ニューオーリンズ。風俗嬢が二人立て続けに殺された。犯人は彼女たちを手錠で拘束し、レイプしてから首を絞めたのだ。捜査を担当する市警殺人課刑事ブロックは、現場残留物からホシが中年白人男性で血液型Oであることまでは掴むが容疑者特定には至らない。毎夜風俗店の聞き込みを行い不審な客を洗い出そうとするが、その最中にも第3第4の犠牲者が出てしまう。しかも4番目の女性は、ブロックが聞き込み中に〈遊んだ〉女だった。犯人の存在を自分の背後に感じたブロックだったが…
「タイトロープ」。アルカトラズからの脱出で組んだ脚本家リチャード・タグルを監督に据えた作品ですが、ほとんどイーストウッド監督作品と捉えてよいでしょう。シティヒートと同じ年の作品で、明らかにイーストウッドがこちらに傾注しているのがわかります。
フツーの刑事サスペンスと違うのが、刑事が犯人同様〈好き者〉で、犯人を彼のドッペルゲンガー的に描いている点。「追ってた相手が自分でした」なオチでも成立するような描き方なんですよね。犯人と主人公が同画面に存在するときは犯人は幻影でした…みたいなロジックでも可能なんです。犯人の顔を映さない演出は、〈もしや俺たちのイーストウッドが殺人鬼⁈〉と思わせるのに効果的でした。
実の娘アリソン
とのガッツリ共演も本作の特徴ですよね。
(通算1081タイトル)
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