フランス・カレーのお屋敷に住む裕福なロラン家。大きな建設会社をファミリービジネスとしてまとめているようです。
一家の長ジョルジュは老齢のため現役を退き、トップの座を娘アンヌに譲って隠居生活。アンヌは中年ながらも美貌を保ち、バリバリ働く女社長で取引先銀行の役員と交際中です。そんなアンヌの息子ピエールは会社専務になっていますが、まだ若いため現場で修行の身。しかしアルコールの量が多く、しばしばアンヌに咎められています。さてお屋敷には、アンヌの弟トマも同居しています。外科医として忙しく働くトマはハンサムなエリート。一度離婚しましたが、今は2人目の妻アナイスと幸せな家庭を築き、ポールという可愛い赤ちゃんにも恵まれました。
で、このロラン家に、新たな家族が加入します。それはトマが前妻との間にもうけた娘エヴ。13歳の少女で、母親が入院したことでロラン宅に世話になることになったのです。
「ハッピーエンド」。上記の人物配置を把握してから観るとストレスがないハネケの新作。とはいえ不親切で意地悪で余白が多いのが特徴の監督さんですから、免疫ない人はキツイでしょうな。
以下、ネタバレエンド


一見幸福そうな家庭でも、一皮むけば…的な話ではあるんだけど、露悪的ではなく、淡々と「なんとなくイヤーな感じ」が続く物語。遠景で固定されたカメラのショットの時は、「画面の隅できっと何か起きる」と集中していないといけません。
家族といっても突き詰めりゃ他人。本音は見せないし、相手が隠し持つ毒を明らかにすることもしません。その是非はともかく、そういう現実を突きつけてくる、例によってハネケらしい映画でしたね。ハッピーって意味の受け取り方は人それぞれですが、あの終わりは誰にとってのハッピーだったのでしょうかねえ…
ロンドンで自転車便の配達員として働くララは、7年前に父を失った。大企業クロフト社の総帥で富豪だったパパは、卑弥呼の遺跡捜索の最中に行方不明になってしまったのだ。莫大な遺産を相続することを拒んできたララだったが、ある日、意を決して父が死んだという現実を受け入れようとする。そこで父の遺した極秘の資料を目の当たりにして…
「トゥームレイダー」。繊細な美形というイメージのアリシア・ヴィキャンダーちゃんが肉体派になっちゃった冒険活劇。アンジーの完成されたララ・クロフトとは違う、ビギニングものでございました。
以下、ファーストネタバレ。


インディ・ジョーンズの女の子版ですよね、平たく言って。全く新鮮味がなくて退屈なんですが、まぁ可愛いアリシアちゃんだけ見てれば腹も立たないかな。ヴォーゲルという悪役を演じているのが、私の贔屓な番組「ジャスティファイド」のウォルトン・ゴギンズだったのが嬉しかった。質屋でニック・フロストが出てたけど、サイモン・ペグは出ませんでした(笑)。ヒマ潰しにはまあまあな作品。卑弥呼ネタは日本人としては複雑ですけど。
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