冬季五輪の競技って選手の顔をじっくり見ることが少ないんですよね。
スキーはゴーグル必須だし、モーグルやジャンプだとヘルメットもかぶるから顔は全く見えません。リュージュやスケルトンは言わずもがな。スピードスケートは頭までピタッとするユニフォームだし顔にはサングラスが多い。
素顔が見られる競技ってフィギュアスケートかカーリングくらいなのです。
スピンやジャンプなど動きが激しいフィギュアと違って、選手の顔をユックリとアップで撮り続けられるカーリングって実はものすごくテレビにフィットする競技なんじゃないかって今回のオリンピックを見ながら思いました。
多くの競技が一瞬で終わってしまうのに対して、総当たりのリーグ戦で何度も登場してチームに対する思い入れがドンドン深まっていくのが、知らない球児が勝ち進むに連れて声援が増えていく甲子園に似てる感じに思えました。
予選の9試合プラス2試合で2〜3時間の試合を見続けていれば色々詳しくなる人がいるというものです。だからといってオヤツになんだかんだいうのは如何なものかと思うけど…。
「氷上のチェス」と言われることだけあって、ルールは簡単だけどどこに狙ってストーンを投げてるんだからさっぱり分かりません。両者の技量が互角なら後攻が有利だし、ミスがなければ2点3点の大量得点は入らない競技といっていいでしょう。だからリード・セカンドが失敗するとスキップでは取り返しがつかないし、今回の男女日本チームは各個人で見るとやっぱり世界レベルとは少し差があるようでした。
ただ後攻が有利とは言え一番最後にミスする可能性があるのも後攻。先日の3位決定戦でも第10ゲーム藤澤選手の最後の8投目は狙ったショットではなかったはずなんです。でも2点を取りにいった相手が更に大きなミスをして日本に銅メダルが転がり込んだわけで、これが藤澤選手がベストショットをしていれば相手がミスショットをしない可能性も高かったし、確実に1点を取って延長線になったかもしれないのです。日本中がドキドキしながらストーンの行方を追っているようにイギリス中でもテレビに釘付けだっただろうし、イギリスチームのスキップだって「これで銅メダルだ!」と投げた最後の一投で手が震えたりしたはずなのです。
スピード競技のように100分の1秒を争うことはないけど、実に楽しくテレビ観戦できました。
「だんだんルールと面白さが分かってきた」と奥さんが話していましたが、4年後の北京大会のときに全部忘れて1から「なんでだろ?」と見直すことになるんだろうなぁ。
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