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2018年12月31日17:28

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新客さんいらっしゃい。

人気シリーズが続いて行くと、ついつい初歩的な描写をしなくなります。
そんで濃いファンなんかはそっちの方はどうでも良いんで
「そんな描写入れなくて良いから!」なんて事になり
ますます最初のコンセプトを入れなくなります。

メインはお金をたくさん落としてくれる濃いファンなんでしょうが、
新規のお客さんの間口を高くするような真似は止めた方が良いですね。\(^o^)/

例えばで言うと「座頭市」シリーズが典型的です。

最初の映画化が1962年と言うと、最後が1989年ですから
27年続いた事になります。
映画は間が空きましたが、合間にTVシリーズで100本くらい続いてます。
いい加減「初めてみた人」と言うのは無視して良いレベルでは有ります

・・・・・が

やはりそれでも初見のお客さんと言うのは存在します。
おじさんの場合はギリギリ最後の作品に間に合う世代でしたが、
それでも映画館に見に行ったクチでは有りません。
(大変、大変残念です・・・・・。)

ぎりぎりTV版の事は記憶のかなたに有り、
映画は間が空きすぎてて観れてない。
そんなおじさんでしたから、全然予備知識が有りませんでした。

無理くりを言うと「ルパン三世」で五右衛門が斬鉄剣を
振り回すのに、普通に白鞘の刀を携帯すれば良いのに、
わざわざ無反りの、しかも腰に差さず、
なおかつ逆手で抜いていたのに

「座頭市の影響が有るんだろうな。見た記憶が殆ど無いけど・・・。」

と言う事か、或いは「佐武と市〜」くらいなもんで
周辺・・・・と言っては失礼だが、本丸である座頭市については
無知も良い所でした。

それで、最初に見た座頭市が、
勝新が自身のプロダクションを作る前の作品群だったのがラッキーでした。

「その先・・・その先・・・」

と言う勝新ではなく、大映のベテラン監督で、
なおかつお客さんに優しい・・・・と言うか、文法の丁寧な
監督さん作品だったのが良かったです。

座頭市はご存じ目が見えない主人公で、盲目でありながら
見える我々よりも勘働きが働き、サイコロの目は100発100中!
居合の達人!と言うのが魅力が有ります。

ところが、早くも4作目くらいで杖すら持たず、
刃物を仕込んだ番傘を背中に背負い歩き回るシーンが有ります。
大変萎える話です。

ウルトラマンが3分すぎているのに余裕で走り回ってるくらい萎えます。
(厳密に言うと3分すぎて平気そうな場面はそこそこ有ったようですが。)
リアリティの話でして、差別発言がしたいわけでは無いのですが、
おじさんが最初に見た座頭市は、確か「座頭市鉄火旅」でした。

「もう一人斬れば刀が折れる!」

と、仕込み杖の寿命が告げられた座頭市がどうピンチを切り抜けるか!?
と言う、いささか変則的な回ですが、
ベテラン監督が何もかもわきまえた演出をされていて、
何度でも見返したい作品となっております。

初めて人間に良かったのは、「目が見えない」「でも凄い」
と言う演出が、人を斬る・・・などと言う極端な場面ではなく、
(まぁ、冒頭で飛び立つカラスを斬るシーンは有りましたが・・。)
複数の人のいる室内で、

「そちらにいらっしゃるのはどなた様でございます?
 失礼があっちゃいけません。名前を聞かせておくんなさい・・・。」

と、告げて「お前さん目が見えるのかい?」と
女将さんに驚かれるシーンが有るんだが、
非常に抑えた演出で、品の有る上に、
さりげなく登場人物の紹介と、人間関係をそこで説明させている!
上手い!!!

ただ、何作も何作も続く内にそんなきめ細かい事はあまりやらなくなり、
座頭市がスーパマン化していった。
何でもかんでも出来過ぎるのである。

初見のお客さんでは、おそらく座頭市に新鮮な面白さを見いだせないであろう。
濃いファンは「そんなこと知ってるから良いんだ!」
と言うかもしれないが・・・・・。

忘れてはいけない!




人間生まれてきた時は裸だったことを・・・・・・ッッッ!!!!!!
(すいません、長くなったんでもお止めます。)




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