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2015年08月10日22:09

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白馬岳2 恐怖!遭難危機からの雲上の温泉で湯ったり

白馬岳2日目。
ちょっと早く目が覚めたので「星空を撮りたい」という義妹と一緒に外に出るが、すでに空が白み始めていて思ったような写真は撮れなかったようだ。
なので少し早いとは思ったが先に山頂に行ってご来光を待つことに。後で思えばこれは大正解で、後から後から続々と山頂に登山者がご来光を見にやってきたが、我々は一番いい特等席でご来光を拝むことができたのだった。

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ご来光。

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大雪渓の目覚め。

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小蓮華山方面。

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うっすらと剱岳が見える。

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ちなみに山頂の東側は断崖絶壁。

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山頂を後にします。

朝メシを食い、スカイプラザでホットココアを飲んでからゆっくりめに白馬山荘を出発。
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昨日は大雪渓であんなに日焼けするとは思わずに日焼け対策を怠ったが今日は稜線歩き、日焼け止めもしっかり塗ったぜ!しかし歩き始めてわりとすぐにガスが上がってきてあまり太陽は顔を出さなくなってしまった。

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まずは杓子岳へ向かう。杓子岳は巻道がついていて、山頂を踏まずにトラバースしていく人も多いらしい。我々はせっかく来たのだからと登頂することに。巻道の分岐から山頂へ直登する道はガレガレのザレザレで非常に歩きにくい。そんな苦労して登った杓子岳であるが、360度のガスにより得られた展望はゼロであった。
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ガスが稜線の下から上がってくる。

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今しがた登ってきたザレザレの杓子岳。

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続いて白馬鑓ヶ岳へ。元々はただ単に「鑓ヶ岳」という名前であったようだが、
槍ヶ岳と区別するためかはたまた白馬三山の一角としての地位を強調したいがためか白馬の名を冠して呼ばれるようになった。「しろうまやり」か「はくばやり」かは議論のわかれるところであるが、山頂の標識には「はくばやり」とアルファベットで記されている。こちらも例にもれず展望なし。晴れていれば絶好の白馬岳展望スポットであったのに。

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白馬三山縦走完了です。

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白馬鑓から下りてきた我々は少し足を伸ばして天狗山荘へ向かう。昨夜白馬山荘で相部屋だった夫婦が「天狗山荘の食事は美味しかった」と言っていたので、せめて昼メシでもと片道30分の寄り道をすることにしたのである。

天狗山荘から分岐に戻る途中で雨が降り始める。さらに雷鳴までもが鳴り始める。雷鳴はずっと遠方で響いていたのであるが、山の中で聴く雷鳴は本当に怖い。自分が自然に対して何もできないちっぽけな人間であることを痛感させられる。本来なら花咲き乱れる休憩適地である大出原も「杓子岳登らんかったらよかった」「天狗山荘行かんかったらよかった」と後悔しながらさっさと通り抜けたのであった。

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大出原。本来なら花咲き乱れるのどかな休憩適地なのだが、雷がゴロゴロ鳴っているので休憩どころではない。

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クサリ場。難易度的にはそれほどではないが、足元の岩が滑るので怖い。

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今日の小屋が見えてきた。

幸いにも雷雲は山の上にまで影響を及ぼすことなく、雨もそれほど激しく降ることもなく止む。クサリ場も無事に通過して雪渓の上まで出ると眼下に鑓温泉小屋が見える。ようやくもうすぐ念願の雲上の温泉に入れる。
ところが好事魔多し、後ろから追いついてきて一緒に下っていたおっちゃんが段差から下りる時に勢いが着きすぎて足を踏み外し崖へ投げ出されてしまった!
何とか登山道直下にしがみついて下の方に滑落はせずに済んだようだが、崖はザレザレの砂礫の急斜面で、自力で這い上がることは不可能どころか今にも崖ごと崩落して10メートルほど下にパックリと口を黒く開けた雪渓と崖の隙間に飲み込まれていきそうだ。近くにいたオレと義妹はすぐさま駆け寄っておっちゃんを確保、おっちゃんの進行方向にある石礫を取り除いて崖下へ落とし、ザックと腕を持ちながら這い上がるのを補助した。どうにか無事におっちゃんは登山道へと復帰、骨折など特に大きなケガはないようだがかなりフラフラになっているので小屋まで着かず離れず見守りながら一緒に行く。

追記:後で聞くとこのおっちゃんは喜連瓜破にお住まいの方で、本日つい先ほど(8/10)お礼の品を持って我が家まで丁重にごあいさつにみえた。

そんな予想外の事態は起こりつつもなんとか鑓温泉小屋に到着。受付を済ませ荷物を置いて早速温泉へ。

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温泉はテン場や登山道から丸見えの豪快な露天風呂。最初は一瞬躊躇するが、オッサンたちが丸出しでザバーザバーと入浴しているのを見ていると恥ずかしがっている方がアホのように思えてくる。ちなみに混浴だが女性専用の時間帯以外は露天風呂にはオッサンしか入っていなかった。
ともかくこんな山の上で温泉に入れるなんて信じられない幸せではある。ロケーションも相まって湯は最高に気持ちいい。まあ日焼けの跡が沁みて悲鳴を上げたりもしたけれども。
鑓温泉小屋は定員150名ほどの小さな小屋で、狭いからか宿泊者同士の距離も近く夕食時なども会話も弾み非常に楽しい時間となった。白馬山荘みたいなスタイルもいいがこういうのこそ山小屋の醍醐味だよなあ。
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