mixiユーザー(id:67604262)

2020年09月21日02:55

34 view

コロナ治療薬候補のアビガン、承認申請へ 有効性確認か

コロナ治療薬候補のアビガン、承認申請へ 有効性確認か

9/20(日) 22:45配信 朝日新聞デジタル 配信より

新型コロナウイルスの治療薬候補「アビガン(一般名はファビピラビル)」(富士フイルム提供)

新型コロナウイルスの治療薬候補「アビガン」について、富士フイルム富山化学が近く国に製造販売の承認を申請することがわかった。

9月中旬まで実施した臨床試験(治験)のデータを20日に精査し、一定の有効性が確認できたもようだ。

承認されれば、日本で開発された新型コロナ治療薬としては初めてとなる。

申請後は、厚生労働省が有効性や安全性などを審査し、承認するか決める。

新型コロナ治療薬はこれまでに「ベクルリー」(一般名レムデシビル)と「デキサメタゾン」が承認されている。

アビガンはこれまで一部の病院で、患者の希望と医師らの判断で使える「観察研究」という枠組みで使用されてきた。

正式に承認されれば、従来よりも多くの病院、患者に使用できる可能性がある。

感染初期の軽症の段階で使うことが想定されている。ただ、アビガンは投与すると胎児に奇形が出るおそれがあることがわかっており、妊娠中やその可能性のある女性、相手の男性には使えない。

富山化学は3月末に国内での治験を始めた。96人を目標に参加者を募集し、当初は6月末に終える予定だった。

だが、緊急事態宣言などによって患者が減ったことから参加者数を確保できず、7月以降も治験を続けていた。7月中旬ごろから患者が再び増えたことで目標数を確保できた。

朝日新聞社

【関連記事】
アビガン、コロナへの効果は不明 専門家が「待った」

最終更新:9/20(日) 23:47
朝日新聞デジタル

私のコメント : 令和2年9月21日、新型コロナウイルスの治療薬候補「アビガン」について、富士フイルム富山化学が近く国に製造販売の承認を申請することがわかった。9月中旬まで実施した臨床試験(治験)のデータを20日に精査し、一定の有効性が確認できたもようだ。承認されれば、日本で開発された新型コロナ治療薬としては初めてとなる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
楽観できないワクチン・治療薬の開発 突然変異など謎多い新型コロナウイルス

2020年08月30日18時30分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020082601105&g=soc、時事通信 配信より

新型コロナウイルスのワクチン開発を目指すオランダ・アムステルダム大学病院の研究所の研究者=5月28日【AFP時事】

抗ウイルス薬「レムデシビル」【AFP時事】
富士フイルム富山化学が開発した抗インフルエンザ薬「アビガン」[富士フイルム提供]
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真[米国立衛生研究所提供]【AFP時事】

 新型コロナウイルスのパンデミックが続いている。今後、どうなるのだろうか。特記すべきは、抗体保有率が低いことだ。集団免疫戦略を採ったスウェーデンの首都ストックホルムでさえ、5万人の住民を対象とした調査で、抗体保有率は14%にすぎなかった。(NPO法人医療ガバナンス研究所理事長・上 昌広)

【特集】資金と情報を独占する「感染症ムラ」 新型コロナウイルスと臨床研究

 日本の保有率はもっと低い。ソフトバンクグループが従業員ら4万4066人を対象に実施した調査では、抗体保有率はわずか0.43%。

 ストックホルム大学の研究者たちが米『サイエンス』誌に発表した論文によると、集団免疫を獲得するには、最も低い水準でも43%の抗体保有率が必要という。絶望的な数字だ。

 そうなると、新型コロナウイルスを克服するには、ワクチンと治療薬を開発するしかない。本稿ではワクチン・治療薬開発の現状をご紹介しよう。

◇ハードル高い第3相臨床試験

 まずはワクチンだが、報道によれば、開発は順調に進んでいるかに見える。

 「ワクチン開発急ピッチ」(読売新聞6月30日)、「中国生物技術、コロナワクチン治験で抗体の生成確認」(ロイター6月16日)、「コロナワクチン、12〜18カ月で実用化目指す WHO」(朝日新聞6月27日)といった記事が連日のように掲載されている。

 私の知る限り、このような記事を鵜呑(うの)みにしている専門家はいない。ワクチン開発は難しい。知人の製薬企業社員は「第1相や第2相試験で抗体が確認されても、その抗体が機能し、感染を予防するかは分からない」という。

 ワクチンの目的は、感染症を予防することである。プラセボ(偽薬)投与群と比較した第3相臨床試験を行い、ワクチン投与群で実際に感染者が減ったことを証明しなければ、開発に成功したとはいえない。

