした投球をして勝てるピッチャーになりたい」と意気込みを語りました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20211020/5030013073.html

ドラフト会議注目の隅田投手 合宿地の出水市 訪問
10月20日 11時59分

プロ野球のドラフト会議で4球団から1位で指名され、西武が交渉権を獲得した西日本工業大学の隅田知一郎投手が、毎年、合宿を行っている出水市を訪れ、プロの舞台での活躍を誓いました。
長崎県出身の隅田投手は、最速150キロのストレートと多彩な変化球を持ち味とする大学屈指の左ピッチャーで、今月11日のドラフト会議で4球団から1位で指名され、西武が交渉権を獲得しました。
20日は、福岡県にある西日本工業大学の硬式野球部が20年以上前から毎年合宿を行っている出水市を、監督とともに訪れました。
隅田投手は「春先のまだ肌寒い時に、これからリーグ戦に向けて頑張るぞという気持ちで出水キャンプに来ていました。プロ野球で活躍する姿を応援してもらえるよう頑張りたい」とあいさつしました。
そして、西武のレプリカのユニフォームに、その場でサインして市長に贈りました。
市からは、地元の鶏肉などの目録が“新人賞をとりにいく”という願いを込めて、手渡されていました。
隅田投手は新型コロナの影響で中止された去年を除き、3回にわたって出水市で10日間の合宿を行い、スタミナづくりや守備の連携の確認などにあたっていたということです。
隅田投手は「きつい思いもしましたが、チームとしてこれから頑張ろうという気持ちで北九州に戻ったことを覚えています。1年目から優勝という目標に貢献し、ローテーションを守れるよう頑張りたい」と話していました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20211020/5050016625.html

明豊高校の京本眞投手が巨人から指名挨拶受ける
10月20日 11時57分

プロ野球のドラフト会議で巨人から育成7位で指名を受けた明豊高校の京本眞投手が球団のスカウトからあいさつを受け、「1試合でも多く投げられる投手になりたい」と、意気込みを語りました。
明豊高校の京本投手は身長1メートル89センチの長身から投げ下ろすストレートとキレのある変化球が持ち味で、ことしのセンバツ大会では先発を含む4試合に登板し、春夏通じてチーム初となる準優勝に大きく貢献しました。
こうした中、今月11日に行われたドラフト会議で巨人から育成7位の指名を受けました。
20日は、別府市にある明豊高校を訪れた球団の水野雄仁スカウト部長ら2人から指名のあいさつを受けました。
この中で、水野スカウト部長からは「しっかり体ができてくれば支配下でも十分通用する投手で伸びしろしかない。巨人は3軍まであり、実戦の舞台は多いので力を十分に発揮してほしい」と激励されていました。
面会のあと、京本投手は「自分は育成指名だがプロに入ってやっていける自信はある。1軍の選手に追いついて1試合でも多く投げられる投手になりたい」と、意気込みを語っていました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/oita/20211020/5070011093.html

中日3位指名 石森大誠投手に球団があいさつ
10月18日 14時29分

プロ野球ドラフト会議で中日から3位で指名された、独立リーグの熊本のチーム、火の国サラマンダーズの石森大誠投手が17日、球団から指名のあいさつを受け、「即戦力としてチームを引っ張っていける選手になりたい」と意気込みを語りました。
17日は、熊本市南区にある火の国サラマンダーズの協賛企業に中日の三瀬幸司スカウトなど3人が訪問し、石森投手に指名のあいさつをしました。
石森投手は、最速155キロを誇るストレートが持ち味の左投手で、今月11日に行われたプロ野球のドラフト会議で中日から3位で指名を受けました。
石森投手は、「さらに実感が湧いてきました。新人王を狙えるよう、追い込んでからの制球力や変化球のあとの速球、それに、体作りなどに取り組んでいきたい。即戦力としてチームを引っ張っていける選手になりたい」と意気込みを語りました。
三瀬スカウトは、「左の速球に魅力を感じ、去年から注目していましたが、ことしに入って変化球の精度や切れの良さがさらに磨かれたと思います。中日でも抑え投手として、火の国サラマンダーズの馬原監督のセーブ記録を超える活躍を見せてほしい」と期待を示していました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20211018/5000013728.html

宇部工業の小森選手にヤクルトが指名のあいさつ 意気込み語る
10月16日 16時49分

プロ野球のドラフト会議で、ヤクルトから4位で指名された宇部工業の小森航大郎選手が16日、球団から指名のあいさつを受け、「山口の誇りと言われる選手になりたい」と意気込みを語りました。

