スマートフォン時代の法とルール
―ツイッター、SNS、動画配信サービス、携帯電話のトラブルと解決策
2011年7月10日 第1版第1刷発行
著 者 清野正哉
発行者 山本憲央
発行所 株式会社中央経済社
ISBN978−4−502−68850−8
C3034
目次
第1章 ツイッター(Twitter)
─その利用における問題点と対処方法
1.ツイッターとは
(1)ツイッターと140字以内
(2)フォローとフォロワー
(3)ツイッターとアカウント
(4)ツイッター利用のメリット
2.ツイッターと法律問題
(1)140字以内の文章・ツイートには,どのような権利が
あるのでしょうか
(2)ツイートと著作権法
(3)著作物の権利者の権利――複製権
(4)著作権法の公衆送信権
(5)著作権法の同一性保持権
(6)ツイッターと歌詞
(7)ツイッターによる同時中継と権利
(8)ツイッター利用における著作権法の例外的な対応
(9)著作権法の引用
3.ツイッターで注意すべき他人の権利
(1)ツイッター利用の際に注意しなければならない他人の権利
にはどのようなものがあるのでしょうか
(2)プライバシー権
(3)個人情報
(4)パブリシティ権
(5)商標権
(6)不正競争防止法により保護された権利――企業等の権利
(7)誹謗中傷等の名誉毀損や侮辱による侵害を受けた場合の
その保護を受ける権利
� 〔祥栖�損の場合
�◆”鄂�の場合
(8)風評等による侵害を受けた場合のその保護を受ける権利
4.ツイッターと政治活動─公職選挙法との関係
5.ツイッターとなりすまし
(1)「なりすまし」による直接的な権利侵害等を行う場合
(2)「なりすまし」と直接的でない問題
――誤情報等を投稿・発信する場合
(3)ツイッターでの「なりすまし」への対応
� ‐霾鷂擦粒稜Г�重要
�◆ゝ燭辰討�かるという姿勢
6.ツイッター利用の危険性
(1)位置情報の提供の危険性の問題
(2)捜査情報の提供の危険性
(3)意図的に誘導等するための情報に接する場合の問題
(4)意図的に流す情報だが,それによりリサーチされる場合
の問題
7.ツイッターとデマ
(1)悪意情報としてのデマへの対応
� ‖弍�策の例 1
�◆‖弍�策の例 2
(2)無意識情報としてのデマへの対応
� 峺胸厠枠�電所において爆発」?ツイッターでの情報の
伝わり方
(3)ツイッター情報に対する知識欠落等がもたらすデマ情報
(4)デマ情報への具体的な対応
� ,泙困狼燭辰討�かるという姿勢
�◆.張ぁ璽箸垢觝櫃法た欺鼎紡弍�するという姿勢
第2章 SNS・ブログ
――その利用における問題点と対処方法
1.SNSとは
2.ブログ(Blog)とは
3.SNS利用における問題点の具体例
(1)SNS利用者の視点
(2)他人への権利侵害行為
(3)SNSのメンバー以外の者の権利に関わる場合
(4)SNSと名誉棄損罪・侮辱罪
(5)SNSのメンバー同士の中での権利侵害の場合
(6)他人への不快感等を与える行為
4.そのほかのSNSのメンバー同士の中での問題事例
(1)商品やサービスの購入等への導引行為や詐欺的行為・詐欺行為
(2)刑法の詐欺罪として立件されるか?
5.SNSの管理者の視点
(1)いわゆるプロバイダ法
(2)いわゆる個人情報保護法
� )[Г量榲�
�◆)[Г梁仂櫃箸垢襦峺朕余霾鵝廚箸�
�� 法律の規定する「個人情報取扱事業者」とは
�ぁ)[Г隆靄寨�念
�ァ々顱γ亙�公共団体の責務等
�Α仝朕余霾鷦莪兄�業者の義務等
(3)SNS管理者の姿勢と対応
第3章 YouTube(ユーチューブ),ニコニコ動画
等の映像配信サービス
――映像配信サービスへの利用と参加における
問題点と解決方法
1.映像・動画等を投稿する場合の問題
(1)投稿者自身が制作等した作品における問題点は?
