駆け出しの冒険者だけがパーティを組むということは、(もし冒険者が実在すれば)非現実的だが、TRPGなどのゲームの世界では割と当たり前だ。
どんな仕事でも、先輩がいて、後輩に仕事をいろいろ教えていくものだから、仕事の素人が徒党を組んで仕事する、というのは現実的ではない(いや、ものにもよるかもしれない………)。ゲームの場合、駆け出しではあるが、冒険者を育成する学校などで知識や実技は一通り習ったとして、ゴブリン退治などの初級のクエストをこなしていく、みたいな設定はある。
「TRPGなどのゲームの世界では割と当たり前だ。」と書いたが、これは『ゲーム』ならでは、と考えると分かりやすい。つまり、プレイヤー間の公平を保つために、多少の差異はあれど、「経験値的」なスペックは全員同じにする必要があるからだ。
もちろん、先輩後輩冒険者を再現するために、年齢的なことじゃなくて熟練度の差、つまり「レベル差」をプレイヤーキャラクター間に設けてセッションしても悪くはないが、「レベル差」が大きいと、戦闘などでのプレイヤーキャラクター間の活躍「度」に差が出てきてしまう。ロールプレイの重要度が高いシステムだとそれでもうまく回る「かもしれない」が、データ重視だと先輩ばかり活躍するクソゲーになりかねない。
レベル制ではない、スキルや能力値を取得していく、上げていく系のシステムでは「能力者に覚醒したばかり」や「一度は引退したベテラン能力者」のようなプレイヤーキャラクターが混同しても回る。
もちろんレベル制でも冒険者歴10年のベテランを初期作成、といって駆け出しと一緒にパーティを組む、ことも可能ではあるが、ベテランがレベル1というのはリアリティに欠けると言わざるを得ないだろう。
冒険者のベテランと駆け出しを混ぜる方法として、直接的ではないがギルド(パーティ)を別にし、ゲーム的な処理はお互いバラバラだが、チーム的にはひとつ、なんてやりかたもある。
昨日のセッションも、そんな、駆け出し(にちょっと毛が生えた程度)の冒険者の冒険だった。結果的には(システム的なものもあるとはいえ)、全滅一歩手前。終わってみれば絶妙のバランス、と言えなくもないが、プレイヤーキャラクター目線だともう二度とごめんだというレベル。
現実的に考えると、冒険者の生還率は100%ではない。というか、かなり低いのではないか?でもTRPGはゲームなのだ。ゲームとして楽しむには、限りなく生還率を100%に近づけて「あげたい」。
が、たまには全滅してみるのもいいことだと思う。冒険者は命がけなんだということが分かる。
昔、大学のTRPGサークルの先輩がこう言っていた。
「ダンジョンはレジャーランドじゃない。」
それではみなさん、今後も良き冒険を。そして背後にはいつも気をかけて。もしかしたら、ゴブリンたちが待ち構えているかもしれませんよ?
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