■「お母さんってすごい」気づいた ママ講師も自信に
(朝日新聞デジタル - 12月25日 14:04)
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授業後、多くの生徒が街でベビーカーを押すママの姿が気になるようになった。孫花英(そんふぁよん)さん(17)は「スロープはお母さんのためのものでもあったんだ」。大口陽向(ひなた)さん(18)は町で声をかけるお手伝いをした。「この授業を受けなかったら、大変そうやな、で終わってた」
授業には、ママが講師となって結婚や出産について話す時間がある。赤裸々な体験談は、生徒の心にストレートに響くようだ。「教科書で学べない大切な命の授業ができています」と兼子美佐教諭(46)。
「授業はママの成長の場でもあるんです」と言うのは、ママ講師を束ねるトレーナーの森田美香さん(43)。無条件にかわいがられる赤ちゃんを見て、この子を育てたのは自分なんだと自信が持てるのだという。
「子どもと2人きりの生活を送るママは、社会で認められる場がなく、孤独で不安。自信を持てれば、活動的になるママは増えるはず」
兵庫県伊丹市の川岸恵里さん(27)は以前、独身の友だちに「毎日何してるの?」と聞かれるのが嫌だった。子育ては何かをしているうちに入らないのか、と。でもママ講師になって「お母さんの力ってすごい」と言われ、「毎日子育てしてるよ」と胸を張れるようになった。
同県淡路市の片岡加奈子さん(43)はダウン症を持つ次女來紀(らき)ちゃん(2)と活動中だ。出産直後は周りの心ないことばに引きこもっていたが、テレビで赤ちゃん先生を知り「これだ」と参加した。「求められれば、どこにでも飛んで行きます」
プロジェクトを進める神戸市のNPO法人「ママの働き方応援隊」代表の恵夕喜子(めぐみゆきこ)さん(57)は言う。「働けないママは子どものせいにして、働くママは子どもに謝る。多くのママが自分の能力に気づいて、自信をもって生きてほしい」(文・写真 佐藤慈子)
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