小森選手は、高校通算26本のホームランを打つなど、パンチ力のあるバッティングが持ち味の内野手で、今月のドラフト会議で、ヤクルトから4位で指名されました。
16日は、ヤクルトの橿渕聰スカウトデスクらが宇部工業を訪れ、小森選手に指名のあいさつを行いました。
そして、「神宮で待ってます」という高津監督のメッセージが書かれたドラフト会議の入場パスが小森選手に手渡されました。
橿渕スカウトデスクは「足の速さとパワフルなバッティングはもちろん、人間性や野球に対する姿勢をみて指名した。実際に会ってみて判断は間違っていなかった」と話していました。
小森選手は「頑張らなければいけないという気持ちが強くなった。1日でも早く1軍で活躍し、『山口の誇り』と言ってもらえる選手になりたい」と意気込みを語っていました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20211016/4060011452.html

ドラフト1位風間球打投手に球団が指名挨拶
10月12日 21時08分

プロ野球のドラフト会議でソフトバンクから1位で指名された秋田の明桜高校の風間球打投手がきょう球団から指名のあいさつを受け、「球速160キロと300勝をめざしたい」と意気込みを語りました。
風間投手は伸びのあるストレートに変化球を織り交ぜて三振を奪うピッチングが持ち味でことし夏の秋田大会で球速157キロをマークし、世代最速の右ピッチャーとして一躍、注目を集めました。
風間投手はきょう夕方、秋田市の明桜高校で、きのうのドラフト会議で単独で1位指名したソフトバンクの永井智浩編成育成本部長から指名のあいさつを受けました。
風間投手は「プロになる実感がわいてきた。日本の野球界を背負うピッチャーとなり、球速160キロと300勝をめざしたい」と意気込みを語りました。
永井編成育成本部長は、「ことしのナンバーワンのピッチャーという評価と、抽せんを予想していた中で1位指名を公表した思いが交渉権の獲得につながったという話をした」と述べました。
このあと、王貞治球団会長と、工藤公康監督のサインが入ったボールが贈られ、風間投手は、報道陣に向かってポーズをとって喜びを表現していました。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20211012/5010013616.html