(2)他人の映像等に関わる著作権法上の権利
(3)著作隣接権とは
(4)実演,レコード,放送,有線放送
� ー賊蕕箸�
�◆.譽魁璽匹箸�
�� 放送と有線放送とは
(5)他人と一緒に制作する場合の問題
(6)業務上の投稿の場合――職務著作
2.画像・映像等をユーザー側が利用する場合
(1)私的複製とは
(2)違法コンテンツの私的複製の場合は?
3.著作権者が著作権の権利行使を放棄した場合
(1)権利行使の放棄による自由利用
(2)自由利用には限界がないか?
4.権利者の同意・推定的同意
5.著作権法の同一性保持権
6.作品の二次的著作物の利用権の問題
7.投稿する画像・映像とコメント
第4章 スマートフォン・携帯電話の利用における問題点と
その解決方法
1.現代人の必須アイテム
2.スマートフォン市場の拡大
3.スマートフォン依存の危険性
(1)情報の集中と情報保護への危険性の増大
(2)個人の内向的行動の増加とその危険性
4.企業活動やビジネス推進におけるスマートフォンの危険性
5.スマートフォンや携帯電話による画像・映像等の扱いと法的問題
(1)被写体の守られるべき利益・権利
(2)講演会・セミナー,イベント会場等での参加者の撮影等の問題
(3)建物等の撮影に関する法的問題
� 〃�造物と権利
�◆〃�造物内の「写真撮影禁止」の意味
�� 公道などからの写真撮影等の行為
(4)書店等での出版物(雑誌や書籍等)の記事や内容の撮影問題
【情報を盗み出す行為と法的評価】
(5)「デジタル窃盗」の問題――私的複製
(6)「デジタル窃盗」の問題――公衆送信権侵害
第5章 インターネット利用における問題点とその解決方法
─自宅等やスマートフォン等でのプライベート利用の
視点から
1.インターネットの浸透
2.電子メール(E−mail)利用における問題
(1)電子メールの機能・利便性
(2)電子メール利用における注意点
(3)電子メール利用における著作権法上の問題
� 。餌丕韻任離瓠璽襪料�受信の場合
�◆。餌丕痢並真堯砲任離瓠璽襪料�受信の場合
(4)電子メールによる著作権法以外の権利を侵害する場合の例
� ‖梢佑慮⇒�を侵害する場合
�◆ー�信者の権利を侵害する場合
(5)その他の問題
� .好僖爛瓠璽襪量簑�
�◆‥纏劵瓠璽詛�弾の問題
�� チェーンメールの問題
3.ホームページ(Homepage)
(ウェブサイト(Website))における利活用と問題点
(1)ホームページを通じた個人の情報発信と社会参加
(2)ホームページの作成・利用等における著作権法上の問題
� .曄璽爛據璽犬鮑鄒�するときの著作権法上の問題
�◆.曄璽爛據璽犬鮑鄒�するときの主体についての問題
�� ホームページを利用する際の著作権法の問題
第6章 会社や組織等でのインターネットの利活用における
問題点とその解決方法
1.インターネットやスマートフォン・携帯電話などの利用における
さまざまな問題
(1)インターネットとスマートフォン・携帯電話の利用形態の違い
(2)インターネットとスマートフォン・携帯電話の利用形態による
問題の違い
2.Web2.0
3.コンピュータネットワークにおける技術サービスの事例
(1)グリッド・コンピューティング
(2)クラウド・コンピューティング
� .�ラウド・コンピューティングの問題点
�◆.�ラウド・コンピューティングの事業等と法律問題
(最高裁判所判決を中心に)
�� クラウド・コンピューティングと著作権法等との問題
i まねきTV事件
�髻.蹈�ラク�胸�件
4.企業や組織としてのインターネットとの関わりにおける問題
(1)企業や組織の情報発信としてのインターネットとの関わり
� .曄璽爛據璽減鄒�における問題1
――社内でのホームページ作成の場合
◆知的財産法の説明
�◆.曄璽爛據璽減鄒�における問題2
――ホームページ制作を外部に委託する場合の問題
�� 著作権譲渡契約
1)著作財産権
2)著作者人格権
�ぁ|�作権契約書作成支援システムを利用して作成した,
