1982年、南極大陸…
ノルウェーの観測隊が、氷塊の下に眠る巨大な円盤を発見した。その近くの地表表面には、氷漬けになった2メートルほどの〈生物〉もあった。観測隊から連絡を受けたサンダー・ハルバソン博士は、助手のアダムを通じてコロンビア大の古生物学者ケイト・ロイド博士に連絡を取り、南極への同行を依頼する。かくして現地に飛んだケイトは、〈生物〉を氷のまま取り出して観測基地へ搬入。実際に円盤を目の当たりにし、〈生物〉が異星人ではないかと推察する。ハルバソン以下、観測隊の面々は大発見に浮かれていたが、そんななか、密かに氷が溶け出し、中の〈生物〉が息を吹き返したことに、まだ誰も気付かなかった…
「遊星からの物体X ファーストコンタクト」。あの名作のプリクエルにしてリメイク的な作品です。公開当初は小馬鹿にしてスルーしたんですが、評判を聞いてレンタルしたところ、意外な拾い物だったので廉価購入しちゃいました。〈あの名作〉の方はDVDで持っていたので、揃える意味でこちらもDVD版です。
評価ポイントは、何より〈あの名作〉とのリンク具合ですね。製作は2011年ですが、1982年当時の雰囲気を出すための工夫も頑張っています。「あれ」=thingは、1980年代当時のアニマトロニクスをアレンジして描写され、極力CGは排してます。細かいとこですが、最初のユニバーサル映画のロゴも古いものになっていました。オープニングのタイトルやスタッフロールのフォントも、当時のものとそっくりです。監督のマチス・バン・ヘイニンゲンという人は、長編は本作が初めてですが、同名の映画製作者の息子で下地はある人です。しかもその監督の父親は、あの珍作「悪魔の密室」を作った人ですから、ホラーへの関わりも十分なんですね。ノルウェー人がメインですが、ヘリパイロットはアメリカ人だし、スタッフのほとんどが英語を喋ります。ですが、ラーシュというキャラだけが英語を話せないんですね。これが伏線として気が利いていて、〈あの名作〉へのリンクとして最も重大な部分を担っています。〈あの名作〉と続けて観るのが良いですなー(笑)
(通算1040タイトル)
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