現在は使用許可が「国家的な行事」に限られている皇居外苑(皇居前広場)について、所管する環境省は、訪日客などに向けたイベント開催等も出来るようにするため、「皇居外苑の利用の在り方に関する懇談会」なる“有識者”会議を設け、(1)使用を国家的行事に限る現行規定(昭和27年の閣議了解)の見直しを目指す、(2)内堀通りより東側(オフィス街側)の「楠公」「馬場先」「和田倉」地区でイベント解禁を先行させる、との方針を前提に会議を重ねてきましたが、1月28日に同懇談会の最終的な報告書が発表されました。
皇居外苑の利用の在り方に関する懇談会報告書
http://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/topics/hokokusho.pdf
この「報告書」を、環境省側が作成して懇談会に提示していた「報告書(案)」と比較すると、取るに足らない文言の変更こそあるものの、核心である上記(1)閣議了解見直し、(2)内堀通り東側でのイベント解禁、については、全く手付かずのまま承認されていることがわかります。
(比較)皇居外苑の利用の在り方に関する懇談会 報告書(案)
https://bit.ly/3oeCC0O
一体“有識者”たちはどんな議論をしていたのでしょうか。三回開かれた懇談会のうち、第1回・第2回はその議事の概要が公表されていますが、「報告書(案)」を審議した第3回については、今のところそうしたものは公表されていません。
そこで、第3回「皇居外苑の利用の在り方に関する懇談会」議事録を、開示請求により入手し確かめてみたところ、自分のこだわりある分野には些細な字面にまで難癖つける一方で、環境省方針の核心には指一本触れない“有識者”らの姿勢に、懇談会自体が環境省の計画を追認するセレモニーに過ぎなかったことが如実に表れていました。
日本国内の全ての公園のなかで最も品位と尊厳が保持されるべき苑地である皇居外苑を、インバウンド向けイベント広場と化するが如き世紀の大愚策に断固反対します。
外部ブログにて第3回「皇居外苑の利用の在り方に関する懇談会」議事録全文を公開しております。
http://hikojuro.livedoor.blog/archives/8881881.html
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