田舎町で暮らす女子高生ポーラの家は、酪農をやっている。家族は、優しいパパとママ、とぼけた弟のカンタン。一家四人はいつも仲良く、牛の世話やチーズ作り・販売に精を出している。ただ普通の家族と違うのは、ポーラ以外は皆聾啞者ということ。接客やTVの通訳は、もっぱらポーラの役目だ。ある日ポーラは、憧れの男子生徒ガブリエルがコーラス部に入ろうとしていることを知り、勢いで一緒に入部テストを受けてしまう。すると、彼女が実は美声の持ち主であることが発覚。その才能に惚れ込んだ顧問のトマソン先生は、ポーラにパリの放送局が主催する音楽学校編入テストを受けるよう説得する。しかしポーラは二の足を踏んでしまう。自分がパリに行ってしまったら、頼りにしてくれている家族は悲しむだろうから…
「エール!」を観てきました。フランスで4週連続興収No. 1という触れ込みの作品。
以下、ネタバレでございます。



フツーに笑えてフツーに泣ける人情喜劇です。日本人が好きそうなベタベタな話。もう、あらすじだけでオチが読めます。安心してください、あなたが想像した通りの終わりを迎えます(笑)フランス人もこーゆーの好きなんですね。日本のTV局映画でもおかしく無いレベルのストーリー。とはいえ、作り込み方は邦画ではできないレベル。たとえば両親を演じた二人の手話演技の凄さ。トヨエツにやれって言ってもあんな自然に出来ないですよね。
ただ、あまりにハッピーすぎる終わり方に、感動は冷めてしまいます。エンドクレジット部分に挿入される写真から推察すると、パパ当選したっぽいですよ。弟カンタンもマチルドとくっついて、ポーラもちゃんとガブリエルとパリでアツアツ。上手くいきすぎだろ、君たち(笑)。
あと、これはポーラの家が特殊なのか、それともフランスじゃ当たり前なのか、はたまた、命の誕生を間近に見る酪農家だからなのか…とにかく性にオープンな家庭なのも気になるところ。普通の日本の家庭では、あんなあけっぴろげなセックスネタは見せられないですよ。感動作品なのに、家族で観られないというジレンマ(笑)
もう一つ。これは予告編がマジで犯罪レベル。泣けポイントをことごとく見せてしまっているので(歌う時に手話披露とか、いっちばんグッとくるとこなのに!)、感動三割減は否めませんでした。
主演のポチャカワな子は、なかなか良かったですよ。雰囲気はクロエ・グレース・モレッツ寄り。ま、お暇なら観てみては?
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