遂に旧エストネルに集結している妖魔・魔族殲滅作戦が始まる。各国は7か所から同時に進軍する。我々はベルリール側から進軍。
その前に、我々の部隊「アルビオン」のメンバー変更が行われる。ピクシーのルーナは我々と行動を共にする理由もなくなり、アルビオンから離脱。おそらく故郷へ帰ったと思われる。「思われる」と書いたのは、そういった演出がいっさいなかったためである。代わりに商家の娘であるアミリィ・メイフィールドが加入した。
アミリィ・メイフィールド 15歳・女性・ヒューリン(ハーフブラッド:リャナンシー)
プリースト/バード/テイマー
世界的規模で活躍している商家メイフィールド家の次女。アルディオン大陸に商圏を広げに、見聞を広げる目的でやってきた。
戦乱の地、アルディオンへやって来るだけあって、冒険者としての能力も高い。しかしレイウォールの軍部に民間人協力者として編入されるのも気の毒だな。
なお、今回はパラディンのジェイスは、PLさんがお仕事の都合で不参加。ジェイスは魔導鎧の開発のアクシデントで今回の任務には参加できないとした。
ルーナのお別れのシーンやアミリィの合流シーンなどはいっさい行われず、上官から今回の作戦について説明が始まる。今回の作戦は「飛行状態」「高い移動力」「灯りなしでの暗闇対策」が求められる。各自、装備を整える。自分のPC、ソーサラーのリザベートは、鎧の能力で飛行状態になれるし、飛行状態になると移動力が15上がる。《インフラビジョン》があるので暗闇でも大丈夫。いっぽう、エクスプローラーのインは飛翔符に暗視ゴーグルに、出費がかさむ。
まずは作戦ポイントへ移動。FS判定をし、4ラウンド以内に完了値15を目指す。これだけ聞くと、さほど難しそうではない。ということは難易度が高いということか。
まずは難易度18の【筋力】判定。隊長のウォーロード、ミオネットが足場の悪い道を開拓していく。1ラウンドでは【筋力】判定は抜け切れず。
次のラウンドになんとか悪路も突破し、【筋力】判定から、難易度16の【幸運】判定に切り替わる。
リズ「で、どんな感じで【幸運】判定ですか?」
GM「さぁ?」
リズ「『さぁ?』って………。」
PLがGMに情景描写を求めて答えが返ってこなかったのは、24年間TRPGをしてきて初めてのことである。これはある意味、貴重な体験と言っていい。
何だかよく分からない判定を、新規参入者のプリーストのアミリィが《アンプロンプチュ》による代用判定でこなしていく。その後、難易度17の【敏捷】判定、難易度17の【精神】判定と続き、FS判定をクリア。
我々が着いたポイントではすでに戦いが始まっており、敵側の圧倒的勝利で終わった。山と山に挟まれた渓谷での戦いは、ゼラチナスフォートレスほどの大きさのあるエネミーがビームでシーン攻撃。さながら、『風の谷のナウシカ』の巨神兵のようである。
索敵で飛行状態で近づくと、謎の高射砲に撃ち落とされ、敵の素性も分からず。この戦いで、レイウォール側は1割の戦死者を出し、半数以上が負傷。
劣勢ではあるが、ここであのエネミーに突破されると、後ろの街は壊滅するだろう。強いては本国への侵入を許すことになる。ここでの戦いに敗北の二文字はない。
上官は次の作戦を指示した。山を使い、敵に見つからないように接近する。そのためには夜間に灯りをともさずに移動(明度1)。地面ギリギリの飛行なら撃ち落とされることはないと言う。山は2つあるので別の部隊を反対に向かわせての挟撃作戦を提案するも、反対側の山はほぼむき出しで隠れるところがないという。
2度目のFS判定。判定が切り替わるごとにシーン持続のスキルやアイテムの効果が切れる。が、シーンが終了する訳ではないので、「シーン1回」スキルが再び使えるようになる訳ではない。インは移動力が低いので、ミオネットの乗り物に同乗状態となる。
条件は1回目と同じ。難易度25【知力】→難易度25【感知】→難易度18【幸運】→難易度25【筋力】のFS判定をわずか2ラウンドでクリア。
セッションの時間はこの段階で14時。早い気もするが、ここからクライマックス。ボスのいるところまで200メートル。しかも、戦場は2マップ(5×5の戦場マップ1枚で1マップ)しか視界がきかない。途中の敵を撃破なりまくなりして、早く200メートル走破してボスのいるマップにたどり着きたい。
