イーサク・ボルイ、78歳。孤独に生きてきた老医師だ。ある日彼は、ルンド大学から名誉博士号を授与されることになった。大学までの長い道のりを自家用車で移動することに決めたイーサクは、息子の嫁マリアンを同行し、生家や老いた母の元を訪ねながら過去に思いを馳せていく。道中、彼が体験するのは、不条理な悪夢と初恋の思い出たちだった…
「野いちご」。孤独な老人のロードムービーで、出会う人々に刺激を受けながら過去と折り合いをつけていく様は、「ハリーとトント」の原型と言えるかも知れません。義理の娘と心を通わす展開は「東京物語」のテイストでしょうか。映画自体が、まるで死期に見る走馬灯そのもののような人生哀歌。ベルイマンの傑作です。マリアンを演じるイングリッド・チューリンの美しさが光る一本です。来月のNHKプレミアムシネマのラインナップに入っているので、ご興味ある方はぜひ。冒頭の悪夢シーンはインパクト大で、ホラー的ですらあります。オススメ!
(ブルーレイのみ所有ソフト:71枚目)
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