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2017年07月23日11:08

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7月ドラマも好スタート!なぜ、北海道では夏でも視聴率が高いのか?






 7月クール・ドラマがほぼ出そろった。フジテレビ系「月9」の「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜」(月曜・後9時)の全ドラマ中トップの平均視聴率16・3%の好スタートが目立つが、相変わらず元気なのがTBS系の北海道放送(HBC)だ。



 札幌地区では「ハロー張りネズミ」(金曜・後10時)13・8%、「カンナさーん」(火曜・後10時)が13・5%。「ごめん、愛してる」(日曜・後9時)14・1%と各ドラマの初回視聴率が軒並みキー局のTBS放送の関東地区の数字を大きく上回っている。(関東地区は「ハロー」10・3%、「カンナ」12・0%、「ごめん」9・8%)。

 HBCでは昨年10月に大ヒットした新垣結衣(29)主演の「逃げるは恥だが役に立つ」も系列局に先駆け、自局アナが踊る「恋ダンス」映像をネット上にアップして番組PR。全11話平均視聴率20%超えのヒットに結びつけた。

 4月クールの「小さな巨人」「あなたのことはそれほど」両作品でも、それぞれ北海道出身のキャスト・安田顕(43)と大政絢(26)のトピックスを頻繁にSNS上にアップ。「小さな巨人」の初回平均視聴率18・0%(関東地区13・7%)、「あなそれ」15・0%(関東地区11・1%)のヒットにつなげた。

 ネット上では「北海道は寒いから、みんな外出せずにテレビを見ている」「冬に家にこもりがちな北海道は視聴率が高くて当然」という指摘もある。

 これに対し、HBCテレビ編成部は「確かに北海道は10月に札幌で初雪が降ることもあり、また4月を過ぎても雪が舞うことが多い。実際に冬場のHUT(総世帯視聴率=リアルタイムでテレビを見ていた世帯の割合)は高い。例えば過去5年間(2012年度〜2016年度)の1月の札幌地区の全日帯のHUTは42・3%と年間で最も高い。一方、7月は年間で最もHUTが低い月で40・2%。7月は1月よりも2・1ポイントも低い。同じクール頭の月でも、これほど差がある」と分析する。

 それでも、暑い夏の7月クールのドラマでもHBCが好発進できた理由は「去年の秋からSNS上にドラマのタイトルを表記する際には必ず、『火曜ドラマ』『日曜劇場』『金曜ドラマ』といった枠タイトルを付記するようにしていた。これは一度に書き込める文字数が少ないツイッターでも基本的に同じ。そうすることで、北海道の視聴者の皆様に、今、ヒットしているドラマは「『逃げ恥』と同じ、火曜ドラマ枠なんだ」とか「『小さな巨人』の次の日曜劇場は、『ごめん、愛してる』が始まる」といった“枠の認識”を持って頂けるように心掛けた」と続けた。

 「火曜ドラマはTBS系で最も新しいドラマ枠。この時間にドラマを放送しているということが、視聴者の皆様になかなか浸透しなかった。そこでクールごとにドラマのラインナップ(「逃げ恥」〜「カルテット」〜「あなそれ」〜「カンナさーん!」)が変わっても、常に枠タイトルを明記して、火曜ドラマ枠自体の認知度が高まるように努めた。それによって、枠への期待も高まり、ブランドの構築にもつながったと思われる」とHBCテレビ編成部。

 「これは日曜劇場も一緒。同枠は1950年代後半に立ちあがったTBS系の歴史あるドラマ枠。以前はHBCもこの枠で1話完結のドラマを制作していただけに、道内の年配の視聴者には馴染みが深かったが、SNSを活用する若い世代には、そのような馴染みはない。若い世代にも、HBCには『日曜劇場という、クオリティの高いドラマを放送している枠がある』という認識を高めてもらうようにブランドを再構築した。このような地道な取り組みで、HUTが低くなる夏場のドラマの視聴率も底支えを図った」という分析だ。

 どんなにヒットしたドラマ枠でも、3か月間の放送が終わってしまえば、新クールのその枠はゼロからのスタート。枠自体を意識させる新戦略が夏の北海道での視聴率獲得につながっている。(数字は北海道、関東地区、ともにビデオリサーチ調べ)






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