■日本ハム・栗山監督の退任が決定 10年の長期政権に幕
(ベースボールキング - 10月16日 14:00)
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日ハムの栗山英樹監督が今季いっぱいをもって退任を発表ですか。予てから噂話には出ていましたが、133試合やって49勝65敗19分、勝率.430の最下位と言う今季の成績が引き金での退任なのでしょうかね。平成24年(2012年)のシーズンから日ハム監督として指揮を取り、1年目の平成24年にパ・リーグ優勝、さらに平成28年(2016年)には球団新記録となる15連勝もあり、一時は首位から最大11.5ゲーム差あったのをひっくり返してのパ・リーグ優勝(143試合87勝53敗3分、勝率.621)、さらには日本シリーズも制覇、この2シーズンの優勝を含めてクライマックス・シリーズ進出5回と言う実績もある一方、監督2年目の平成25年に最下位に転落(翌シーズンは3位)し、勝率5割に満たないシーズンが今季含めて5シーズン、在任10シーズンで678勝669敗53分(今日現在)と一応勝ち越してはいても安定した成績とは言いにくい面があり、実績がある割には評価の良し悪し、言い換えるなら好き嫌いの分かれる監督と言う印象で、“名将”のイメージとは幾らか違う気がしますね。
現役時代はヤクルトの外野手でしたが眩暈を伴う神経性の病気で早い時期に引退、野球解説者、スポーツジャーナリストに加えて白鷗大学の教授としての活動実績のあった人で、そういう経歴があるからかはさておき、その活動面では(良く言えば)個性派監督と言えるかもしれません。国立大学(東京学芸大学)出身にして大学教授の経歴を持つ人物だからか、やはり賛否両論あった人でしょうね。
そのキャリアの中で印象的だったのが、MLBのLos Angeles Angelsで4シーズン目の今季に46本塁打、100打点、9勝と「二刀流」の本領を遺憾無く発揮し、American LeagueMVP有力候補と言われる大谷翔平を平成24年のドラフトで1位指名をしたことでしょう。高校3年在学時にいくつかのチームとの面談を経てMLB挑戦を表明、「マイナーからのスタートになると思うけれども、メジャーリーグに挑戦したい気持ちでいる。入学当初からの夢だった。若い内に行きたい思いがあった。日本のプロにも憧れはあったが、メジャーへの憧れの方が強かった」と直前の会見で語り、日本のプロ野球を経ることなくMLBに挑戦するのがほぼ確実と見られた中、チームとして日ハムがドラフト会議で強行指名したことでしょうね。「大谷翔平君 夢への道しるべ〜日本スポーツにおける若年期海外進出の考察〜」なる資料を提示し、「高校卒業後、直接アメリカへ渡った韓国の野球選手がMLBで活躍しているケースが少ない」こと、「過酷なマイナーリーグの現状」、「母国のプロリーグで実力をつけた選手の方がMLBで活躍できる確率が高い」ことを説明(このあたりがスポーツコメンテーター)、そこで空き番号だった背番号11を冠することに加えて投手と打者の「二刀流」育成プランも提示、結果的に大谷翔平が“まんまと”日ハムに入団、「二刀流」プレイヤーとして活躍することになったことでしょう。
当時の山田正雄GMとの共同(協同)事業だったようで、これが今日の大谷翔平の基盤となったことから、“大きな業績”とする見方が一般的なのかもしれませんが、高評価でのドラフト1位指名が確実視されるほどのプロスペクトが母国のプロリーグを経ずにMLBに挑戦する事柄など滅多にあることではなく、成功例が少ない中での挑戦を見守っていきたいと思っていた矢先の指名には、私としては当時強く反感を持っており、初志を貫かずに日ハムに入った大谷翔平への印象も、正直、大きく悪化しましたね。
他にも、就任前年に入団の斎藤佑樹(今季いっぱいで引退)を思わしい成績にできなかったり、清宮幸太郎、吉田輝星と言った高い知名度の選手をドラフト1位で指名しては伸び悩み気味だったりと、やや疑問のつくような1位指名があったり、日ハムと言うチームに“アンチ感情”が芽生える存在と言う一面を感じました。
次期監督には、稲葉篤紀前日本ナショナルチーム監督の名前が有力とも言われているらしいですが、チームカラーがどう変化していくのか。注目したいと思います。
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