18年ぶりに3日間だけ復活する東武の臨時夜行列車「日光夜行」を利用して、紅葉が見頃を迎えた日光に行ってきました。
この列車は、14日で今シーズンの運転を終了した「尾瀬夜行」と同じ時刻の23:55に浅草を出発し、北千住、新越谷、春日部に停車して日光に向かいます。ツアー専用貸切列車という扱いになるので他の夜行と同様に通常の乗車券は販売されていなく、東武トップツアーズ主催の往復乗車券+行きの特急券+現地でのバス乗車券がセットになったツアーへの申し込みでしか乗車できません。
使用車両は尾瀬夜行やスノーパルと同じ300系で、かつての「りょうもう」用車両の1800系を改造したもので、古い上に「けごん」、「きぬ」のデラックスロマンスカー1720系を立てなければいけないという事情からわざとグレードダウンさせられた車両だけに、座席はリクライニングしません。
浅草ではあまり人がいませんでしたが、最終的には半分には満たないけどそこそこの乗車率になりました。
春日部発車後しばらくして消灯になるもあまり眠れず、夜行列車として運転するには短すぎる距離で、2時過ぎには東武日光に到着してしまいました。到着後は、湯元温泉行きのバスが4時に出るので、それまでは車内で休憩。
ツアー客は、4時に4台のバスに分乗して東武日光駅を出発。華厳滝最寄りの中禅寺温泉まではノンストップで、そこから先は各停留所で下車して、以降は自由行動となりますが、男体山の登山口最寄りバス停で数人の降車があったくらいで、大部分の乗客は終点の湯元温泉まで向かいました。
真夜中のいろは坂などは初めてですが、昼間とは風景が一変しますね。途中、東照宮の入口付近を過ぎたあたりでバスが急ブレーキをかけ、何事かと思ったらなんと鹿が2頭飛び出してきました。いろは坂はまだまだ先だし、おもいっきり市街地なのに鹿が出るのには驚きました。また、まだ山を登る前なのに、いろは坂手前の路上の温度計で気温が2度でした。
終点の湯元温泉には5時過ぎに到着。下の気温が2度だと、多分ここはもっと低いでしょうね。
早い人は懐中電灯などを持って到着後すぐに歩き始めましたが、大部分の人は明るくなるのを待って一休みし、狭い待合室に殺到したため、待合室はもちろん座れないし、すし詰め状態でした。
待っている間に壁に貼られた東武×OZマガジンの「電車で女子旅」のポスターをふと見たのですが、このモデルの人が誰かは知りませんが西野カナに似ていると思ったのは私だけでしょうか?
6時くらいになると明るくなってきたので散策開始。まずは湯ノ湖周囲を歩くコースに出て、早朝の湖の幻想的な風景などを見ました。男体山もよく見えましたし、空気が澄んでいて景色がよかったです。
一周し終える直前付近に小さな祠がありましたが、説明等が何もなく不明です。ただ、賽銭箱が3つ置かれていたり、きれいに手入れが行われていました。
湯ノ湖を一周した後は、階段を下りて湯滝を見ました。華厳滝、龍頭の滝に比べて知名度は低いですが、そこそこ大きい滝なので見ごたえはあります。
湯滝からは、戦場ヶ原、赤沼方面に進みましたが、時間に余裕があるのでまっすぐ進まずに、やや遠回りになる小滝を見るコースに行きました。
小滝はその名の通り本当に小さな滝でしたが、あまり人が来ない場所故の特別感があります。
その後は小田代橋(カワマスの産卵場所)を渡って、泉門池で休憩しました。寒い日に水温が気温より高くなったときに水面に湯気が立ち上る現象が起きますが、それを見ることができました。また、木のテーブルやベンチに霜が下りていました。
ここでは休憩している人が多数いましたが、ピンクのかつらに見える毛の帽子をかぶった整形前のスザンヌみたいな人がいて、まるで七つの大罪の実写版ゴウセルでした。
その後は、この整形前のスザンヌみたいな人が戦場ヶ原方面に向かった少し後に私も同じ方向に進みましたが、整形前のスザンヌみたいな人がまっすぐ戦場ヶ原に向かったけど、私は遠回りかつどちらかと言うとマイナーなコースである小田代ヶ原に進みました。
小田代ヶ原は、鹿による食害防止のためにフェンスで囲まれ回転ドアから中に入りますが、このフェンスには大仁田厚の有刺鉄線電流爆破デスマッチばりに電流が流れているそうです。
入口手前には水の流れていない川もありましたが、小田代ヶ原は、大雨の後にだけ湖が出現するという現象が起こる場所なのだそうです。
