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2021年09月25日23:56

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人って変わるのか

 私は子供の頃から、大病はしたことないけれど、他の人より少し無理のきかない身体だった。欠席も、他の子より少し多かった。
 父は、私の小学校の入学式の翌日に脳梗塞を起こして入院した。命に別状はなかったけれど、後遺症が残り、薬は一生飲み続けなくてはいけない。そんな父が、私が気分が悪くなるとよく言った。自分は病気のせいで、仕事中でもぶっ倒れるかと思うくらい気分が悪くなる事がある。だけどお前たちを養うために必死で毎日仕事をしているのだと。私のように、ちょっと腹の調子が悪いくらいで休んでいられるほど、社会は甘くないと。
 食事がまともに喉を通らない状態を、『ちょっと腹の調子が悪いくらい』と言っていいのかわからないし、今だったら問題になりそうな発言だけど、20〜30年くらい前の事ですから。
 そんな私ですが、相変わらずタフな方ではないものの、今は結婚をして、子供は授からない代わりにフルタイムで仕事をしながら、なんとか生きています。父は、仕事を定年退職して今は隠居生活。70代になって、本人も周囲も、脳梗塞関係なく衰えを感じています。
 先日、鼠径ヘルニア(要するに脱腸)の手術をする事になり、同意書の保証人サインが必要で私のアパートに来た時に、少し仕事の話をしたのですが、その時に父から出た言葉。「身体だけは壊さないでくれな。」 正直、父からそんな言葉を聞く事になるとは思わなかったので、少し驚きました。
 それを聞いても、昔からの夢や希望は一切何も叶う事なく、これからも楽しいことがあるとは思えない人生なので、がむしゃらに働いて身体を壊して、父や夫より先に死んでやる!という気持ちは変わらないんですけど。
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