もともと本日は洞爺湖と昭和新山を廻って、関西へ帰還する予定であったのだが、道内に来た時に、札幌観光へと予定を変更していた。
しかし、昨日、「小樽総合博物館」が休館日だったから、リベンジをするべく再び小樽を目指すことにした。
札幌駅のコインロッカーに、大量の荷物を預けて出発。
小樽までは昨日と同じ道のり。
稲穂駅に、見慣れない黄色い色のディーゼル機関車が止まっていた。
奧には茶色のディーゼル機関車も見える。
銭函で、目の前に改札口が見えたから縁起物の「銭函」を撮影する。
今は置かれているが、初めて来た31年前は、改札の上に釣ってあったと思う。
今日は昨日よりも空気が澄んでいるのか、車窓に流れる恵比須島が美しかった。
9時過ぎに小樽に到着。
バスで手宮へと向かう。
少し行くと、小樽総合博物館の手宮口が見えてくる。
ここは裏口にあたり、実はここから入るのは初めてである。
旧手宮駅をそのまま利用した広大な敷地には、北海道で活躍した貴重な車輛が、まるで駅に停車しているかのように展示されている。
かつて函館から北海道各地を結んだ特別急行列車に使われたキハ80。
そして、当時の特別急行列車には必ず、食堂車が連結され長い汽車旅の楽しみを地峡していた。
そして、庶民の足として道内各地を結んだ急行列車に使用されたキハ56.
更に、夜の北海道を走る夜行列車などに使われた旧型客車。
今では見る事も叶わない貴重な車輛達がこおで余生を送っている。
ただ、残念な事に、全てドアは施錠され、車内には入れなくなっている。
館内は、小学生の遠足くらいしか客もおらず、実に静かである。
人気のない中、ひとしきり車両を撮影した後、総合受付へと急ぐ。
この旅行中、荷物の整理をしていた時にちらりと見えたりしていたから、まなにゃーさんは気が付いていたようだが。
受付で尋ねる。
「車掌の制服で撮影してもよろしいですか?」
「え?ここに展示されてる制服ですか??」
「違います、自前で持ってきた制服を車両の前とかで撮影したいのですけど」
「それでしたら、館内はダメですけど外の展示場なら構いませんよ」
許可が下りた。
早速、園と展示場へ移動し上着を羽織り制帽を被る。
小学生の遠足の団体が多数、ホームのあたりにいるので先ずはは人気のないところで。
昭和30年代に、西ドイツ国鉄に倣ってローカル線用に国鉄が導入した唯一のレールバス、キハ03で撮影。
残念ながら、コロナの影響で車内には入れない。
子供たちがばらけて散策を始めたので、ホームへ行ってみる。
旧型客車スハ45、急行「利尻」稚内行き。
昭和30年代の終わりから40年代の初め位の雰囲気。
三脚など無い中、鞄などを使用しセルフ撮影。
端から見たら馬鹿か気狂いにしか見えない。
実際、この為だけに制服抱えて内地からやってくるなど、正気の沙汰ではないと自分でも思う。
私が小学生の時分には、まだ旧型客車も急行列車に使われていた。
しかし、昭和50年代の半ば過ぎからだんだんと12系などの新系列客車に取って代わられてしまった。
ちょっと加工してみた。
旧型客車は、北陸本線の普通列車でよく乗ったが、その後はイベント列車などでしか乗車する事はなかった。
続いてキハ56.
2両目の緑の帯は、グリーン車である事を示す。
かつては優等列車であるグリーン車には特別な配慮がなされていた。
余り人がいなかったから、こんな贅沢な撮影も出来た。
手宮駅構内を歩く国鉄職員。
12時前に、撮影を終え、館内を見学。
ぼちぼち、お客さんも増えてきたから良い頃合いだ。
一等車も車内立ち入りは厳禁。
館内の展示室は、官営幌内鉄道時代からの北海道の鉄道の歴史が学べる他、色々な科学技術に関する展示もある。
売店には北海道の鉄道グッズの他「蟹工船ペーパークラフト」なんて物もある。
思わず購入して仕舞った。
小樽総合博物館の前身の一つである小樽交通記念館時代には、自動車も展示されていた。
なので、係員に聞いてみたら、屋外に展示場があるという。
頂いた案内図をもとに表へ出てみる。
「ED76 500番台」交流電気機関車が展示されている。
札幌から旭川までは電化されているから、50系の普通列車や網走行きの急行「大雪」
機関車として活躍した。
EF65のPFを思わせる貫通扉の顔つきに交流車輛独特の機器を満載した姿は、何とも云えない力強さを感じる。
屋外展示場のすみに、自動車の展示場があった。
なかなかここまで来る人もいない様で、誰もいてない。
そして、展示されている車輛も、初代ロールス・ロイス・シルヴァーシャドウ一台きり。
かの有名な石原裕次郎所有の車だそうだ。
一通り見学を終え、手宮口から表へ出る。
旧・日本郵船小樽支店が見える。
手宮からバスに乗車して、市内へと向かう。
小樽駅の駅舎が迫る。
駅で下車せずに、運河方面へ。
昨日行った「小樽バイン」で呑んだワインが旨かったから、セラーに寄って何本か購入した。
駅に向かう帰りに見たポスター。
何か可愛い。
小樽から札幌へと帰還し、遅め昼食と思っていた。
13時半頃、札幌に到着。
何と、駅でとんでもない放送案内があった。
「室蘭線 錦岡駅構内において、函館 10時05分発 札幌行き 特急北斗7号に人身事故が発生したため、以下の区間で運転を見合わせています。
千歳線札幌〜新千歳空港・苫小牧間学園都市線札幌〜北海道医療大学間
列車遅延」
昼飯どころではなく、一刻も早く新千歳空港へ向かわねばならない。
しかし、もし当初の予定通りに洞爺湖へ行った帰りに洞爺駅でこの情報を聞いていたらと思うとぞっとする。
特急「北斗」はどれも大変な遅れが発生していたからだ。
一時間以上遅れている。
とても飛行機に間に合わない。
洞爺湖観光をキャンセルしたのは大正解だった。
14時35分の快速「エアポート146号」に乗車。
幸い、定時運行だった。
新千歳空港で、手続きを済ませる。
ANAのカウンターはかなりの混雑。
早目に来たから問題は無いが、結構時間を取られた。
それでも時間は割りとあるので、軽く昼食。
ぶらぶらとお土産を見ていたら、バターサンドで有名な菓子屋「六花亭」でポテトチップスが売っていたので、思わず購入。
後は、時間までロビーで待機。
飛行機に興味があれば、撮影にでも行くのだろうが、残念ながら私は余り興味がない。
ただ、自衛隊の千歳基地が近いから、自衛隊機狙いで行っても良かったかも知れない。
16時50分、伊丹行きのJALに乗り込む。
737-800とかあったが、旅客機はよくわからない。
日も落ちて、サービスのアップルジュースを飲んだ他は、殆ど寝ていた。
目が醒めたら、大阪の灯りが見えた。
19時22分、伊丹に到着。
なかなか荷物が出て来ない。
15分位待っていたと思う。
モノレールで南茨木へ。
阪急に乗り換えたら、河原町行きの準急が阪急1300系1306F「すみっコぐらし号」京都線バージョン。
すみっコ達が出迎えてくれた。
無事に烏丸に到着。
何とも、最後がバタついたが、矢張り飛行機だったからだろう。
次の北海道遠征では、鉄道で帰って来たい。

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