また、ほぼ半周すると展望台と呼ばれるベンチ付きの場所に出てきて、舗装された道路がありますが、一般車両通行止めでここ専用のハイブリッドバスのみが走ります。私が小学生の頃は舗装された道はなく、中学生の頃に整備された際には、この先にある林間学校で使っていた奥日光自然の家まで直接観光バスで乗り入れることができるようになったのですが、環境破壊が問題視されて短期間で通行止めになりました。
また、同時に建設されたトイレは、平成になってから新築されたのにぼっとん便所でしたが、いつの間にか新しい水洗便所になっていました。ただし上下水道ともになく、排水を無闇に放出することもできないので、排水を浄化して再生した水を再利用する特殊なトイレでした。
ぼっとん便所時代は、林間学校で当時の担任(理科)が「トイレにこんなに巨大な蜂が飛んでいた!」と何故かやたら楽しそうに話していたのが印象的でした。
その後はしばらく舗装された道路を歩いて、再び回転ドアからフェンスで囲まれたエリアに入り、戦場ヶ原の端を歩いて赤沼に抜けて、赤沼茶屋で休憩。
早朝におにぎりを食べたら空腹になり、ここでベイクドチーズケーキを食べてしまいました。
また、食べている最中に同じテーブルに男同伴ですが大きな猫もとい橋本愛みたいな人が来て、そのうちに他の客が何故か皆いなくなってしまいました(汗)。
休憩後は、石楠花橋を経由して龍頭の滝に向かう道を進みました。途中はところどころに小さな滝がありました。
また、龍頭の滝の最上部は、間近まで行くことができます。
この滝は、直角に一気に落ちる滝ではなく長い斜面を下りていくのが特徴です。
滝の最下部には観音堂と龍頭之茶屋があり、早いけど昼食にしました。
ここでピンクの帽子の整形前のスザンヌ(または七つの大罪のゴウセルの実写版)みたいな人と再会し、「お雑煮かうどんがいいよね」と言っているのが聞こえたので、私は名物お雑煮を食べましたが、整形前のスザンヌみたいな人はうどんを食べていました。
お雑煮は山菜などの具が入り揚げ餅が3個乗っていて、見た目以上にボリュームがあるし、なかなか美味しかったです。
また、「ゆばキャン」という湯葉を作った際の豆乳の絞り汁入りの生地でソーセージを巻いたアメリカンドッグみたいなものも食べました。湯葉や豆乳の風味は僅かでしたが、生地の独特の食感はよかったです。
食後は中禅寺温泉まで歩こうと思ったのですが、ちょうどうまい具合にバスが来たので乗車。ただし道路が混雑し始め、バスは思うように進みません。
日光夜行のツアーは、早朝から歩き始めて道路が混み始める前に散策を済ませて帰りましょうという楽しみ方を推奨しており、ツアーの案内でも帰りの電車は11〜13時台しか案内していません(それ以外でも乗車は可能ですが)。
中禅寺温泉で下車後は華厳滝を見ましたが、エレベーターで滝壺に近づくのは有料なので、無料で見られる上の展望台からのみ眺めました。
外国人が多かったのですが、国民性なのか色々なポーズで写真を撮りまくるのが好きな人もいますよね。展望台の下段に降りる階段を塞いで撮影会をやっていた人がいたときはどうかと思いました。これが万が一、眉毛を書いていないイモトアヤコみたいな奴とかだったらそのまま抱っこして華厳滝へ(中略)という気分でしたが、新垣結衣系な人だったので何も言えませんでした。また、ここではうさ耳帽をかぶった大きなウサギも目撃しました。
ここの売店でも気になるものがあったので買い食いしてしまい、モカのソフトクリームを食べました。また、爆発音と大量の湯気が上がる焼き栗の実演販売も行われていて、人だかりができていましたが、こちらは腹八分目ということで自粛しました。
華厳滝を見終えた後は、オルゴール製作体験もできる日光オルゴール館を見学。色々な種類のオルゴールがありましたが、買うものは特に見当たりませんでした。
その後は中禅寺温泉から、日光駅方面行きのバスに乗ろうとしましたが、乗り切れないくらい長い列ができているし渋滞でバスも遅れていて、乗車するまでかなりの時間がかかりました。
バスでいろは坂を下りて、今度は清滝一丁目で途中下車し、日光市営の「和の代温泉やしおの湯」に行きました。日光夜行のツアー参加者限定で通常510円の料金が300円になるので、行く人が多いと思ったら、清滝一丁目で下車したのは私だけでした。
バス停からは10分以上歩き、トンネルと高速道路の高架をくぐり、狭い橋を渡り、水力発電所の横を通過した割と寂しい場所にやしおの湯はあります。
幹線道路から奥に入った場所だし、高速からだとインターを下りて引き返さないといけない場所柄、観光客はスルーしてしまうようで、駐車場の車はほとんどが地元の宇都宮ナンバーでした。