著作権契約書の例
1)既存の原稿(エッセイ,詩,小説など)やイラスト,
写真などの利用許諾
2)写真の撮影の場合
3)イラスト作成の場合
(2)企業や組織の社員等がこのインターネットを通じての情報の
収集とその情報の獲得・データ化における問題
◆不正アクセス行為の禁止等に関する法律
(3)インターネットを通じた社内や組織内のデータ管理や
外部データへのアクセス行為の問題
� ‥纏劵瓠璽襪隆浜�問題
�◆.愁侫肇ΕД△鬚瓩阿詭簑�
1)オープンソース
1)−2 ソースコードの公開・非公開問題
2)フリーウェア
3)有料ソフトウェア
4)シェアウェア
5)ファイル交換ソフト/ファイル共有ソフト
5.他社の技術情報や製品・サービス情報の権利と調査方法
(1)他者等の技術情報や製品・サービス情報の権利
(2)特許権等の産業財産権,著作権などの調べ方
� ‘探�権等の産業財産権の調べ方
�◆|�作権の調べ方
�� 他者等の技術情報や製品・サービス情報を具体的に利用
する場合の対応方法
A その権利がまだ存在しているのかどうかの確認
1)法律があらかじめ一定の期間を設けている場合
2)法律があらかじめ一定の期間を定めていない場合
3)不法行為による損害賠償請求権の期間の制限についての規定
B その権利を制度的にも使えるのかどうかの確認が必要
C AとB以外の場合で,その利用が可能となる場合
1)権利者の許諾
2)権利者からの権利譲渡
3)権利者不明の場合 著作物の場合の文化庁長官の裁定
4)権利者との交渉不調の場合 著作物の場合の文化庁
長官の裁定
第7章 情報セキュリティ
1.情報セキュリティとは
(1)個人情報セキュリティ対策
(2)企業や組織における情報セキュリティ対策
(3)情報社会における脅威と侵害の例
� .瓠璽襪鯆未犬真�害行為の例
�◆.Εぅ襯垢亮鑪爐領�
�� ウイルス類似の例
�ぁ/�害行為の例
(4)一般的なセキュリティ対策の種類
○リスク・危険と保護対象物/者の関係
◆セキュリティ対策における対応方法論(類型1)
◆セキュリティ対策における対応方法論(類型2)
第8章 情報社会におけるその他の問題
1.防犯・監視カメラと肖像権・プライバシー
2.グーグルマップGoogleMap/グーグルアース
GoogleEarthと肖像権やプライバシー・個人情報
3.最近の電子書籍等の情報端末機器利用によるトラブルと
その解決方法─いわゆる「自炊」問題における法律問題
4.情報社会とわが国の憲法
(1)個人の尊重と精神的自由(プライバシー権,表現の自由等)
(2)個人の権利・自由と法の支配
第9章 情報社会における自力救済と法
1.情報社会における被害救済と法制度
(1)民事上の法的措置(民事裁判による場合)
� ‖山嫁綵�請求権(民法709条以下)
� 檻押〇藩兌埓嫻い砲茲訛山嫁綵�請求権(民法715条)
�◆〆校濱禅畍◆米探�法第100条,著作権法第112条,
不正競争防止法第3条第1項,商法第12条第2項,
会社法第8条第2項など)
�� 不当利益返還請求権(民法703条)
�ぁ〔祥晴麌�措置請求権(民法723条,著作権法115条)
�ァ〆通撹塒�行による損害賠償請求権(民法415条)
(2)民事裁判によらない解決措置(和解,仲裁,調停,あっせん)
� ]族髻別泳。僑坑犠髻�
�◆|膾曄蔽膾柬 �
�� 調停(民事調停法)
�ぁ,△辰擦鵝蔽�作権法106条)
(3)刑事上の法的措置要求(告訴,告発)
(4)行政上の法的措置等の要求
� 々埓�上の法的措置
�◆々埓�機関による措置
2.自力救済
(1)自力救済とは何か
(2)正当防衛と緊急避難との違い
� \掬�防衛
�◆ゞ杁淅鯑�
�� 民法上の考え方
(3)情報社会での自力救済とは許されるのか
3.事例問題と解決方法
○ポイント
(1)事実上の対応方法
(2)法的対応・解決方法
� /�害される権利の確認
�◆)‥�救済策の確認
�� 具体的な対応
�ぁ〃沙�法に基づく措置
●参考資料《著作権法テキスト》
�機|�作権法とはどのような法律か