広島1位 関西学院大・黒原拓未投手 私だけが伝える涙
10月12日 18時39分

プロ野球のドラフト会議で広島から1位で指名された、関西学院大の黒原拓未投手。
私はそのニュースを、鹿児島からもどかしい思いで見ていた。
私の主な担当は鹿児島県内の事件・事故。
“今は”黒原投手を取材しておらず、彼自身、鹿児島とも縁がない。
ただ、どうしても書かずにはいられない。大学入学時から知る彼の熱いハートを、ぜひ伝えたいからだ。
(鹿児島局記者 松尾誠悟)
【思わずシャッターを切った】
試合後に球場前で行われるミーティング。その輪の一番外で、黒原投手は目に涙を浮かべ、手で拭っていた。シーズン最終試合や最終学年の試合ではない。
大学1回生の、それも入学間もない春季リーグでの出来事だ。
決して体格に恵まれているとはいえない1メートル73センチの身体から投げ込む150キロ台の速球。
そのピッチングを支えているのが、人並み外れた責任感の強さだ。
【“すごいヤツが入ってきた”】
黒原投手を初めて取材したのは、2018年3月だった。
私は関西学院大の学生スポーツ新聞部で野球担当。
野球部のマネージャーから「ことし、すごいヤツが入ってきたんですよ」と聞き、オープン戦を取材しに行ったのだ。
相手は、前の年に東京六大学野球で優勝した慶應義塾大。
パワーあふれる強力打線が売りのチームだ。
7回途中から登板した黒原投手は、いきなり空振り三振を奪ってみせた。
野球の経験がない私から見ても、他の投手とストレートの威力が違うと分かった。
試合後に取材すると、「楽しんで投げることができた。投げるなら強いところとやりたいですね。
1回生の春からリーグ戦に出て、神宮(全国大会)に行きたいです」と話していた。
【目標は「大学で30勝 そのあとプロへ」】
黒原投手は、高校野球の名門、智弁和歌山の出身だ。
高校3年の夏、エースとして甲子園に出場。
1回戦は体調不良で回避。
2回戦で、この年のセンバツを制した大阪桐蔭を相手に、1対2で惜敗したものの好投した。
関西学院大は、関西学生野球連盟に所属。
近畿大、立命館大、同志社大、関西大、京都大の6大学でしのぎを削っている。
過去には、大リーグでも活躍した田口壮選手、最近では日本ハムの宮西尚生選手、阪神の近本光司選手などを輩出しているが、必ずしも常時、優勝を争う強豪というわけではない。国立で推薦入学がない京都大と最下位を争うこともしばしばだ。
そこに智弁和歌山のエースが入学するというのだから、マネージャーが色めき立つのも無理はない。
本人に直接、なぜ関西学院大に入ったのか聞いたことがある。
黒原投手は「強いところ、弱いところあると思いますが、自分が活躍すれば、それは関係ないって思っています。まず関西学生野球連盟で4年で30勝。
そのあとにプロに行くのが目標です」と力強く話した。
関西学院大の野球部は、部員250人近くの大所帯。この年も、投手陣だけで50人近くいてエース格も揃っていたが、「おそらくすぐに割って入ってくるだろう。これは“大物ルーキー”が入ってきた」と私は思った。
【開幕戦から出場も…】
その予想どおり、春季リーグの開幕戦から黒原投手はベンチ入りし、早くも登板機会が訪れた。
近畿大との試合は、両チーム2桁安打の乱打戦。
結局、1回生から4回生までの投手5人がマウンドに上がることになった。
試合には敗れたが、当時の木内祥晴監督は「黒原は言うことありません」とベタ褒めだった。
すでに頭1つ抜き出た存在になっていた。
だが、大学野球は甘くない。
なかなかチームを勝たせることはできなかった。
4月29日の京都大戦で初先発したものの逆転負け。
5月5日に行われた次節の立命館大との初戦でも起用されたが、首位を走るチームに圧倒された。
そして、雨天中止をはさんだ5月9日の3回戦。
よく晴れた日に大阪の南港中央野球場で行われた試合は、優勝争いに踏みとどまるための大一番となった。
立命館大からは、4シーズン勝ち点を挙げることができていない。
相当なプレッシャーがかかる中、この日も、先発としてマウンドに上がったが、2回3失点で降板。
チームも4対5で惜敗し、自力での優勝が消滅した。
冒頭に紹介した涙は、この試合後に流したものだった。
そのときの心境について聞く機会が、次節の同志社大との試合後にやってきた。
この日、ようやくリーグ戦で初めて勝利投手になった黒原投手は「初勝利はうれしい。ここまで遠くてしんどい思いをしたし、長かったです」と話した。
そして、立命館大戦後の涙については。
「3戦投げてきて打たれて、点を取られて、何ひとつ応えることができていなくて、情けなくて悔しかったんです。きょうでちょっとは返せたかなと思います。でも、これで終わりじゃないんで、満足せずに次の試合に向けて準備したいです」
【最後の年にリーグV 全国ベスト8】
野球の技術だけでなく、チームへの責任感を持った黒原投手。
ただ、その姿勢が実るまでには我慢の時間が必要だった。
黒原投手入学後、関西学院大の順位は、5位、4位、5位。2回生の秋には屈辱の最下位に沈んだ。
3回生の春は新型コロナで中止となり、秋は4位に。
それが、最上級生となったことしの春は、14季ぶりのリーグ優勝。
自身もシーズン5勝を挙げて、最優秀選手・最優秀投手のダブル受賞に輝いた。
大学野球選手権でも、優勝した慶應義塾大に3対5で惜しくも敗れたが、準々決勝まで進出した。
関西学院大にとっては1964年以来となる全国ベスト8の舞台だった。
【厳しいプロの世界でも頑張れ】
入学直後は髪がもっさりとしていて、先輩たちやマネージャーから「黒ちゃん」と呼ばれかわいがられていた黒原投手。注文した帽子は、ひと回り大きなサイズ。
力を入れてストレートを投げ込むたびに、帽子を落としていたのも懐かしい。
1回生のときから目標と話していた「プロに行くこと」を成し遂げた。
大学通算30勝はならなかったが、それ以上の結果をチームにもたらした。人
一倍、責任感の強い黒原投手なら、厳しいプロの世界でも、きっとチームを勝たせる存在になっていくだろう。
鹿児島で記者をしている私も、地元で奮闘する選手たちの姿を、これからも伝えていきたい。
【記者プロフィール】
鹿児島局記者 松尾誠悟
日頃は事件・事故や裁判、新型コロナウイルスの取材を担当。
学生時代は、大学スポーツ新聞部で野球やアメリカンフットボールなどを取材してきた。
黒原投手が食べたことがないという「広島焼き」は大好物。兵庫県姫路市出身、24歳。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20211012/5050016551.html
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