古い報道ですが、東日本で地震が頻発しているので。
>「福島第一の再爆発に備えよ」 日本人は楽観しすぎている全米で最も著明な理論物理学者ミチオ・カク教授(ニューヨーク市立大学
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投稿者 kanegon 日時 2011 年 7 月 07 日 23:04:09: xVuuIAvxG7FMM
週刊現代7月16日23日合併号より
転載開始
「福島第一の再爆発に備えよ」 日本人は楽観しすぎている
全米で最も著明な理論物理学者ミチオ・カク教授(ニューヨーク市立大学)が明かす
「福島第一の再爆発に備えよ」 日本人は楽観しすぎている
全米で最も著明な理論物理学者ミチオ・カク教授(ニューヨーク市立大学)が明かす
取材・文 松村保孝 ジャーナリスト
「いいですか。忘れてはいけませんよ。いったん作業員全員が避難するようなことになれば、あとはもうフリーフォール(止めようのない急降下)です」。最悪の事態はこれから起きるのかもしれない。
これは時限爆弾です
「1906年4月、私の祖父はマグニチュード7.9のサンフランシスコ地震に遭遇しています。そのときの44倍以上のエネルギーが、今回の東日本大震災では放出されました。
それほどの巨大地震だったわけですから、何ヶ月あとになっても大きな余震は起こりうる。マグニチュード9・1のスマトラ島沖地震では3ヵ月後にマグニチュード8.6の余震が発生しています。東日本大震災のマグニチュードは9.0でしたから、それに近い規模の巨大地震がいつ東北地方や福島第一原発を襲っても決して不思議ではありません。
日本の専門家の中には、『多くの死者と行方不明者を出した地震津波に比べて、原発事故の被害は少ない』という人がいるようですが、それは楽観しすぎです。指先でビルの屋上の外壁にぶら下がり、『見てみろ!安定しているじゃないか!誰も死んでいないのだから、すべてOKだ』と言っているのに等しい。本当はいつ再爆発してもおかしくないーーーー これが福島第一の実態なのです。」
こう話すのは、ニューヨーク市立大学教授(理論物理学)で日系3世のミチオ・カク氏(64歳)である。
カク教授は、ハーバード大学を卒業後、カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。ニューヨーク市立が医学で30年にわたって教鞭を執る一方、物理学の普及活動にも熱心に取り組んでおり、『アインシュタインを超える』など多くの著書がある。
東日本大震災以降は、CNNやABCなどの報道番組に精力的に出演し、福島第一の今後などについて解説を行っている。その明晰な語り口は人気が高く、いまアメリカで最も著明な理論物理学者である。
カク教授は福島第一の現状をどう捉えているのか。ニューヨーク・セントラルパークの北にあるキャンパスの研究室を訪ねた。
――――事故発生から4ヶ月近くが経過しました。当初のような大きな爆発が最近おきてきませんが、福島第一はヤマを超えたのでしょうか。
カク とんでもない。私は福島第一を、静かに時を刻む「時限爆弾」だと考えています。時限爆弾は一見安定していますが、爆発させないためには信管を抜かなくてはならない。
翻って福島第一は今、瀬戸際でぐらぐらしていて安定していない状態です。原子炉の水温は高いままで、来年にならないと冷温停止にはならないでしょう。
しかも、ちょっとした余震に見舞われて、原子炉を冷却するパイプが破裂し、原子炉の圧力容器や格納容器、使用済みの核燃料プールの破壊が進めば、事故処理はまた振り出しに戻る。現時点でさえ、作業員は原子炉建屋の一部にしか入れず、一回の作業時間もたった数分から数十分に限られ、そのわずかな時間で年間許容量の放射線を浴びることもある。いつ状態が悪化してもおかしくない福島第一は時限爆弾なのです。
明日爆発してもおかしくない
―――福島第一にとって「最悪のシナリオ」とは、どのようなものを想定していますか。
カク ご存知のように、炉心溶融が1〜3号機の3つの原子炉で起こりました。
計測器は、これまでの予想を大幅に上回る深刻な事実を記録していますが、最悪のシナリオは未だ至っていません。
仮に巨大余震に襲われて敷地内のパイプやタンクが壊れたとしましょう。その時点で大量の高濃度汚染水が漏れ出し、放射能レベルは一気に上がる。作業員はプラントから全員避難せざるを得ない。そこから原発事故は悪化の一途をたどるのです。
原子炉内に水が絶えず注入されていないと、すぐ干上がってしまう。しかし、原子炉の破損がよりいっそうひどくなれば、壊れたカップに水を注ぐようなもので、いくら注いでも水はさっと流れ出す。そうなると炉心溶融が起こる―――これが、私の考えている最悪のシナリオなのです。
チェルノブイリでは水蒸気爆発と水素爆発が殆ど同時に起こりました。福島でも同じようなことが起こりえます。すでに福島では数回の水素爆発がありましたが、大きな水蒸気爆発にはまだ至っていません。水蒸気爆発は原子炉全体を吹き飛ばす。チェルノブイリでは炉心の25%が気化して外界に打ち上げられました。たった25%が気化しただけで、今回の福島の事故の5倍もの放射性物質が放出されたわけですが、もし福島第一で水蒸気爆発が起きたら、その被害はチェルノブイリどころでは済みません。
なぜなら、水蒸気爆発したチェルノブイリ原発4号炉に装填されていたウランの燃料の送料は190トンとされていますが、福島原発1〜4号機は合計351トンチェルノブイリの2倍近くもあるからです。
このシナリオはもう一回巨大示威sンが福島第一を襲ったら、十分ありうる話です。再度の地震、パイプの破裂、作業員の避難、炉心に水を注ぐ要因の不在、炉心溶融、そして水蒸気爆発が炉を吹き飛ばすといったことは明日にでも起こりうるのです。そうなればデットゾーン(避難区域)の規模はすさまじくなる。チェルノブイリのデットゾーンは19マイル(30km)居住も農業などの生産活動は一切禁止され、ゴーストタウンと化している。
放射性物質は50マイル(80km)ぐらいは容易に飛散する。東京は福島から150マイル(240km)離れていて安全圏だとしてもパニックが起こり、多くの人々が東京を脱出する。
私はこの「時限爆弾」がただちに爆発するとは言っていません、明日起こるかもしれないし、全く怒らないかもしれない。しかし、こうした予測シナリオを描き、分析するための多くのコンピュータープログラムを開発し、それを元に行ったシュミレーションこそ、われわれ理論物理学者が50年かけて研究してきたことなのです。
日本政府は信用できない
−――日本政府は計54基の原発中、現在非稼動の35基を順次、再稼動させようとしています。本当に原発を運転再開させても大丈夫なのでしょうか。
カク まず何よりも日本政府の威信は地に落ちました。多くの人々が日本政府や東京電力のもたらす情報を信用していません。われわれアメリカの物理学者は、自分のコンピュータープログラムに事故のデータをインプットし、今回の事故の再現をしています。」毎時間ごと、毎秒ごとの炉心損傷と放射性物質の放出量の分析をしている。これが日本政府の発表する、聞く人を安心させるような情報とは一致しなかったのです。
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