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2018年05月07日20:46

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【TRPG】吸血鬼の住む村(前編)

1998年11月1日(日)の秋天。1000m57秒4の超ハイペースで大逃げを打つスズカちゃん。が、3コーナーの辺りを過ぎたところで突然の失速。左前脚の手根骨粉砕骨折を発症したため、競走を中止。

ここまでは原作通り。ちなみに、原作では、結局予後不良と診断され安楽死となった。武豊さんの無念さが最も強かった出来事かもしれない。

てことは、安楽死はないだろうから、アニメじゃ(怪我が完治しても走れないことになって)このまま引退か?やっぱり、原作は20年前なんだね(挨拶)。

せっかく(?)なので、先日の「再販希望TRPGコンベンション」のことでも書こうかな、と。

遊んだ卓は『ガープス・ルナル完全版』。「ガープス」自体は4版が出ており、4版対応として作るにしても、再販は難しいと思われる。ちなみに「ルナル」は3版の「ガープス」のルール。

キャラクターは100CP作成。といっても、コンベンションなのでGMさん作成のプレロールドキャラから選ぶのが基本。ルールブックと自信があれば作成も可。実際に4人中、2人のプレイヤーさんが自作していた。

自分も日々が忙しくなければ作って持ってきたのだが。それと、GMさんがどんなキャラを作ったのかも気になるので、プレロールドキャラから選ぶ。

ちなみに、この先は「ガープス」および「ルナル」を知らないと分からないことが多いと思うので、そこは軽く、流してもらいたい。

プレロールドキャラは、ガヤン、サリカ、ジェスタ、タマット、リャノ、の5人。基本、双子の月のみ。種族はジェスタだけドワーフで、後は人間となる。当日は「みどりの日」だったので、緑の月のエルファとかいてもよかったんじゃ?(笑)さすがにウィザードはいないか。

自作組は、「ジェスタの剣士」、「タマットの傭兵」(通称、表タマット)。「ガープス」未経験のプレイヤーさんが料理人という響きが気に入ったのか、リャノを選択。さて、残り物から考えると、ガヤン、サリカのどちらかだが、アタッカーは3人いるし、回復キャラは必要だから、必然的にサリカとなる。

メルセデス・ヴァンデルガルデ 18歳・男性
サリカ神官
両親を悪魔に殺され、サリカ神殿に引き取られ、育つ。呪文が全盛な世界で、ある日、優れた医者に出会い、彼が旅をして病気やけがを治して回っているのを見て、自分も医者になることを決心する。不利な特徴は「専守防衛(−15CP)」「誠実(−10CP)」「正直(−5CP)」「義務感/仲間(−5CP)」「義務感/子供(−5CP)」。


日記タイトルはシナリオタイトルではない。便宜上、つけたもの。

我々4人は、バドッカを拠点とする、通称、ウィークエンド冒険者だ。ウィークエンド冒険者とは、月曜から金曜は本業を、土日は冒険者として近郊の遺跡を漁ったりする人たちのこと。

ゴブリン退治を終え、バドッカに帰還する途中からシナリオはスタート。「その」代償として疲労2点、生命力2点減少しているところから始まる。昔のシステムらしく、フレーバーではなく、ガチにデータに反省させるのだ。

休憩小屋で一人の女性と知り合う。彼女の名はインデグラ。ファウン信者の人間。ファウンは「生と死」「生物と無生物」「魂を持つものと持たないもの」の境界を守護する神様で、信者の99.9%はドワーフ。人間が信仰するのはごくまれで、5CPの「特殊な背景」が必要。人間の信仰者として、お産婆さんなどがあげられる。

インデグラはバドッカから帰る途中、つまり、我々とは反対方向に移動する途中だった。彼女は医師でもあり、我々の怪我を治療してくれた。

一晩を明かし、インデグラは「またの機会には、是非、ご一緒させてください」を挨拶。「ええ、是非」と返して彼女とは分かれる。


街道をバドッカに向けて進行中、森の方から悲鳴が聞こえる。どうやら子供のようだ。急いで駆けつける4人。そこには、オークに襲われる子供がふたり。

戦闘となり、タマットの傭兵の投げ槍がさく裂。が、ダメージを「突き」ではなく「振り」で適用していたので異様にダメージが大きく、次回以降の戦闘には修正するように言われる。槍には準備技能がないことも合わせて言われる。


子供は、兄の方がピート、妹の方がライフといった。街道そばの森にオークが現れることはあまりないが(GMに確認済み)、子供ふたりだけということもあり、我々も急ぐ用がある訳でもないので、彼らを彼らの住んでいる村まで送っていくことにする。ちなみにピートたちは村で遊んでいたが、追いかけっこをして遠くまで来てしまったのだという。


GMが《地域知識/バドッカ》で判定をするように促す。それを持ってるのはサリカ神官だけだが、肝心な自分の出目が悪く(いつも通りゆーな!)、マイナス1成功にとどまり、「こんなところに村があったっけ?」という以外にはめぼしい情報はなく。

村の名前は………そういえば聞かなかったな。村にはナーチャの祭壇があった。ナーチャとはリャノの協力神で、生と死の境界線上のいて、どちらにも属するともしれないものを司どる女神。アンデッドの女神と「誤解」されることが多く、信者はほとんどいないとされる。これをリャノの料理人が見つけた。さすがリャノ信者といったところだ。

