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2016年06月04日16:53

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土曜ギリギリ日記204:「サウスポー」

本日、当直前に見たのは「サウスポー」。


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世界ライトヘビー級チャンピオン、ビリー・ホープ。彼のファイトスタイルは、生来の短気さを原動力に、ディフェンスを無視してパンチを喰らうことでパワーを増幅させるというものだった。愛妻モーリーンは、そんなビリーの戦い方に不安を隠せない。このまま試合を続ければ、あと2年で廃人になる…だから試合をセーブして、と懇願するのだった。ある日、モーリーンと共にチャリティパーティに参加したビリーは、挑戦者ミゲルとその取り巻きに絡まれ、乱闘を引き起こしてしまう。その最中、誰かが銃を発砲、モーリーンが流れ弾で命を落としてしまう。そのショックから抜け殻となってしまったビリーは、タイトルを奪われ、レフェリーに暴行したかどでライセンスも停止となってしまう。さらに酒とクスリに逃げてフラフラになってしまい、幼い娘レイラも施設に取り上げらてしまった。娘を取り戻し、再び人間らしい人生を生きるため、ビリーは黒人トレーナー・ティックのジムを訪ねるのだが…


…とまあ、典型的な転落ボクサーの自己再生ドラマで、「ロッキー」も「チャンプ」も知っている者からしたら、何を今更…と思ってしまうのは否めません。アントワン・フークアの映画って、「それなりに男のセンチメンタリズムをくすぐって、それなりのカタルシスは保証するものの、特にヒネリもなく着地する」のが特徴で、予想通り本作もそうでした。ホッピーのエピソードが本筋にあまり生きておらず、ティックという人間の描き方も不完全な気もしますし、脚本が上手いとは、お世辞にも言い難いですしね。

では観る価値なし、かといえばそんなことはなく、ビリーのファイトスタイルが変わっていくサマの面白さや、アメリカン鶴瓶(ウィティカーね)の素晴らしいメンターぶりなど、高評価ポイントも数多くあります。

ボクシング映画として、見せ方・盛り上げ方の巧さは「クリード」には劣りますが、ギレンホールの凄まじい役づくりと演技には唯一無二の迫力があります。ぜひ劇場で!
ちなみに、私は泣きませんでした。ギレンホールとウィティカーが語る場面はグッときましたけどね。
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