しかもボスと高射砲は射程が200メートル以上あるらしく、シーンに登場していなくても攻撃してくる!今回の戦闘で一番厄介なのがこれ。マップの移動は、シーンには最大2マップしか表示されないので、移動に遅れると「スクロールアウト」となる。強制スクロールアクションゲームではお馴染みなアレだ。
まず、GMオリジナルの人造生物が2種類現れる。うちひとつは《超大型》。もうひとつも《足止め》を持っている。《超大型》種に近づかないように、全力でマップを走破する作戦で行く。
が、《足止め》種が3体、リズにエンゲージしてGMは封鎖を宣言。《足止め》種は飛行状態ではないが、GMは封鎖は飛行状態であるか否かは関係ないと裁定(註1)。これに異を唱えるPLが現れるも、ここではGM裁定に従う。
幸い、《足止め》種も《超大型》種も、飛行状態のキャラクターは攻撃できない。地を這っているエネミーは歩行キャラクターしか攻撃の対象に出来ないらしい。飛行状態のキャラクターには攻撃できないのに移動は阻害されるという、謎な現象が発生する。
ボスはレールガンで単体に攻撃。命中性能は2D+37。他に、イニシアチブプロセスでミサイルでシーン攻撃も可能。弾によって貫通ダメージだったり、効果はいろいろ。さらに《二回行動》もある。
我々は走破作戦を諦め、殲滅作戦に切り替えた。新しいマップに侵入すると、エネミーが登場する。人造生物が多く、性能はだいたい同じ。毒や衰弱、恐怖に耐性があり、新規参入のアミリィの《シックネス》3が使えない。
残り50メートル。最後の2マップが表示され、ようやくボスが姿を現す。最後のマップは柵が行く手を阻む。インが柵ごと《レイザーストーム》。《フェンサー�機佞和仂櫃�多ければ多いほどダメージが上がる!
そんなこんなでボスだけが残る。ここでリズ、攻撃するには間合いを詰めないと、と思い、プリーストのアミリィの《プロテクション》の射程から外れてしまうという痛恨のミスを犯してしまう。案の定、リズは戦闘不能に。アミリィが蘇生してくれなかったらキャラロストしていたに違いない。
ボスへの攻撃にアミリィが《シックネス》。ボスは《バッドステータス無効》でこれを打ち消そうとするも、インがこれを《インタラプト》。その後、リズの《リゼントメント》込みの攻撃で284点、ミオの《ボルテクスアタック》込みの攻撃で354点と、じわじわとボスのHPを削りに行く。
やはり衰弱が効いたのか、なんとかボス撃破。
帰還すると、我々は英雄扱いに。妖魔・魔族側の秘密兵器を打ち破ったのは大きい。
第22話「暁の閃光」
獲得成長点:180点
得られたお金:41575G
14時に始まったクライマックス戦闘も、20時直前までかかった。やってることは8マップ、つまり、8回の戦闘を1回の戦闘でやるのだから、時間もかかるだろう。
シーン外から攻撃とか、反則だよね(笑)。対象が見えないんじゃ《インタラプト》も出来ないし。
自分のキャラクターの位置取りを間違えるという大チョンボを犯したのは痛い。長時間セッションで判断力が低下したか?割と致命的なミスだっただけに今後は気を付けたい。
マップ移動シーン制にしたのも頷ける。今回はジェイスがお休みだったとはいえ、シーン攻撃が2枚あるので、あっという間に蹂躙されてしまうからね。
今思えば、リズとしてキャラクターとして発言した台詞は、ひとつもなかったな………。
本来は今回でキャンペーンもひと段落する予定だったが、ジェイスのPLさんがお休みだったので、「もうちょっと、つづくのぢゃ!」。
(註1)…
自分がGMする『アリアンロッド2E』「G.O.D.」の参加プレイヤーさんへ。
“この状況”が発生したら、うちでは「飛行状態のキャラクターは封鎖の影響を受けない」と裁定しますので安心してください。封鎖では【行動値】の対決に勝利すると離脱が可能になります(R1 P240)。飛行状態のキャラクターは、敵とエンゲージしていても、敵が飛行状態でない限り、そのエンゲージから戦闘移動や全力移動が出来ます(R1 P275)。つまり飛行状態のキャラクターには離脱のルールが発生しません。封鎖は「離脱が難しい」ものとします。
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