 効果を証明するには大規模な臨床試験が必要になり、このような試験を遂行することによって安全性は担保される。

 HIV(エイズウイルス)ワクチンをはじめ、多くのワクチン開発が第3相試験で失敗してきた。第1、2相臨床試験では抗体価が上昇したが、感染の予防にはつながらなかった。

 私の知る限り、日本の製薬企業でワクチンの第3相臨床試験を成功させたのは武田薬品工業だけだ。

 中南米諸国や東南アジアなどのデング熱の流行地域で、1万9021人の4〜16歳の健康な子ども・青年を対象にデングウイルスワクチンの臨床試験を実施し、感染を80.9%減らすことを証明した。

 ただ、1〜4型まで存在するデングウイルスの亜型のうち、3、4型についての予防効果は不十分で、デングウイルスワクチンの開発はまだ途上といえる。ちなみに、この臨床試験の結果は昨年公表され、現在、承認申請中だ。

 新型コロナウイルスはRNAウイルスに分類される。DNAウイルスと比べて突然変異が生じやすく、ワクチン開発は苦戦する。

 さらに、新型コロナウイルスワクチンは、短期間に大量生産できることを求められている。

 麻疹風疹混合(MR)ワクチンや水痘ワクチンのような生ワクチン、インフルエンザワクチンなどの不活化ワクチン(培養ウイルスを精製し、加熱やホルマリンなどを用いて感染力をなくしたもの)のような時間と費用を要する方法では対処できない。

 開発中の新型コロナウイルスワクチンの多くは、ウイルスのメッセンジャーRNA(mRNA)やDNAなどの一部を体内に導入し、このような塩基が作り出すタンパク質が免疫を誘導することを狙っている。

 しかし、現時点でこのような形で誘導された免疫が、有効かつ持続的に機能するかどうかは分からない。それは、これまで検証されていない多くの問題があるからだ。

 例えば、体内では、ウイルスが発現するさまざまなタンパク質に対し、免疫反応が生じている。特定の抗原だけで有効な免疫を誘導できるかどうかは、やってみないと分からない。

 また、開発中の多くが、新型コロナウイルスがヒト細胞に感染する際に足掛かりとなるスパイクタンパク質遺伝子を導入した遺伝子組み換えワクチンを利用している。

 スパイクタンパク質遺伝子は突然変異が生じやすい。突然変異した抗原に対しても、ワクチンにより誘導された免疫が作用するかどうかは分からない。

 そして、新型コロナウイルスにどのような変異が生じるかも分からない。かくのごとく、ワクチン開発は不明な点だらけといえる。

 前出の製薬企業社員は「世界中で実施されているすべてのワクチン開発が失敗しても不思議ではない」という。ここまで悲観的ではないとしても、専門家は楽観視していない。

 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長も、「ワクチンの有効率は70〜75%がいいところだろう」とコメントし、米国民の3分の2が接種しても、「集団免疫を獲得することはあり得ない」との見解を示している。

 ワクチン開発は前途多難だ。日本での報道内容とは随分違う。

◇レムデシビル

 では、治療薬はどうだろうか。

 こちらはワクチン開発よりは良好といえそうだ。ただ、前途多難であることは変わらない。

 現在、新型コロナウイルスに対して有効性が証明されているのは、米ギリアド・サイエンシズ社が開発したレムデシビルだけだ。

 5月1日、米食品医薬品局(FDA)は入院中の重症患者に対する緊急使用を許可した。厚生労働省も5月7日に特例承認している。

 レムデシビルの有効性の根拠となったのは、世界10カ国73施設、1063人の感染者が参加した国際共同第3相臨床試験だ。日本からも国立国際医療研究センターが参加した。

 試験の結果、レムデシビル投与群で回復までの期間が約4日間短縮し、14日間の死亡率は11.9%から7.1%に改善した。死亡率を4割も下げたのだから、有望な薬剤といっていい。

 ただし、この結果を日本人に当てはめる際には注意する必要がある。それは、この臨床試験のサブグループ解析で白人に対する効果は顕著だったが、アジア人では有効性がはっきりしなかったからだ。つまり、日本人に用いた場合、本当に有効なのかどうかは分からない。

 アジア人に限ったサブ解析の症例数が少なく、統計的な検出力に限界があった。もちろん、これだけでレムデシビルがアジア人に対しては無効であるということを意味するわけではない。

 ただ、同様の事実は、中国の武漢の医師たちが4月29日に英『ランセット』誌に発表した第3相臨床試験でも確認されている。この研究では237人の中国人患者を対象に、プラセボとレムデシビルの投与群を比較したが、症状改善までの時間は両群で有意差はなかった。

 この研究が実施された時、中国での感染は既にピークを超え、当初予定していた患者数を登録できなかった。ギリアド・サイエンシズ社が実施した臨床試験の約4分の1の規模で、こちらの研究も検出力に限界があり、結果の解釈は慎重にすべきだろう。

