ファッキン荒巻くらい分かるよバカやろう!
とは言いませんでしたね、世界のキタノ(笑)
近未来、人間の脳をダイレクトにネットに繋ぐことができ、身体のパーツを機械で補えるようになった世界。大企業ハンカ社は、脳以外は全て人工組織というサイボーグの開発に成功した。その第一号は「キリアン少佐」として首相直属の対テロ捜査チーム〈公安9課〉に配属された。そして一年…少佐と9課の面々は、ハンカの技術者を次々殺害しその脳をハッキングするテロリスト・クゼを追跡していた。クゼの犯行動機は何か。彼を追い詰めた少佐は、やがて自身の誕生経緯についての秘密を知ることに…
という「ゴースト・イン・ザ・シェル」を鑑賞。ご存知、攻殻機動隊のハリウッド映画版。
以下、ネタバレね。


世の中的には低評価の本作、その理由は大いに解ります。話がチープ過ぎたり、ビートたけしの演技がアレだったり、アクションに既視感が強すぎたり…その指摘は本当にごもっとも。電脳世界の描写が安易なのは残念だし、対サイバーテロリストのサスペンスアクションが、いつの間にか自分探しストーリーにすり替わる脚本も低レベル。ロボコップから何ら進歩してねーじゃん、というアイデンティティ探求ドラマに全く新鮮味がありません。そもそも、ハンカの社長が何故「少佐」のようなサイボーグを作ったのか、その理由も分からないし、唐突に改心し少佐を助けるジュリエット・ビノシュの変化も意味不明。悪いところはたくさんありますよ。
でーもーさー、難解で独自の世界観で魅せる「攻殻機動隊」の面白さを、全くの門外漢に伝えるには丁度いい塩梅なのも事実。光学迷彩、対戦車戦、電脳ダイブなどビジュアル的にも、音楽的にも、「これぞ攻殻」なところはしっかり押さえてるし、単純なストーリーで取っつきやすいという利点もあったかと。なんで主人公が草薙素子じゃないんだよ!というイラダチも、ちゃんと解消してくれるしね。桃井さんの演技も良かったじゃないすか。英語でも桃井節って凄いよ(笑)
ということで、ギリ合格点とする作品。とりあえずSACの再鑑賞をしたくなる今日この頃なのでした。
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