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2017年10月21日19:07

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土曜ギリギリ日記265:アトミック・ブロンド

1989年、ベルリンの壁崩壊前夜…
東ドイツ秘密警察から逃亡した男〈スパイグラス〉が、西側諜報員の正体を記載した極秘ファイルを持ち出し、亡命と引き換えに手渡すと英国に接触した。そこでMI6 ベルリン支局員ガスコインがリストを受け取るが、直後KGBの殺し屋バクティンに殺害され、リストを奪われてしまった。ロンドンMI6本部は、女性諜報員ロレイン・ブロートンをベルリンに派遣。ガスコインの同僚だった諜報員パーシバルと協力し、リストを奪還するのが主任務だ。リスト内にはソ連側に通じている二重スパイ〈サッチェル〉の正体も記されているらしい。出発前にロレインは、リストから〈サッチェル〉の正体を暴いたら、これを抹殺するようにと命じられる。その頃ベルリンでは、スパイグラスを捕らえリストを手に入れようとKGBの大物ブレモビッチが動き始めていた。バクティンはKGBにリストを未だ渡していないのだ。西ベルリン到着早々KGBに命を狙われたロレインは、リスト争奪戦の只中に巻き込まれていく…


「アトミック・ブロンド」。冷戦末期を舞台にしたスパイアクション。一言で言うと、〈ジョン・ル・カレとジョン・ウィックのハイブリッド〉という感じ。

以下、アトミック・ネタバレ。
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誰が味方で誰が敵なのか?そして誰が裏切者なのか?全く混沌としたキャラクター配置と、マイクロフィルム争奪戦と亡命劇というプロットは、まさに古き良きスパイ映画のテイストです。それなのに、「ボーン・アイデンティティ」以降主流となったいまどきの近接戦闘シーンと「ジョン・ウィック」のような荒唐無稽スレスレのガンアクションが突然炸裂するのが面白い。スパイ映画の昔と今が合体して、新しいモノが生まれた…という印象ですね。諜報という、狂気と非情さにまみれたゲームに於いては仁義やルールは存在しない、というキャラたちの倫理欠如っぷりは、アウトレイジなどのヤクザ映画に通じるものもあり、東映セントラル好きのオッサンたちも満足するであろう展開です。つまり、ことごとく俺の好きなモノがブチ込まれた作品なので、クサす所が無いんですよね。確かに、尋問→回想の繰り返しと、うるさすぎる音楽は、ちょい改善の余地アリかとは思うけど、総合的にはかなりの高得点ですよ!

最近狂気じみた役しかやらないマカヴォイの怪演、セロン女史の身体能力も大いなる見どころ。スパイグラス役は、「おみおくりの作法」がハマってたエディ・マーサン、時計屋役は、みんな大好き(いや、俺だけか)「ニック/NICK」シリーズのティル・シュヴァイガー。脇に、こういういい役者を置いているのがニクいよね。
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