村人はヒートとライフの生還を確認して安堵する。我々4人を手厚くもてなしてくれるそうだ。バドッカまで急いで帰る必要もなく、寄り道してお世話になることを確認。

村長トルネオの家からこちらを眺めている少女がひとり。トルネオの説明だと、彼女の名はシェイド。病気がちで人見知りなところがあり、日が高いうちには外に出てこないらしい。

夕方になり、宴が始まる。ピートはジェスタの剣士のところに来、いつかはこの村を出て自分も冒険者になりたいという。ジェスタの剣士はそんなピートを、将来、迎えてやると約束。サリカ神官が「うっかり」剣の使い方でも教えてあげては?と言ってしまう。本当は《指導》を持ってないといけないんだけど。ピートは剣の型を習い、なんと、ジェスタの剣士から木刀を貰うまでに至った。「これでライフを護れ」と。

サリカ神官は医者ということもあり、シェイドが気になるようだ。彼女に話しかけるも、やはりコミュニケーションが苦手なのか、めぼしい話が聞けない。とりあえず《診断》で診てみるも、やはり出目が悪く、「色素欠乏(−10CP)」「やせっぽち(−5CP)」である以上の情報は得られなかった。GMは実際に体を隅々まで見ることでもう少しわかるかもしれないというが、相手は女の子だ、特段の事情もない限り、それは避けたいと思った。仕方ないので村長のトルネオにシェイドのことを聞くも、有力な情報は得られず。

サリカ神官はお酒が好きなので、この村の名物のワインのボトルを10本以上空け、GMに「普通に寝ますか?」と聞かれると「泥のように眠ります」と答える。普通にってのは、例えば、鎧を着たまま警戒して寝るか、という意味だが、臨戦態勢でない集落では富裕に宿屋と同じように休んでいいと自分は判断した。


夜明け前。村に異変が生じる。いくつもの悲鳴。逃げ惑う村人たち。放たれる火矢。

もも「(………くそ!やられた!!!)」

シナリオ冒頭で登場したインデグラが用意兵を引き連れ、この村の住人を殺しまくっている。我々が最初に見たものは、ピートとライフの頭「だけ」だった。

トルネオ「な、何故、貴様がこの村に入ることができたのだ?」
インデグラ「それは、『そこの4人』に招待してもらったからよ。」

インデグラが言うには、彼女は、吸血鬼を抹殺するためにこの村に来たのだと。村長曰く、この村は「中から招かなければ決して入ることのできない結界」が貼られているという。我々4人はピートとライフに招かれた。では、インデグラは???

そう、冒頭でのインデグラとの別れの挨拶だ。知らず知らずのうちに、我々は悲劇の種をこの村に招き寄せたのである。傭兵たちは芋づる式に、インデグラが招いたことになるのだろう。

インデグラはファウン信者として吸血鬼の存在を許さないという。この村の村人の祖先は吸血鬼なんだとか。これに激高するジェスタの剣士。100歩譲ってそれが事実でも、今の村人は吸血鬼を先祖に持つ人間でしかない。が、インデグラは《アンデッド感知》に反応する唯一の村人がいるという。

そう、シェイドだ。彼女は吸血鬼に近い存在だった。ならば何故、彼女だけ狙わず村人全員を虐殺する真似をと続ける剣士。《アンデッド感知》が出来るのだから、ピンポイントにシェイドだけを狙えばいい………無論、それは極端な例だということは彼も分かっている。

吸血鬼をかくまった彼らも同罪とインデグラ。ルナルの吸血鬼、ヴァンパイアは人間の血を求め、人間とは決して、相いれない存在。「ヴァンパイア基本セット」は212CPもあり、「妖魔夜行」の妖怪並の強さ。

かくして、インデグラと傭兵との戦闘が始まる。村の異変を調べるために鎧も満足に着られない状態での戦闘だったが、なんとか勝利。インデグラらを縛っておく。


トルネオの家の方で異変が。シェイドだ。昨日会った時は真っ白な服を着ていたのだが今は真っ赤に染まっている。傭兵たちの返り血だ。シェイドは我々4人に、村がこうなった理由を問いただす。我々はサリカ神官が「正直(−5CP)」なのもあってか、嘘偽りなく、本当のことを話した。当然、シェイドは我々が害の根幹だと思う。

ジェスタの剣士は、「首謀者は捉えている、好きにするとよい。お前にはその権利がある。」という。サリカ神官は「たとえインデグラを殺したところで、村人は帰ってこない。【そうすること】はインデグラのやってきたことと同じになるので、やめたほうがいい。」という。

サリカ神官は、意志判定をし、こんな時に限って成功(笑)。「義務感/仲間」を制して仲間の決断に離反し、シェイドに戦いを辞めるようにいう。いって、彼女を抱きしめようとする。

が、シェイドはしばらく苦悩するも「ヴァンパイアとして覚醒したせいか」、戦闘は避けられなかった。

いくら強敵とはいえ、1対4ではヴァンパイアと言えども、不利な状況なのには違いない。


こうして最後の戦いに決着がついた。気が付くと、我々4人以外に生存者は、誰もいなかった………。

ジェスタの剣士は「ふたり」を弔い、今度生まれ変わったら必ず、従者として迎えいれると約束し、木刀を墓標代わりにたてる。

亡きがらが多く、異例ではあるがカルシファードではよくある「火葬」を行う。煙が空に登り、やがて「月」まで達し、彼らの魂は「月」に還るのだった。


明日は(後編)と称し、考察に入ります。
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