今日は早朝から夜まで所用で池袋にいて、予想外に遅くなってしまったのですが帰り道で夕食にし、西口の台湾料理の店「新珍味」に入りました。
1階にカウンター席が少しあるだけの小さな店で雰囲気自体も地味な感じですが、ここは北京大滷麵(ターローメン)などで非常に有名な店で、看板には北京餃子、ターローメンと書かれ、店頭にも「60年以上こだわってきたターローメン」の立て看板が出ており、やはりこれしかないと思い注文。
見た目はよくあるあんかけラーメンですが、ラーメンの上に餡がかかっているのではなくスープ全体が餡になっているのがこの店の売りだそうで、当然ながら出来立ては非常に熱いので、普通のあんかけラーメンと同じ感覚で食べるとやけどするくらいです。値段は990円と安くはありませんが、ボリュームや味を考えると十分納得のいくものです。
また、もう一つの売りである餃子が気になったほか、小さな店ながらメニューが非常に豊富で他にも気になるものがあったので、また来る機会があれば今度は餃子なども食べてみようと思います。
そして、この店は一見何の変哲もない中華料理店ですが、なんと台湾の革命家が創業した店です。「革命家」とは言っても、学校に通わずYouTubeで汚い言葉や態度でふんぞり返っているイキリキッズとそいつの父親で過去の悪事を武勇伝のようにちらつかせている前科者のようなインチキな自称革命家なんかではなく、戦時中〜戦後にかけて台湾独立運動の指導者として活躍し、「昼は1階で餃子を作り夜は5階で爆弾を作っていた」とも言われたガチの革命家です。この革命家の史明(シー・ミン)氏は、2016年から蔡英文政権で総統府資政(総統上級顧問)を務めるも、一昨年9月に100歳で亡くなりました。
そして、店には右翼も左翼も両方集ってここで熱い議論を交わしさらにはヤクザも公安警察も集ったそうで、史明氏は「うまい酒を飲み、うまいメシを食っているときは、左も右も警察ヤクザも関係ない。そこが面白いじゃないか」と話していたそうです。店で爆弾を作っていたことの真偽はさすがに不明ですが、今の店の5階はどうなっているのでしょうか?
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