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2015年08月18日13:25

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DVD終焉の序曲:第96回『ロスト・コマンド/名誉と栄光のためでなく』

1954年5月、ディエンビエンフー。泥沼化したインドシナ戦争の前線に、ラスペギー中佐率いるフランス軍が必死の抵抗を続けていた。本部のメリース将軍に依頼した援軍を待つラスペギーが空を見上げると、なんとやってきたのはたったの一機。しかも敵に丸見えの状態で落下傘部隊が降下し始めた。メリースの失策に悪態をつきながら、降りてくるパラシュート兵を援護するラスペギーたち。結局、奮闘虚しく彼らは地元軍に敗北してしまう。が、捕虜になったのち、即座にフランスに帰国できることになった。その中で、ラスペギーの部隊とパラシュート隊員たちとの間に深い絆が出来あがる。特にパラシュート隊副隊長のエスクラビエ大尉は、ラスペギーの豪放磊落な性格に好感を持ち、帰国後ラスペギーの力になると約束する。実はラスペギーは、メリースに盾ついたことで強制退役させられることになっていたのだ。

マルセイユについた彼らは、各自の道を歩み出す。ベールト、ホアフラ、オルシニ、マールといったラスペギー腹心の部下たちは軍を退き、民間人となっていく。また部隊で大活躍した若き士官マヒディは、アルジェの実家に帰省するのだった。いっぽうエスクラビエはパリに渡り、殉職したパラシュート隊隊長クレアフォンの家を訪ね、その未亡人と面会。軍に顔がきく彼女に、ラスペギーの復隊を嘆願するのだった。

こうして、ラスペギーは無事軍に復帰することに成功する。しかし任された<第10パラシュート連隊>は、落ちこぼれの寄せ集め集団。アルジェの治安維持のため新設された部隊だった。部下を一から鍛え直すため、ラスペギーはホアフラら元の部下を再招集する。当然エスクラビエもこれに加わったが、マヒディからは何の連絡もなかった。独立運動が激化しているアルジェで、元フランス軍兵ということでテロに巻き込まれたのかも知れない・・・彼の身を案じるラスペギーであった。

過酷な訓練を経て、何とかモノになった<第10パラシュート連隊>は、ついにアルジェに向かうことになった。作戦地域はガフェスという町で、農民崩れの独立運動家たちを逮捕し、町の平和を維持するのが目的だ。最初は敵を甘く見てかかったラスペギーらだったが、到着早々、独立運動グループの手痛い歓迎をうけてしまう。彼らは最新兵器で武装した、統制のとれたゲリラ部隊であった。もはや軍隊と言ってもいい敵を前にして、士気の上がるラスペギーたち。しかしこのゲリラ軍のリーダーがマヒディであることが判明したとき、彼らの胸の内に複雑な思いが巻き起こることに・・・




「ロストコマンド(名誉と栄光のためでなく)」

アラン・ドロンとアンソニー・クインが共演という豪華な戦争映画。「さらばベルリンの灯」でおなじみのジョージ・シーガルも出ています。

フランスの植民地支配戦争の歴史を知ることができる重要な作品ですね。前半で味方だった仲間と、後半は血みどろの戦いを展開しなくてはならないという皮肉。戦場における倫理の欠落。戦争というものの醜さをきちんと描いた娯楽活劇でもありました。ただ、エスクラビエとマヒディの妹が出会うシーンなどご都合描写が目立つのも特徴で、プロット的には頂けなかったかなあ・・・


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