年が明けて丙申。暦が還って、遂にと云うか、漸くと謂うべきか、はたまたやっとなのか、還暦した。
還暦迄生き延びたが、皆様とたがわず幾つ迄生きると目標にして考えてきたことはない。只、父親が死んだ年齢は目安には感じる。満67歳で死んだのであと丸々八年。あと何が出来るのか。連れ合いは「あと30年働ける。」と謂ってくれるが、それだけ生きられるのか、それだけ働かせようと云うのか。残された時間は短い。
元来はお目出度い人間なので、いやそうは見えないかも知れないが、最悪の事を七面倒くさく考えるのはそれよりはまし、と考えて仕舞うから。「丙申」とは、言葉から云うと気恥ずかしい位随分イメージがいい。そう云う人生を歩みたいもの。
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