やしおの湯の前の道はその先も続いているようですが、地図を見たらこの先はどんどん山奥に入ってしまい、途中に小来川という集落があるくらいで、あとは板荷駅(鹿沼市)付近まで続く長い長い山道のようです。この先の小来川は、キャンプ場などがあるそうですが、江戸時代からの古民家があったりとなかなか見応えのありそうな場所です。交通アクセスを考えると簡単には近づけませんが、機会があれば訪れてみたいものです。
浴室には露天風呂や低温サウナもあり、露天風呂は寒いのと混んでいるので入りませんでしたが、あまりサウナにいる実感がわかない低温サウナには入りました。サウナの中も混んでいましたがほとんどは地元の老人のようで、「足が弱って半年後は来られるか分からない」とか「〇〇さんところの母ちゃんが亡くなったぞ」など、地元の老人らしい会話が飛び交っていました。
浴後は休憩室の和室で休みました。ラーメンとか軽食とか飲み物とか色々あるのですが、ここでは特に食べていません。
やしおの湯に直接乗り入れてくるバスが1時間後なので、それまで休もうと休憩室で横になって休んでいたのですが、綿のように疲れて寝てしまい、気が付いたらそのバスの発車時刻の数分後でした。
帰りの電車の発車時間には余裕があるので、乗り遅れたらまずいということはありませんが、また十数分歩いて清滝一丁目のバス停に戻らなければならないのは辛いです。
バスを待つ間は、バス停前にある清滝神社という小さな神社と、隣接する青瀧寺跡を見ました。いかにも村の神社といった雰囲気が漂っていて、観光地化されたところとは一味違った雰囲気が印象的でした。
バスは発車予定時刻を過ぎているのに全く来る気配がなく、20分以上経過してようやく来ましたが、車内はぎりぎり乗れる程度の大混雑でした。その先の西参道(東照宮や輪王寺の入口)では待っている人が多数いましたが、当然乗り切れない上に、大人数で強引な乗り込みをしようとする連中がいたり、その先も駅までの道がほぼずっと渋滞していたため、さらにバスは遅れました。
当初の計画では神橋付近から歩いて駅までの間の市街地を色々散策したかったのですがそういう余裕はなくなり、帰りに乗りたい電車の20分前くらいに東武日光駅に到着。残り20分では売店を見るくらいしかできず、そのままホームに入りました。
ホームには、当初から乗ることにしていた16:10発の浅草行き臨時快速が停車中。この列車には旧「りょうもう」用車両の1800系が使用されます。行きの日光夜行の車両とは元々同型で、車内設備もほとんど変わりませんが、特急ではないからなのか座席にカバーはかかっていませんでした。一見リクライニングしそうに見えてできないのも300系と同様です。
行楽シーズンの帰りの電車だから、当然混雑して席を確保するのが難しくなることを想定していましたが、1両あたり数人づつしか乗っていなくガラガラでした。特急に比べて時間がかかるので利用されないのか、そもそも存在自体を知らない人が多いのかは分かりませんが、ガラガラなのは予想外でした。
帰りの車内では、栃木名物レモン牛乳のクリームソーダを開けて、1800系のテーブルに置いて撮影。現在の特急型電車に比べると見た目からしてかなりショボいテーブルなのですが、この手の電車はこういうことができるのがいいですね。
途中で特急の通過待ちが2回ありましたが、18:35に浅草に到着。
帰りは、銀座線との地下連絡通路にある古い立ち食いそば屋の文殊にてかき揚げそばを食べました。今までスルーし続けていましたが、ふと気になったので入ってみました。
店自体が古いだけでなくカウンターの真上で回っている換気扇が埃まみれだったりで、お世辞にもきれいな店ではありませんが、値段は立ち食いそばなので当然リーズナブルだし、味も立ち食いそばにしては上出来ではないかと思います。
今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
(1)
http://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/40272328.html
(2)
http://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/40272331.html
(3)
http://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/40272335.html
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