1.著作権法の全体概要
2.著作物とは何か
(1)「思想又は感情」の表現であること
(2)「創作的」なものであること
(3)「表現したもの」であること
(4)「文芸,学術,美術又は音楽の範囲に属するもの」であること
3.著作物の例示
(1)小説,脚本,論文,講演その他の言語の著作物(10条1項1号)
(2)音楽の著作物(10条1項2号)
(3)舞踊又は無言劇の著作物(10条1項3号)
(4)絵画,版画,彫刻その他の美術の著作物(10条1項4号)
(5)建築の著作物(10条1項5号)
(6)地図又は学術的な性質を有する図面,図表,模型その他
の図形の著作物(10条1項6号)
(7)映画の著作物(10条1項8号)
(8)写真の著作物(10条1項8号)
(9)プログラムの著作物(10条1項9号)
4.二次的著作物・編集著作物・データベースの著作物とは何か
(1)二次的著作物
(2)編集著作物
(3)データベースの著作物
5.著作権法の保護の対象となる著作物とその保護の対象に
ならない著作物
(1)著作権法が保護する著作物
(2)著作権法の保護の対象とならない著作物
�供|�作者について
1.著作者の定義
2.著作者が誰であるか(著作者の推定)
3.著作者が複数の場合
4.職務著作(法人著作)
(1)法人その他使用者の発意に基づくこと
(2)その法人等の業務に従事する者が職務上作成する著作物
であること
(3)その法人等が自己の著作の名義の下で公表するものであること
(4)その作成の時における契約,勤務規則その他に別段の定めが
ないこと
5.映画の著作物の著作者
�掘|�作者の権利
1.著作者人格権
(1)公表権
(2)指名表示権
(3)同一性保持権
(4)名声・声望保持権
(5)著作者人格権の一身専属制とその保護(59条・60条)
2.著作財産権
(1)複製権(21条)
(2)上演権・演奏権(22条)
(3)上映権(22条の2)
(4)公衆送信権(送信可能化権)・公衆伝達権(23条)
(5)口述権(24条)
(6)展示権(25条)
(7)頒布権(26条)
(8)譲渡権(26条の2)
(9)貸与権(26条の3)
(10)翻訳権,翻訳権等(27条)
(11)二次的著作物の利用に関する原著作者の権利
�検|�作隣接権
1.著作隣接権とは
2.実演家・レコード製作者・放送事業者・有線放送事業者の
有する著作隣接権の内容
�后|�作権・著作隣接権の保護期間
1.著作権の保護期間の原則
2.団体名義の著作物の保護期間
3.映画の著作物の保護期間
4.著作権の保護期間の計算方法
�此|�作物を自由に利用できる場合
1.著作物の自由利用に関する具体的な場合
(1)私的使用のための複製(第30条)
(1−2)私的使用のための複製の例外
(2)図書館等における複製(第31条)
(3)引用(第32条)
(4)教科書用図書等への掲載(第33条),学校教育番組の放送等
(第34条)ほか
(5)点字による複製等(第37条),聴覚障害者等のための複製等
(第37条の2)ほか
(6)時事問題に関する論説の転載等(第39条),政治上の演説
等の利用(第40条)ほか
(7)翻訳,翻案等による利用(第43条),放送事業者等による
一時的固定による利用(第44条)ほか
2.著作物の自由利用と著作者人格権との関係
�察|�作権・著作隣接権の変動
1.著作権・著作隣接権の全部または一部の譲渡
2.著作者人格権・実演家人格権の扱い
3.著作物の利用許諾
4.出版権の設定
5.文化庁長官の裁定による著作物の利用・放送・録音
6.著作権・著作隣接権の消滅
(1)保護期間の終了
(2)著作権者の死亡・著作権者である法人の解散
(3)映画の著作物の著作権
(4)著作権者・著作隣接権者の放棄の場合
�次|�作権の侵害
1.著作権の侵害の種類
2.著作権侵害に対する権利者の法的措置の種類
3.著作権の侵害に対する刑事上の措置
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