 本当は、中国人にもレムデシビルは有効だったが、サンプルの規模が小さすぎて検出できなかっただけかもしれない。

 ただ、アジア人に対するレムデシビルの有効性は、現時点で証明されていないことは認識しておいた方がいいだろう。過度な期待を抱くべきではない。

◇供給能力に課題

 臨床試験の解釈は、かくのごとく難しい。動物実験と異なり、さまざまな要素が影響し、それらを完全には排除できない。われわれは、このような限界を認識しながら、総合的に判断するしかない。

 実は、問題はこれだけではない。

 ギリアド・サイエンシズ社のレムデシビル供給能力には限界がある。世界各国に同時に第2波が襲来した場合、「レムデシビルの多くは米国で消費され、日本に十分な量は入ってこない」(別の製薬会社社員)と考えられている。

 このことは厚労省も認識しており、ホームページに「現在、供給数量が限られており、日本への供給量が限定的なものとなる可能性があります」と記している。もし、アジア人に有効であったとしても、日本で流行した際にどの程度の患者に投与できるかは分からない。

 「日本にはアビガンがある」とお考えの方もいるだろう。

 日の丸印の治療薬として、安倍政権はアビガンの開発を支援し、販売する富士フイルム富山化学は第3相臨床試験を進めている。多くの日本人がアビガンに期待を寄せているが、試験は継続中で、現時点で有効性については何ともいえない。

 繰り返すが、医薬品開発は第3相試験の結果を見るまで、有効性について判断できない。

 新型コロナウイルスに対するワクチン・治療薬の開発は難航している。6月16日、この状況を変える可能性がある臨床研究の結果が英国から報告された。

 英国の175の公的医療(NHS)病院に入院している新型コロナウイルスの患者1万1500人以上が参加した無作為化試験「RECOVERY」の一つで、ステロイド(デキサメタゾン6mg/日)の有効性が確認された。

 この研究では、入院を必要とした中等症以上の患者を2群に分け、デキサメタゾン投与群2104人には同剤6mg/日(経口か静脈注射)を10日間、対照群4321人には標準的な治療を10日間、それぞれ提供した。

 その結果、人工呼吸管理や酸素治療が必要な重症患者において、デキサメタゾンの投与群の死亡率は、人工呼吸管理で35%、酸素治療で20%、それぞれ低下した。一方、人工呼吸管理や酸素治療が不要な軽症の患者では、効果を確認できなかった。

 新型コロナウイルスによる肺炎が重症化するケースでは、免疫が暴走するサイトカインストームの関与が指摘されている。この過程で中心的な役割を果たすのがIL―6と呼ばれるタンパク質で、関節リウマチなどの自己免疫疾患の発症にも関与していることが知られている。

 スイスのロシュ社や仏サノフィ社・米リジェネロン社連合は、関節リウマチ治療などに承認されているIL―6阻害薬の新型コロナウイルスへの治療効果を評価するための第3相試験を実施中だ。

◇コストも重要

 ステロイドホルモンは、IL―6を含め炎症物質の生成を全般的に抑制する効果がある。今回の英国の研究結果は、このような事実と合致する。

 一方、ステロイドはウイルスに対する免疫も抑制してしまう。軽症患者に効かなかったのは、軽症レベルではサイトカインストームが発生しておらず、ステロイド自体にウイルスの増殖を抑制する力がないからだろう。医学的に納得できる結果だ。

 もちろん、この臨床研究だけで新型コロナウイルスの治療におけるデキサメタゾンの有効性が確立したわけではない。英国以外での追試が必要となる。

 この研究は世界で広く報じられたが、なぜだろう。それはデキサメタゾンが安価でありふれた薬だからである。

 既にジェネリックが発売されており、日本でデキサメタゾンのジェネリックを販売する日医工の場合、1錠(0.5mg)の価格は5.7円。1日当たり34円で、10日間の薬剤費は340円。注射剤を用いても2580円にすぎない。

 ギリアド・サイエンシズ社は6月29日、先進国向けのレムデシビルの価格を1バイアル当たり390ドル(約4万2000円)に設定したと発表した。

 1患者当たりの治療費は2340ドル(約25万3000円)になる。ジェネリックのデキサメタゾン内服薬を用いた場合の約740倍である。これでは途上国は手が出せない。

 新型コロナウイルスはパンデミックを引き起こしている。感染症は世界を循環する。終息させるには、先進国だけでなく、途上国対策も重要になる。

 ワクチンや治療薬の開発は有効性だけでなく、コストも大きく影響する。新型コロナウイルスをめぐるワクチンや治療薬の開発にはグローバルで複眼的な視点が必要である【「厚生福祉」8月4日号より】。


0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する