シーズン5で異星人に誘拐されたカサンドラが発見された。その息子であるスペンダー捜査官は再会を喜ぶが、なぜ母が行方不明になったのかは解明されていない。現在Xファイル課の担当者であるスペンダーだが、どこから捜査に着手すべきか分からず、スカリーとモルダーに相談することに…
「ファイト・ザ・フューチャー」。シーズン6の要となる前後編で、これまでのXファイルにおける〈シンジケート編〉の最終回です。
以前にも書いてますけど、シンジケートというのは政府の高官たちが集まって結成した秘密結社のこと。ロズウェル事件で異星人との邂逅を果たしたアメリカ政府は、シンジケートを窓口として異星人と密約を交わすことになります。それは、異星人のテクノロジーを手に入れる代わりに、彼らは実験に協力すること。シンジケートメンバーで国務省職員だったビル・モルダーとスモーキングマンは、異星人の実験というのが、来たる侵略=入植の足掛かりであることに気づいていました。異星人は、天然痘ワクチンによる人類のナンバリング、蜂を介したブラックオイル感染などの実験のため、シンジケートに人身御供を要求します。そこで1970年代初頭、ビルは娘サマンサを、スモーキングマンは妻カサンドラを異星人に差し出すことになりました。差し出された人々の何人かは実験後チップを埋め込まれ、近い将来癌死するようプログラムされ帰還します。結局サマンサは戻ってきませんでしたが、カサンドラは帰還したのでした。その後、異星人らはさらなる要求をシンジケートに突きつけます。それは〈ハイブリッド〉の開発。異星人胎児のDNAと人間のDNAを合体させた生命体を作れというのですが、これが完成するということは、異星人の入植が本格的に開始するということです。そこでシンジケートは、この実験を故意に遅らせ、その間にブラックオイルのワクチンを開発して入植を食い止めようと考えます。そんななか、チップを埋め込まれた帰還者たちが次々に焼き殺される事件が続発。スカリーとカサンドラも狙われますが、何とか一命を取り留めました。犯人は、顔を消した「反乱軍」たち↓
彼らは異星人と戦うもうひとつの宇宙人で、異星人の入植を阻止するために、異星人の実験を妨害して回っているのです。じゃあ人類にとって味方になるかというとそうではなく、異星人の〈協力者〉であるシンジケートを目の敵にしてるんですね。反乱軍の攻撃から身を守るため、シンジケートはカサンドラを保護して、ハイブリッド実験のスピードを速めることにしました。
長くなりましたが、今回とうとうカサンドラのハイブリッド化に成功します。カサンドラを異星人に差し出せば入植が始まってしまうし、かといって放置すれば、反乱軍に狙われる。ジレンマに陥ったシンジケートは、議論の末、異星人側に取り入ってカサンドラを差し出すという結論を下します。しかし、これを察知した反乱軍が、カサンドラを含むシンジケートメンバーを全滅させてしまうのです。生き残ったのはスモーキングマンとクライチェックのみ。こうして異星人の入植はとりあえずストップしましたが、異星人と人類の狭間に存在したシンジケートが消滅したことで、今後どのような展開になるのか…気になりますね。
さて、本エピソードでキーパーソンとなるカサンドラを演じるのはヴェロニカ・カートライト↓
SF映画ファンにはお馴染みの女優さん。エイリアンにもボディスナッチャーにも出てますからね。
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