県をまたいで流れる富士川、上流の山梨県内早川町での不法投棄が始まったのは
2011年9月から約8年間も続いたという。当時の山梨県庁の勤務していた治水課長
が社長を務めていた採石業者の「ニッケイ工業」(日本軽金属が一部出資)が富士川の
支流の雨畑川への凝集剤入りの汚泥に不法投棄だ。流域住民が泥の正体の出どころとして
指摘している。関係者によると数万トン以上の汚泥が廃棄されたが、これを行政指導した
山梨県は、野積み状態の汚泥約4400立方メートル(国の目安で換算すると、約4840
トン)が搬出投棄された2019年10月中旬に「撤去完了」を宣言して、警察への告発もも送りしたと言う。ニッケイ工業の幹部の話では、運搬に際して運び易くする目的で、三種
類の凝集剤が混入されたという。山梨県に情報公開請求をして、2007年2月時点で凝集剤が1日約20Kg以上の使用計画だったと判明。サクラエビ漁の不漁と富士川水系の濁り
の原因が関係を漁師らが指摘しており、今後も分析を継続して進める。排水処理の研究
で凝集剤の取り扱い経験が豊富な久保健二大阪府立大工業高等専門学校名誉教授(79)
から、「粘度の高さや経緯から凝集剤成分が入っているのは間違いない」との指摘があ
る。久保教授は「こうした泥が川床を覆えば好気性の微生物が住めず、河川は水質自浄
作用を失う。何もしなければ凝集剤成分は今後100年は残るだろう」と警鐘を鳴らす・
凝集剤成分 (AAP) アクリルアルミドポリマー
産業排水の固液分離や汚泥の脱水処理などに広く用いられている化学物質。分子量1千万
を越え粘度が高く、紙力増強や流失した油の回収、農業や土木工事での土壌流出防止のた
めの凝固剤につかわれる。一般に毒性は低いとされりが、分子量が70程度まで下がると、アクリルアミドモノマー(AAM単量体)は強い毒性を持ち、毒劇物取締法での劇物に指定されている。
当時の山梨県の行政の在り方や、治水課長の権限を持ちながら、山梨県内の支流の雨畑川
への汚泥の不法投棄を、黙認してきた行政責任が問われますね。後始末をどうするのか
支流も含めて汚泥の除去作業を山梨県の負担でするのか、川勝静岡県知事の出番だね。
リニアより喫緊の課題が出てきたね。
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